VERSANTスコアはTOEICに換算するとどのくらい?それぞれの違いも解説
英語資格試験には、Versant・TOEIC・英検・TOEFLなど、たくさんの種類があります。
今回はその中でも、VersantスコアをTOEICスコアに換算するとどのくらいなのかを解説します。Versantスコアを取得している方、Versant目標スコア設定に悩んでいる方必見です。
目次
Versantの特徴
Versantはリスニング力とスピーキング力を測定できる試験です。ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Person社が運営しています。
Versantの試験時間は17分で、問題は全部で63問、以下の6つのパートに分かれています。
- 音読:8問
- 復唱:16問
- 質問に回答:24問
- 文の構築:10問
- 話の要約:3問
- 自由回答:2問
スコアは20〜80点です。
Versantのメリット
Versantのメリットは2つあります。
時間や場所を問わず受験できる
Versantは24時間365日、スマホやパソコンで手軽に受験できます。場所や時間の制限がないので、日中や土日に受験の時間が取れない方にもおすすめです。
通常、会場で実施される資格試験では、試験を受け終わるまでに、試験時間の何倍もの時間がかかります。電車に乗って会場に向かい、並んで受付をしなければなりません。例えばTOEICは、試験終了までに半日かかります。
しかしVersantでは会場に向かう必要がありません。よって試験開始から終了まで30分もかからないはずです。会場へ向かう手間が省けて、時間の節約にもなります。
受験料が安い
Versantの受験料は5,500円です。これはほかの英語資格試験と比べても格安です。例えば今回Versantと比較するTOEICの受験料は7,150円です。
英語資格試験は一度受けて終わりではありません。自分の英語力の伸びを確認するために、定期的に受験するのが普通です。一度しか受験しないのであれば、多少の受験料の差は気にならないはずです。しかし何度も受験するのであれば、受験料の差はいずれ大きな金額になります。
また英語学習には、参考書の購入費用など、受験料以外の費用もかかります。お金を節約できて、気軽に受験できるに越したことはありません。
Versantのデメリット
Versantのデメリットは1つあります。
受験者数はまだまだ少ない
Versantは最近日本でも普及し始めた英語資格試験です。よって受験者数は少ないですし、知名度もありません。TOEICは英語を学んでいる人も学んでいない人も知っている試験です。しかしVersantは、英語を学んでいない人どころか、英語を学んでいる人ですら知らない場合があります。
Versantの現在の受験者は、普段から英語学習にアンテナを貼っている方です。知名度こそ低いですが、気軽に英語力を測れるなど利点も多いので、英語コーチングスクールでのレベルチェックにも使われています。
Versantはこれから確実に伸びていく試験です。今後長く英語を学んでいくつもりならば、まだ一部の人しか受けていない今のうちから、Versant対策をしておくべきです。
TOEICの特徴
TOEICはリスニング力とリーディング力を測定する試験です。アメリカの教育サービス会社ETSが運営しています。
TOEICの試験時間は120分で、問題数は200問です。内訳はリスニング100問、リーディング100問です。以下のように全部で7つのパートに分かれています。
リスニング(パート1〜4)
- パート1写真描写問題:6問
- パート2応答問題:25問
- パート3会話問題:39問
- パート4説明文問題:30問
リーディング(パート5〜7)
- パート5単文穴埋め問題:30問
- パート6長文穴埋め問題:16問
- パート7長文問題:54問
スコアは10 〜990点です。
TOEICのメリット
TOEICのメリットは2つあります。
就職や転職に役立つ
TOEICはビジネス英語に関する試験の中で最も知名度が高い試験です。年間400万人もの日本人がTOEICを受験しています。
TOEICスコアは企業の就職や転職時の条件として定められていることが多いです。よってTOEICスコアを取得していれば、就職や転職で有利になります。
また就職後も、昇給や昇進、海外赴任の条件としてTOEICスコアが求められることが多いです。
