IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
世界的に有名な英語資格試験のIELTS。「名前は聞いたことあるが詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- IELTSとは?
- IELTSの試験内容
- IELTSを受験するメリット・デメリット
について解説します。
本記事を最後までチェックして、IELTSに関する理解を深めましょう。
目次
IELTSとは?
IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略で、日本国外への留学や移住の際に必要とされる英語の資格試験です。ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシルが運営を行っています(日本では、英検を運営する日本英語検定協会がIELTSの運営も行っています)。
IELTSは、全世界で毎年約140万人近い方が受験しています。受験形式は、ペーパーとコンピューターがあります。
受験料は25,380円です。他の英語資格試験と比べると、やや高額です。
IELTSには2つの種類がある
IELTSには、アカデミックモジュールとジェネラルモジュールの2つ種類があります。
リスニングとスピーキングに関しては、どちらの試験を受けても問題は同じです。しかしリーディングとライティングに関しては問題が異なります。
アカデミックモジュール
アカデミックモジュールは、主に海外留学をしたい方、英語圏で医師や看護師になるための申請をする方向けの試験です。名前の通りアカデミック(学問的)な用途で使われます。
イギリスやオーストラリアなどの大学に留学する際には、IELTSを提出しなけばならないことが多いです。もちろんアメリカでもIELTSのスコアが求められることはありますが、アメリカの場合はTOEFLスコアが求められる場合が多いです。
関連記事;TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説!
アカデミックモジュールでは、ビジネスや科学など、学問的なジャンルに関する問題が出題されます。
ジェネラルモジュール
ジェネラルモジュールは、海外留学に加えて、海外への移住を検討している方向けの試験です。移住後に生活に困らないレベルの英語力を有していることを証明します。ジェネラルモジュールは、アカデミックモジュールと比べると比較的簡単な問題が出題されます。ビジネス系の問題は少なく、日常生活に沿った問題が多く出題されます。
IELTSの試験内容
IELTSは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能の能力を測定できる試験です。各技能の試験内容をまとめました。
リスニング
リスニングは、試験時間30分とマーク時間10分の合計40分間の試験です。40問の問題が出題されます。マークする時間が別途設けられているので、急いでマークする必要もありません。
IELTSのリスニングは4つのセクションで構成されています。
- Section 1: 日常的な会話
- Section 2: 日常生活を扱った説明
- Section 3: 学術的な会話
- Section 4: 学術的な講義
TOEICやTOEFLと異なり、リスニング中にメモを取ることも可能です。
リーディング
リーディングは、試験時間60分の試験です。40問の問題が出題されます。
ライティング
ライティングは、試験時間60分の試験です。2つのタスクで構成されています。
- Task1:グラフや図表などを分析・説明する
- Task2:与えられた主張や議論について、自分の意見をまとめる
スピーキング
リーディングは、試験時間11〜14分の試験です。試験官と1対1での面接です。3つのセクションで構成されています。
- Section1:自己紹介
- Section2:自分の体験や考えを伝える
- Section3:セクション2で答えた内容についてのディスカッション
IELTSを受験するメリット
IELTSを受験するメリットは、以下の2つです。
海外移住や留学に役立つ
IELTSは海外移住や海外留学に役立ちます。海外留学や海外移住をする際には、自分の英語力を証明する必要があります。その際に必要になるのがIELTSをはじめとする英語資格試験のスコアです。
日本では、英検やTOEICの方が有名ですが、欧米ではTOEICや英検はほとんど使えません。TOEFLやIELTSが役立ちます。
4技能の能力を測れる
IELTSを受験すると、「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能全ての能力を測定できます。
英語資格試験の中には、スピーキング力を測定できない試験が多いです、例えばTOEICには、2種類の試験がありますが、ほとんどのTOEIC受験者が受験するTOEIC L&Rテストでは、スピーキング力を測ることはできません。
また、英検5級・4級にもスピーキングテストはありません。TOEIC L&Rテストで高得点を取得しても、スピーキングは全くできない方もたくさんいます。
しかしIELTSでは4技能全てを測れるので、スピーキングができることも確実に証明できます。
関連記事:TOEIC L&Rテストとは?試験概要や受験のメリットを解説!
関連記事:TOEIC S&Wテストとは?問題形式や受験の必要性を解説!
IELTSを受験するデメリット
IELTSを受験するデメリットは、以下の2つです。
受験に休憩時間がある
IELTSでは、受験に休憩時間があります。午前中に筆記テスト(リスニング・リーディング・ライティング)を行い、いったん試験を終了し、午後になってしばらくしてからスピーキングテストを行います。
休憩時間があるので、IELTS試験当日の拘束時間が長くなってしまいます。しかし東京と大阪では、筆記は土曜日、スピーキングは日曜日に受験する2DAYS方式を選択できます。そうすれば、筆記試験終了後の待ち時間は発生せず、すぐに帰宅することができます。しかし翌日にもう一度受験会場に通わなければならないという手間が発生します。東京と大阪に住んでいる方は、自分でどちらか楽な方を選びましょう。
何かと不便な点が多い
IELTSは、他の英語資格試験と比べて、何かと不便な点が多いです。IELTSの不便な点を挙げると以下の通りです。
- 受験可能な都市が少ない
- スコアの発表が遅い
- 教材が少ない
IELTSは世界的には、最も有名な英語資格試験と言っても過言ではありません。しかし日本では、英検やTOEIC、TOEFLの方が有名ですよね。日本でIELTSを受験する方はそこまで多くないです。そういった背景から、IELTSには上記で挙げたような不便な点が多いです。まずTOEICや英検は近くの受験会場で受験できますが、IELTSの場合は、試験会場が英検やTOEICと比べると遠くなってしまう可能性があります。
また参考書も英検やTOEICと比べると選択肢が少ないです。
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IELTSの概要や受験のメリット・デメリットについて解説しました。自分がIELTSを受けるべきか、もしくはTOEICやTOEFLなど他の試験を受けるべきなのか判断して、早速資格試験対策をはじめましょう。英語の資格試験には、長い対策期間が必要です。早く学習を始めるに越したことはないので、ぜひ今日から学習を始めてみましょう。海外留学や移住を検討している方は、IELTSも選択肢に入れてみてください。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。