「no matter what」と「No matter how」はどんな意味?違いも含め例文付きで解説
「No matter what」は「何であっても」を、「No matter how」は「どんなに〜でも」を意味する英語表現です。
高校英語でWhateverやHoweverを使って「何であっても」や「どんなに〜でも」を表現する英語を学ぶので、その「言い換え表現」として覚えている方も多いのではないでしょうか?
WhateverとNo matter what、HoweverとNo matter howは確かに言い換え表現として使うことができます。
しかし、両者には微妙な意味の違いや使い方の違いがあるのをご存知でしょうか?
この記事では、そんな「No matter what」と「No matter how」の意味について、そしてWhateverとHoweverとの違いを例文付きで解説します。
この記事を読み終わる頃には、No matter whatとNo matter howの細かい意味やニュアンスについて理解が深まっているのでぜひ最後まで読んでください。
No matter whatの意味
「No matter what」は日本語で「何であっても」を意味する英語表現です。
Noが否定を表し、Matterは「問題」を意味するので、直訳的に捉(とら)えれば「何であっても問題ではない」となり、転じて「何であっても」を意味するわけですね。
例文↓
- In a true partnership, each person stands by the other’s side, no matter what challenges arise.
本物のパートナーシップとは、どんな困難が生じても、お互いに支え合うものです。 - The bond between siblings remains unbreakable, no matter what disagreements may surface.
兄弟姉妹の絆は、どんな意見の不一致が生じても壊れるものではありません。 - The commitment to protect the environment should be unwavering, no matter what economic pressures exist.
環境を守るという約束は、どんな経済的なプレッシャーがあろうとも揺るぎません。
No matter howの意味
「No matter how」は日本語で「どんなに〜でも」を意味する英語表現です。
上述の「No matter what」が「”何”であっても」という「物事」に焦点が当たっていましたよね。
対して「No matter how」は「”どれだけ”〜でも」といった「程度」に焦点を当てた話で使われます。
例文↓
- Building a strong community requires collaboration, no matter how diverse its members are.
強いコミュニティを築くには、そのメンバーがどんなに異なっていても協力が必要です。 - Achieving success in science demands curiosity and exploration, no matter how challenging the unknown may be.
科学で成功するためには、未知がどんなに難解であろうとも好奇心と探求心が求められます。 - A true leader adapts and finds solutions, no matter how turbulent the business environment becomes.
本物のリーダーは、ビジネス環境がどれほど荒れても、適応し解決策を見つけます。
関連記事:「matter」の意味多すぎ?ネイティブが持ってる単語のイメージを例文から紹介
No matter whatとWhateverの違い
「No matter what」によく似た表現で「Whatever」という英語がありますよね。
「Whatever」も「何でも」を意味する表現で「No matter what」と似た意味なので、「No matter whatはWhateverの言い換え表現だ」と覚えた人も多いのではないでしょうか?(今これを書いている筆者は長らくそう思っていました。)
確かにNo matter whatとWhateverは言い換え表現としても使われますが、微妙に意味合いが違うので、どんな場面でも言い換えが成立するわけではありません。
わかりやすく例文を見てみましょう。↓
- You can take any plates whatever you like.
あなたが好きな料理なら何でも持っていって良いですよ。 - You can take any plates no matter what you like.
あなたが何の料理を好きだとしても、持っていって良いですよ。←?
いかがでしょうか?
「Whatever」が「〜なら何でも」を広く言い表せるのに対して、「No matter what」は「〇〇が〜することが何であっても」といった”行動を表すもの”を表現するので、意味が変わってしまう場合があるんです。
ですので、「No matter what」を使う時は、主語が行う「行動」に焦点が当たっているかを意識する必要があります。
No matter howとHoweverの違い
「No matter how」と「However」もよく似た表現で、どちらも「どんなに〜でも」を意味する英語表現です。
上述の「No matter what」のような微妙な意味の違いから来る使い分けはありませんが、「However」の方には「No matter how」とは大きく違う意味で使われる場合があります。
Howeverは副詞で「しかしながら」の意味になることもあります。
対してNo matter howは「しかしながら」の意味では使われません。
◯ : The weather forecast predicted clear skies; however, a sudden storm surprised everyone.
天気予報では晴れの予報でしたが、突然の嵐がみんなを驚かせました。
✕ : The weather forecast predicted clear skies; no matter how, a sudden storm surprised everyone.
天気予報では晴れの予報でしたが、突然の嵐がみんなを驚かせました。
このように「However」は「しかしながら」の意味でも使われることから、混乱を避けるためにネイティブスピーカーは「どんなに〜でも」の意味で使う時は「No matter how」を好んで使います。
まとめ
この記事では、「No matter what」と「No matter how」の意味について、そしてWhateverとHoweverとの違いを例文付きで解説しました。
ここまでお読みのあなたは、「No matter what」と「No matter how」の意味、そしてWhateverとHoweverとの細かい意味や使われ方の違いを十分に理解しているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。