英検ESGとは?試験概要や問題形式、申込の流れを徹底解説
「英検は聞いたことがあるけど、英検ESGって何?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
英検ESGは、小学校卒業時の英語力目標の到達状況を、学習指導要領の定める範囲内で確認することができる試験です。
今回は、そんな英検ESGの試験概要や問題形式、申込の流れなどについてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、英検ESGに関する情報が一通り手に入りますよ。
目次
英検ESGとは?
英検ESGのESGは「Elementary School Goals」の略です。
英検ESGは、小学校卒業時の英語力目標の到達状況を、学習指導要領の求める範囲内で確認することができます。
合格/不合格ではなく、学習到達度を客観的な指標(CSEスコア)を用いて評価するアセスメントで、「自分は英語を使って何ができるのか?」をご自身で確認できます。
会場は全国の塾です。現在塾に通っている方は、その塾が英検ESGに参加している場合、英検ESGの受験ができます。現在塾に通っていない場合も、一般受験者を受け入れ可能な塾があるので英検ESGを受験できます。
英検ESGの試験概要
英検ESGの試験概要は以下のとおりです。
- 参加資格:小学校5年生・6年生
- 受験料:無料
- 試験形式:放送される音声と問題冊子に沿って、鉛筆でマークシートに解答
- 技能数:2技能(リスニング、リーディング)
- 試験時間:30分 ※問題配布・回収時間を除く
- 出題範囲:小学校の学習指導要領に沿う
- スコアレポートの返却:12月中旬以降に英検協会より各塾に返却しますので、受験者は各塾よりお受け取りください。受験者個人宅宛ての送付はございません。
小学5年生・6年生で習う英語
英検ESGの出題範囲は「小学5年生・6年生」です。小学5年生・6年生で習う英語とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。以下にまとめました。
まず小学5年生・6年生で習う英語の目標は以下の通りです。
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
⑴ 外国語の音声や文字,語彙,表現,文構造,言語の働きなどについて,日本語と外国語との違いに気付き,これらの知識を理解するとともに,読むこと,書くことに慣れ親しみ,聞くこと,読むこと,話すこと,書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。
⑵ コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,身近で簡単な事柄について,聞いたり話したりするとともに,音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりして,自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。
⑶ 外国語の背景にある文化に対する理解を深め,他者に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
(引用:小学校学習指導要領(平成29年告示)|文部科学省
英検ESG申し込みの流れ
英検ESG申し込みの流れは以下のとおりです。
- 参加したい塾を選択
- 塾に問い合わせ
- 参加申し込み
- 英検ESG受験
- スコアレポート受け取り
現在通っている塾が英検ESGを実施する場合は、塾側から案内があるはずです。現在通っている塾が英検ESGを実施しない場合や現在塾に通っていない場合は、自ら英検ESGの手続きを行わなければなりません。
英検ESGの問題形式
英検ESGの問題形式は以下のようになっています。
リスニング
- 第1部:5問
- 第2部:5問
- 第3部:5問
- 第4部:5問
リーディング
- 第5部:5問
- 第6部:5問
- 第7部:5問
- 第8部:5問
英検ESGに向けて対策をする必要はある?
英検ESGは学校で習った英語の習熟度合いを測るための試験です。よって英検ESGのために特別な対策をする必要はありません。
英検ESGが何か受験等に役立つこともありませんからね。
小学生のうちから子供に英語を学ばせたいのであれば、通常の英検を受けるのがおすすめです。
英検を受験すれば、中学・高校の英語を先取りできます。また3級以降はスピーキングテストもあるため、英会話力も身につきます。
英検については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】英検5級のレベル・勉強法・合格率・合格点まとめ
関連記事:英検4級はどんな人が受ける?合格点や勉強法は?具体的にわかりやすく解説!
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
関連記事:英検準2級のレベルは?合格点や合格率、TOEIC換算スコアを解説
関連記事:【保存版】英検2級のレベル・難易度・合格率・勉強方法など完全まとめ
関連記事:【完全版】英検準1級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
関連記事:英検1級のレベルや合格点・合格率はどのくらい?4つの観点から解説
小学生には英検ESG以外にもおすすめの試験が複数ある
小学生が受けられる英語試験は、英検ESGや通常の英検だけではありません。ここでは以下2つの小学生におすすめの英語資格試験について紹介します。
- 英検Jr.(ジュニア)
- GTEC
それぞれ詳しく見てみましょう。
英検Jr.(ジュニア)
英検Jr.は、児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年に開発した児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテストです。
(引用:英検 Jr.)
英検のような「いかにも試験」といった問題形式とは異なり、クイズのように楽しく問題を解き進められるようになっています。
かつては児童英検と呼ばれていたため、そちらの名前なら聞いたことがある方もいるかもしれません。
時間がある方は、以下のリンクより、サンプル問題を解いてみましょう。
関連記事:英検 Jr.(ジュニア)とは?試験概要や英検との違い、どちらを受けさせるべきかについて解説
GTEC
GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している、小学生から社会人まで英語力を測定できる英語4技能検定です。Global Test of English Communicationの頭文字をとっています。
- 小学生から社会人までが自分のレベルにあった試験を受けられる
- 小学生向けの試験からスピーキング試験やライティング試験を導入している
以上の2点から注目を集めている試験です。
GTECには以下3つの種類があります。
- GTEC Junior(小学生向け)
- GTEC(中高生向け)
- GTEC(大学生社会人向け)
またそれぞれが以下のように3つから4つの問題タイプに分かれています。例えば「GTEC Junior(小学生向け)」は以下のように分かれています。
GTEC Junior(小学生向け)
- Junior1(小5)
- Junior2(小6)
- Junior Plus(中1〜)
関連記事:GTECとは?概要やスコアの仕組み、受験のメリットを解説
まとめ
英検ESGの試験概要や問題形式、申込の流れなどについて解説しました。
英検ESGを受ける機会があるのであれば、早速受けてみましょう。またそうでない場合も、ぜひ他の英語資格試験を受けてみてください。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。