TOEIC 1週間前の悪あがき!スコアを最大化する7日間の勉強法ロードマップ
TOEIC直前の1週間は、新しい知識を詰め込む期間ではなく、「今持っている実力を100%引き出し、1点でも多くスコアを上乗せする」ための期間です。
この期間の過ごし方次第で、スコアは良くも悪くも50点、あるいはそれ以上変動します。がむしゃらに勉強しても、効果は上がりません。
この記事では、TOEIC本番までの7日間を完全ロードマップ化しました。何日前に何をすべきか、何をすべきでないかを具体的にお伝えします。
このロードマップ通りに行動すれば、あなたは最高のコンディションで本番を迎え、自己ベストを更新できるはずです。最後の1秒まで、戦略的にあがきましょう。
目次
TOEIC 1週間前に「やってはいけないこと」と「やるべきこと」
TOEIC 1週間前に「やってはいけないこと」と「やるべきこと」をそれぞれ解説します。
やってはいけないこと
不安な気持ちから、つい手を出してしまいがちなNG行動があります。これらは効果が薄いだけでなく、自信を失わせる原因にもなりかねません。
まず、新しい参考書や問題集に手を出すことは絶対に避けましょう。本屋で評判の良さそうな問題集を見つけても、今はぐっとこらえてください。
新しい教材は自分の知らない問題や単語ばかりが目につき、「自分はまだこんなにできていないのか…」と不必要な不安を煽るだけです。
直前期の学習で最も大切なのは、自信を持って本番に臨むことです。使い慣れた、愛着のある教材だけを信じましょう。
次に、苦手な文法項目をゼロから勉強し直すのも得策ではありません。「仮定法が苦手だから、文法書を最初から読み直そう」といった勉強は、時間対効果が非常に悪いためです。
その時間があれば、もっと多くの頻出単語の復習や、時間配分の確認ができます。
そして言うまでもありませんが、徹夜での勉強は最悪の選択です。睡眠不足は集中力と思考力を著しく低下させます。前日に徹夜して詰め込んだ知識など、本番ではほとんど役に立たないと心得てください。
やるべきこと
では、この1週間に集中すべきことは何でしょうか。それは、「復習による知識の定着」と「本番を想定したコンディション調整」の2つに尽きます。
まず、これまで解いた模試や問題の復習に時間を使いましょう。あなたがこれまで解いてきた問題集は、あなたの弱点が詰まった最高のオリジナル教材です。
なぜ間違えたのか、どうすれば正解できたのかを再確認することで、同じミスを防ぐ確率が格段に上がります。
同時に、愛用の単語帳の復習も不可欠です。語彙力はスコアに直結します。この1週間で新しい単語を覚えるよりも、うろ覚えだった単語の記憶を確実なものにすることを目指しましょう。
見た瞬間に意味が反射的に浮かぶ単語の数を、一つでも多く増やすことが目標です。
最後に、時間配分の最終確認とシミュレーションを行いましょう。
特にリーディングセクションでの時間切れは多くの受験者の悩みです。本番で焦らないためにも、パートごとの時間配分を体に叩き込むリハーサルが有効です。
TOEIC当日までの7日間でスコアを最大化する行動計画
TOEIC当日までの7日間でスコアを最大化する行動計画を、以下4つに分けて紹介します。
- 7日前〜5日前:【総復習】自分の弱点と向き合う3日間
- 4日前〜3日前:【実践力強化】時間感覚を体に叩き込む2日間
- 2日前:【知識の最終確認】インプット中心の1日
- 1日前【準備とリラックス】最高のコンディションを作る1日
それぞれ詳しく解説します。
7日前〜5日前:【総復習】自分の弱点と向き合う3日間
この期間の目的は「最後の弱点あぶり出し」です。本番と同じ2時間(120分)を確保し、公式問題集などの信頼できる模試を1回分、時間を計って解きましょう。
ここでの点数に一喜-一憂する必要は全くありません。重要なのは、解いた後の徹底的な復習です。
リスニングセクションでは、なぜ聞き取れなかったのか、スクリプトを見て原因を分析します。「単語を知らなかった」「音声変化に対応できなかった」など、原因を明確にしましょう。
リーディングセクションでは、時間がかかりすぎたパートや正答率が低かったパートを特定します。
特にPart 7で時間が足りなくなった場合は、どの問題に時間をかけすぎたのかを分析し、時間配分戦略を修正します。
この3日間で、模試1回分の復習と並行して、愛用の単語帳を高速で1周し、記憶の呼び覚ましを行いましょう。
4日前〜3日前:【実践力強化】時間感覚を体に叩き込む2日間
この2日間は、本番での時間切れを防ぐため、「時間感覚」を体に叩き込むトレーニングに集中します。2時間通しで解く必要はありません。
リーディングでは、Part 5を30問10分以内で解いたりPart 7を1問1分で解いたり、自分なりの目標時間を設定してそれを守る練習を繰り返します。
リスニングでは、Part 3・4の「設問の先読み」に特化した練習を行います。会話やナレーションが流れる前に、設問と選択肢をいかに速く、正確に読み切れるか。このスキルがスコアを大きく左右します。
この期間で、単語帳の2周目に入りましょう。1周目で覚えられていなかった単語に絞って復習することで、効率よく知識を定着させます。
関連記事:TOEICの時間配分全パートまとめ!当日の流れや時間内に解ききる方法についても解説
2日前:【知識の最終確認】インプット中心の1日
本番2日前の目的は、新たな刺激を脳に与えず、これまでの知識を整理・定着させることです。この日は、新しい問題を解くのはやめましょう。
これまで解いてきた模試や問題集で、間違えた問題だけをザーッと見直します。解説を読み込み、「そうそう、このパターンはこう解くんだったな」と再確認するだけで十分です。
愛用の単語帳や、自分でまとめた文法ノートなどを、リラックスした状態で眺めます。頭に知識を詰め込むというよりは、記憶をメンテナンスする感覚です。
物理的な準備も始めましょう。試験会場までのルートや所要時間、交通機関を改めて確認しておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
1日前:【準備とリラックス】最高のコンディションを作る1日
いよいよ前日です。この日に最も重要なのは「万全の準備」と「心身のリラックス」。勉強は、単語帳をパラパラとめくる程度にとどめ、長くても1時間で切り上げましょう。
何よりも大切なのが持ち物の最終チェックです。受験票(証明写真貼付)、身分証明書、筆記用具(HBの鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、そして腕時計(スマートウォッチ不可)は、前日の夜に必ずカバンに入れてください。
夜はスマートフォンを早めに手放し、できるだけ早くベッドに入りましょう。
関連記事:TOEIC当日に必要な持ち物は10個だけ!用途や選び方も解説
まとめ
この記事で紹介したロードマップは、あなたの実力を最大限に引き出すための戦略です。
直前期に最も大切なのは、新しい知識を詰め込むことではなく、これまで培ってきた力を万全の態勢で発揮できるようにコンディションを整えることです。
特に、前日の準備と当日の時間配分の意識は、あなたのスコアを直接左右します。
これまで何冊も参考書をやり遂げてきた人も、あまり勉強時間が取れなかった人も、この1週間の過ごし方で結果は大きく変わります。
これまで頑張ってきた自分を信じて、リラックスして本番に臨んでください。難しい問題が出ても焦らず、解ける問題を確実に取っていくことが目標スコア達成の鍵です。
あなたの努力が、最高の結果に結びつくことを心から応援しています。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。