ビジネスで英語を使いたいのであれば、TOEICは絶対に受験しておくべきです。
英語初心者でも対策できる
TOEICは英語初心者から英語上級者まで、幅広いレベルの方が受験できる試験です。TOEICは英検のように級分けされていません。よって初心者から上級者まで全員が同じ問題を解きます。中には英語初心者であれば絶対に解けない問題も出題されています。
しかしTOEICの問題数は200問もあるので、初心者向けの問題も一定数収録されています。また試験がリスニングとリーディングなので、スピーキングやライティングと比べると初心者でも対策しやすいです。
TOEICは990点満点の試験です。英語上級者ですと800点や900点を目指します。しかし英語初心者の場合は、600点程度から目指してみましょう。TOEIC600点を取得すれば、就活や転職でも役に立ちます。
TOEICのデメリット
TOEICのデメリットは2つあります。
スピーキングの練習にはならない
TOEICはリスニングとリーディングの試験です。スピーキングの試験ではありません。よって、TOEICで高得点を取得したからと言って、必ずしも英語が話せるようになるわけではありません。実際に、TOEIC800点以上を取得している方でも、英語が話せずに悩んでいる方はたくさんいます。
本人は英語が話せずに悩んでいるのに、周りからは「TOEIC800点なら英語話せるでしょ?」と思われるので、辛いかもしれません。
ただしTOEICで高得点を取得することで、スピーキングの土台は確実に身につきます。単語を覚えながらスピーキングの練習をするのと、単語を覚えた状態でスピーキングの練習をするのとでは、後者の方が有利です。
「TOEICでスピーキングは身につかない」と理解して、TOEIC受験後のスピーキング対策のことまで見据えながらTOEIC対策をすることが大切です。
受験日時が固定されている
TOEICはオンライン試験ではありません。よって受験票に記載された試験会場に、決められた時間に足を運んで受験をします。TOEICは年に10回開催されており、受験日は日曜日です。
日曜日に仕事があってどうしても受験できない方にとっては、TOEIC受験は難しいです。一応TOEICにもオンライン版があるのですが、受験者数が少なく、知名度や信頼性もまだまだなので、受験はおすすめできません。
VersantとTOEICのスコア換算
VersantとTOEICのスコア換算表を以下にまとめました。
Versant | TOEIC |
79〜80 | ー |
69〜78 | 945〜990 |
58〜68 | 785〜940 |
47〜57 | 550〜780 |
36〜46 | 225〜545 |
26〜35 | 120〜220 |
20〜25 | ー |
まとめ:VERSANT・TOEIC対策どちらも「トライズ」がおすすめ
VersantとTOEICのスコア換算やそれぞれの特徴についてまとめました。VersantとTOEICでは試験内容が全く異なります。試験内容が異なるということは、必要な対策も異なるということです。どちらを受験するのかを決めて、対策を練りましょう。
英語コーチングスクールのTORAIZ(トライズ)では、目的に合わせて以下の2つのコースをご用意しております。
- Versantスコア上げてビジネス英語を身につけるスピーキングコース
- TOEIC2ヵ月短期集中コース
TOEICスコアを短期で大きく上げたい方
「決められた期間内にどうしてもTOEICスコアを取得しないといけない!」
そんな方には「TOEIC短期集中プログラムのTORAIZ」がオススメです。
TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。
VERSANTスコアを上げて実践的な英語力身につけたい方
英語コーチングスクールのトライズでは、英語力の指標としてスピーキングテストのVERSANTを採用しています。毎日のスピーキング・リスニングのトレーニングに加え週3回のネイティブレッスンであなたに必要な実践的な英語力を伸ばします。VERSANTのスコアもトライズを受講することで伸ばすことが可能です!
実践的なスピーキング・リスニング力をつけたいとお考えの方は、トライズがおすすめです!オンラインでも可能な無料カウンセリングでどこまで英語が伸ばせるかご相談ください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。