【子音・母音シリーズ】[θ]の発音を徹底解説!「think」と「sink」を言い分けるコツ
![【子音・母音シリーズ】[θ]の発音を徹底解説!「think」と「sink」を言い分けるコツ](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1465147596-1024x576.jpeg)
![【子音・母音シリーズ】[θ]の発音を徹底解説!「think」と「sink」を言い分けるコツ](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1465147596-1024x576.jpeg)
thinkがsinkに、threeがseeやfreeに聞こえてしまう…。「TH」の正しい発音は、多くの日本人英語学習者にとって永遠の課題です。
その鍵を握るのが、発音記号[θ]の音。
この記事では、日本語にはない[θ]の音を出すための、舌の位置や息の出し方のコツを分かりやすく解説します。
目次
[θ]の音とは? [s]の音との決定的な違い
![[θ]の音とは? [s]の音との決定的な違い](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1432468224-1-1024x655.jpeg)
![[θ]の音とは? [s]の音との決定的な違い](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1432468224-1-1024x655.jpeg)
[θ]の音をマスターするためには、まずこの音がどのような音で、日本人が無意識に置き換えてしまう[s]の音と何が違うのかを、理論でしっかり理解することが重要です。
[θ]の基本
[θ]は、スペルthで表される無声音(声帯を震わせない、息だけの音)です。think, three, math, both などに含まれます。
この音の最大の特徴は、「舌先を上下の歯で軽く挟み、その隙間から息を『スーッ』と摩擦させて出す」ことです。
日本語の「サ行」や「タ行」とは全く異なる、舌の使い方が最大のポイントになります。
[s]と[θ]の音を混同しないために
日本人が[θ]を発音する際、無意識に[s]の音に置き換えてしまうことがほとんどです。
ネイティブスピーカーにとって、sink(沈む)とthink(考える)は全く別の単語です。この違いを生み出す、決定的なポイントを見ていきましょう。
- [s]の音:
舌先を歯で挟まず、上の歯茎の裏あたりに近づけます。そして、唇を少し横に引き、歯を閉じた隙間から「スーッ」と鋭い息を出します。 - [θ]の音:
舌先を上下の歯で軽く挟んで固定します。そして、その狭い隙間から「フー」または「スー」と息を漏らすように出します。
「舌を歯で挟むか、挟まないか」、これが二つの音を分ける全てです。
動画で正しい舌の位置をマスターしよう


[θ]の音を出すための繊細な舌の位置や息の加減は、動画で視覚的に確認するのが最も効果的です。
動画で示されているように、舌先をほんの少しだけ(1〜2mm程度)歯の間からのぞかせるのがコツです。
舌を強く噛んだり、出しすぎたりすると、かえって不自然な音になってしまうので注意しましょう。
例文で[θ]を声に出して練習してみよう
![例文で[θ]を声に出して練習してみよう](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1698850735-1024x683.jpeg)
![例文で[θ]を声に出して練習してみよう](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1698850735-1024x683.jpeg)
ルールとコツが分かったら、実際に声に出して練習しましょう。
特に、[s]や[f]の音と交互に発音する「ミニマルペア」の練習が、音の違いを脳と口に覚えさせるのに非常に効果的です。
[θ]の単語例
まずは[θ]の音に慣れましょう。舌を軽く挟むことを常に意識してください。
- think [θɪŋk]
- three [θriː]
- month [mʌnθ]
- math [mæθ]
- both [boʊθ]
ミニマルペアでの比較練習
次に、[s]や[f]と[θ]の音を交互に発音して、その違いを体感します。
- sink [sɪŋk] vs think [θɪŋk]
- see [siː] vs three [θriː]
- free [friː] vs three [θriː]
- mouse [maʊs] vs mouth [maʊθ]
まとめ
![【子音・母音シリーズ】[θ]の発音を徹底解説!「think」と「sink」を言い分けるコツ](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1656174113-1024x574.jpeg)
![【子音・母音シリーズ】[θ]の発音を徹底解説!「think」と「sink」を言い分けるコツ](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/10/AdobeStock_1656174113-1024x574.jpeg)
今回は、日本人が最も苦手とする子音の一つである[θ]の発音について解説しました。
「舌を軽く挟んで息を出す」という単純な動作ですが、長年の日本語の発音の癖があるため、独学で正しく習得するのは非常に難しい音です。
「正しく挟めているか」「息の量は適切か」といった点を、自分一人で客観的に判断するのは困難です。
TORAbitでは、シャドーイングのプロフェッショナルがあなたの音声を毎日丁寧に添削。
今回の[θ]の発音はもちろん、[s]や[f]との違いなど、自分では気づきにくい細かな発音の癖を的確にフィードバックします。
独学の限界を超え、ネイティブに通じるクリアな発音を手に入れたい方は、ぜひTORAbitでプロの指導を体験してみてください。
関連記事:【子音・母音シリーズ】[ʃ]の発音を徹底解説!「sea」と「she」を正しく言い分けるコツ
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。






















![TORAIZ[トライズ]](https://toraiz.jp/english-times/assets/img/banner/toraiz_main.png)