英検準2級長文のコツ・解き方&勉強法まとめ
「英検準2級の長文が不安」「どうやって対策をすればいいのか分からない」といったお悩みをお持ちではありませんか?
そこで今回は、英検準2級長文のコツと勉強方法についてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、英検準2級の長文対策に必要な知識が一通り手に入りますよ。
英検準2級の詳しい情報については、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:英検準2級のレベルは?合格点や合格率、TOEIC換算スコアを解説
目次
英検準2級長文の概要
まずは英検準2級長文の試験概要について、簡単にまとめました。
英検準2級の一次試験は、大問1〜5の5つで構成されています。大問1〜4がリーディングで、大問5がライティングです。
そして大問1〜4のうち3と4が長文問題にあたります。
大問3が長文の語句空所補充問題で、大問4が長文の内容一致問題です。大問3、4の例題は以下の通りです。
英検準2級の過去問と模範解答は、英検公式サイトにて、過去3回分無料で公開されています。
大問3は合計6問、大問4は合計7問です。また大問3も4も1問120秒で解くことが推奨されています。
英検準2級長文のコツ&解き方5つ
知っているだけで英検準2級の長文問題が解きやすくなる、コツ&解き方5つを紹介します。
- タイトルから長文の内容を予測する
- 大問3は空欄がある文とその前後から読む
- 大問4は質問文を読んでから長文を読み始める
- 大問4は答えの根拠となる箇所に線を引きながら解き進める
- 大問4の長文は質問文の順番通りに構成されている
それぞれ詳しく見てみましょう。
タイトルから長文の内容を予測する
英検準2級の長文では、タイトルを読まずに最初から長文を読み始めてしまう方がいます。
しかしタイトルは長文の概要を把握する上で大切なので、毎回読むようにしましょう。タイトルは2〜3単語程度なので、タイトルを読んだからといって時間のロスに繋がることもありません。
例えば冒頭で紹介した大問3の例題では、「A Voice from the Past」がタイトルです。また大問4の例題では「subject」と書いてある箇所の「Movie festival」がタイトルです。
大問4のようなメールだとタイトルの場所がわかりづらいので注意しましょう。
また大問4の例題では、タイトルのみならず、「To」や「From」といった箇所も見逃すべきではありません。
ここをきちんとチェックすることで、「誰から誰に当てた何というタイトルのメールなのか」を頭に入れた状態で長文を読み始められます。
大問3は空欄がある文とその前後から読む
英検準2級長文の大問3の語句空所補充問題は必ずしも全文読む必要はありません。
空欄がある文章や、空欄がある文章の前後を読むだけで解ける問題も存在します。空欄やその前後だけで問題を解けた方が時間の節約になり、他の難しい問題に費やす時間を確保できます。
よって最初から全文を読もうとするのではなく、空欄やその前後の文章だけで解けないかどうかを試してみましょう。空欄やその前後の文章だけで解けない場合は、徐々に読む範囲を広げましょう。
冒頭で紹介した大問3の例題2問も、実は空欄の前後の文章を読むだけで解けてしまいます。
最後まで問題を解いて時間が余っている際は、見直しとして最初から長文を読んでもいいでしょう。
大問4は質問文を読んでから長文を読み始める
英検準2級長文の大問4では、長文を読んだ後に質問文を読むのではなく、質問文を1つだけ読んでから長文を読み始めましょう。
長文を全て読んだ後に質問文を1つずつ読んでも、長文の冒頭に何が書かれていたかを忘れてしまい、正しい答えを選ぶことはできません。
一方で質問文を1つだけ頭に入れ、その質問文の答えを探しながら読み進めれば、効率的に長文問題を解き進められます。
具体的には以下のような流れで問題を解き進められます。
- 設問1の質問文を頭に入れる
- 長文を読んで設問1の答えを見つける
- 設問2の質問文を頭に入れる
- 長文を読んで設問2の答えを見つける
上記の順番で長文を読むことで、同じ箇所を何度も読むことなく、問題を解き進められます。
大問4は答えの根拠となる箇所に線を引きながら解き進める
英検準2級長文の大問4では、答えの根拠となる箇所に線を引きながら問題を解き進めましょう。
答えの根拠となる箇所に線を引くことで、見直しが効率的に行えます。見直しの際にまた1から長文を読み直していては、時間がかかってしまいますからね。
英語の資格試験によっては、試験中に問題用紙への書き込みが認められていないものもあります。しかし英検では、試験中の問題用紙への書き込みは認められています。
見直しの際に確認したい、合っているか分からない問題はチェックをつけておくと、より効率的に見直しを行えますよ。
大問4の長文は質問文の順番通りに構成されている
英検準2級長文の大問4では長文が2つ出題されます。1つ目の長文には3つの設問、2つ目の長文には4つの設問がついています。
大問4では、3つ目の設問の答えが長文の冒頭にくることはありません。
1つ目の設問の答えは冒頭に、2つ目の設問の答えは1問目の答えの後に、3つ目の設問の答えは2問目の後にという形で、順番通りに構成されています。
このことを頭に入れて英検準2級長文の問題を解くと、答えがおおよそどのあたりにあるのかを推測できて効果的です。
英検準2級長文で高得点を取得するための勉強法
英検準2級で高得点を取得するための勉強法は以下の3つです。
- 単語学習
- 文法学習
- 速読
それぞれ詳しく見てみましょう。
単語学習
単語が分からないことには長文は読めません。語彙力に自信がない方は、まずは高校2年生レベルまでの単語を学習しましょう。
高校2年生レベルの単語を8割程度覚えられてから、長文の学習をするべきです。
問題演習で長文を読む中で見つけた分からない単語も、その都度覚えるようにしましょう。
英検準2級の単語学習については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:英検準2級の頻出単語一覧とおすすめ単語帳・アプリまとめ
関連記事:英検でる順パス単の概要や効率的な使い方を紹介【アプリも】
文法学習
英検準2級の長文を詳しく理解するためには、中学・高校レベルの文法知識が必要です。文法知識を手に入れることで、長文のより細かな意味まで掴めるようになります。
単語だけだと、長文の細かな意味までは掴めませんからね。
長文問題を解いて答え合わせをする中で、分からない文法単元があれば、その都度文法書を使ってその文法単元を調べるようにしましょう。
文法は単語のような暗記ではなく、しっかりと意味を理解することが大切です。1つ1つ時間をかけて対策しましょう。
関連記事:英検準2級ライティングの対策や使える表現、過去問の入手方法まとめ
速読
長文読解には速読力が欠かせません。速読力がなければ、時間内に問題を解き切ることができません。
速読力をつけるためには、十分な語彙力と文法力を付けた上で、時間を計って問題演習に臨むようにしましょう。普段から時間を計って急いで問題を解くことで、その速度が普通になります。
問題を解くのにおすすめの速度は、1問120秒です。
まとめ
英検準2級長文のコツと勉強方法についてまとめました。
早速今回紹介したコツや勉強方法を実践してみてください。
英検準2級の詳しい情報については、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:英検準2級のレベルは?合格点や合格率、TOEIC換算スコアを解説
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。