和製英語・カタカナ英語一覧47選!実は通じない?日本人が間違いがちな英語「コンセント」など
日本語で何気なく使っているカタカナ語が、全て英語でもそのまま通じるとは限りません。
自信満々でそれっぽく英会話の中に取り入れてみても”Huh?”「何言ってんの?」と反応されてしまうことも。
カタカナ語の意味が通じない原因は以下の2つです。
- 日本でだけ使われている英語(和製英語)だから
- 英語圏以外の国由来のカタカナ語だから
今回は、和製英語と英語圏以外の国由来のカタカナ語を全47個紹介します。
きっとあなたが知らず知らずのうちに英語でも通じると思っているものもあるはずです。ぜひ最後までサクッと目を通してみてください。
目次
そもそも和製英語とは?
和製英語とは、日本で日本人によって作られた、英語に似ている言葉のことです(固有名詞を除く)。
日本で作られた言葉ですので、当然英語圏の方には意味が通じません。
私たち日本人が使うカタカナ語には、英語由来のものがたくさんあります。特にビジネス用語として使われているカタカナ語には、英語由来の物が多いです。
ですから、どの言葉も英語由来なのだと思い込んで、英会話で使ってしまっても無理はありません。
しかしカタカナ語の中には、和製英語といって日本人が英語の単語を組み合わせたりして作った、英語っぽい言葉もたくさんあります。また、英語ではなく他の言語が由来のカタカナ語も多いです。
そうしたカタカナ語は英会話で使っても、全く通じません。ですから、和製英語や英語以外の言語が由来のカタカナ語を、英語でなんと言うか知っておくことはとても重要です。
それに加えて、カタカナ語の中には英語由来ではあるものの、なぜか本来の英語の意味とは異なる意味で使われているものもあります。そのため、日本語の感覚でそれらのカタカナ語を英語でも使うと、全く別の意味で取られてしまうこともあるのです。
これは、ただ通じないよりも厄介な問題です。こうした、意味のねじれができてしまったカタカナ語については、しっかり覚えておかなければ日常生活でもビジネスでもトラブルになる可能性だってあります。
特に間違いやすい和製英語&カタカナ語厳選10選
ではここからは、日本人が間違って使いやすい英単語を、それぞれ正しい英単語とともに解説していきます。
本記事ではまず最初に、合計10個の和製英語とカタカナ語を紹介します。和製英語とカタカナ語は、10個どころか数百個・数千個というレベルで存在します。
しかし、ただ膨大な数の和製英語とカタカナ語が正しくは何と言うのかを眺めるだけでは、その場で「なるほど」と思っても、記憶には残りません。
そこで本記事では、特に日本人が勘違いしやすい和製英語とカタカナ語をピックアップし、詳細な説明と共に掲載しています。
ノートパソコン
和製英語の代表格と言って過言ではない「ノートパソコン」は、英語では「laptop」と言います。「lap」とは「膝」の意味で、膝の上に乗せるパソコンというイメージですね。
日本語のノートパソコンの「ノート」はメモ書きなどをするあの「ノート」から来ているのでしょう。
しかし、そもそも日本語の「ノート」は英語では「notebook」と言われ、「note」だと別の意味になるため通じません。
デスクトップパソコンは英語でも「desktop」というので、なぜノートパソコンだけ和製英語ができたのか不思議ですね。
ホッチキス
ホッチキスという言葉自体は、昔ホッチキスを作っていた企業の社名から来ているので英語由来と言えなくもありません。しかし英語では全く通じないので、「stapler」と言いましょう。
ちなみに日本でも一時期ホッチキスを「ステープラ」とも呼んでいたこともありました。いつの間にか「ホッチキス」の方が定着してしまったんですね。
ガソリンスタンド
日本語では略して「ガソスタ」なんて言われることもあるこの言葉。英語で使うと、何となく意味をわかってもらえることもありますが、通じないこともあるでしょう。
ガソリンスタンドはアメリカ英語では「gas station」、そしてイギリス英語では「petrol station」と言います。地域によって、「ガソリン」の呼び方が異なるのでそこにも注意して使い分けましょう。
トイレ
「トイレ」は和製英語というよりは、英語の「toilet」を日本語で発音しやすくした言葉です。
ただし、アメリカ英語では「トイレ」を「toilet」とは言いません。「toilet」と言うと、アメリカでは便器そのものをイメージするのだとか。ですから通じないというほどではありませんが、使わない方がよいでしょう。正しくは、「bathroom」や「restroom」などと言います。
ちなみにイギリス英語では「toilet」も「トイレ」の意味で使われているので、しっかり通じます。
アルバイト
私たちがよく使うこの言葉。英語で言ってもまず間違いなく通じません。何故ならこの言葉は、ドイツ語の「仕事」と言う意味の単語「arbeit」から来ているのです。
ちなみにドイツ語で「arbeit」は英語で「work」に当たる言葉で意味が違うので、「アルバイト」は和製ドイツ語となるのでしょうか。
英語で「アルバイト」は「part time job」と言います。「パート」も「part time job」です。
ただし、たとえ正規雇用でなくても、週40時間などフルタイムで働いているなら、それは「part time job」とはなりません。この辺りは、仕事に関する文化の違いも影響していますね。
オードブル
日本語で「オードブル」というと大皿にたくさん料理が盛られたものをいいますが、英語でそれに100%当たる言葉はありません。
「オードブル」はフランス語の「hors-d’oeuvre」から来ている外来語ですが、実はそれは前菜のことを言います。では、「前菜」を英語で言う場合は何と言うかというと、「appetizer」です。友達との食事でも、ビジネスでの会食でも使われる言葉ですから、覚えておきましょう。
メリット・デメリット
この言葉は英語由来ですが、英語の「merit/demerit」は日本語のようには使われません。
では、英語で「メリット・デメリット」と言いたいとき、何と言うかというと「pros and cons」と表現されます。長所と短所というイメージに近い表現です。
また「advantage」「disadvantage」と表現されることもあります。こちらは、利点・不利益といった雰囲気の言葉です。どちらも日常会話でもビジネス英語でもよく使われるので、シーンによって上手に使い分けたいですね。
ナイーブ
使い方に気をつけたいこの言葉。英語の「naïve」から来ているカタカナ語ですが、英語の「naïve」は「素朴」や「純粋」という意味なのですが、「世間知らず」というようなニュアンスが含まれます。
日本語だと、繊細な人や傷つきやすい人のことを指すので、全く意味が異なりますよね。
英語で人の性格を表現するときに使うと、悪口になることもあるのでくれぐれも気をつけましょう。
ユニーク
ナイーブと同じようによく使う言葉ですが、日本語では面白い人のことを指しますよね。しかし英語で「unique」というと、個性的なことや唯一無二であることをいいます。ポジティブな意味なので、ナイーブに比べると、トラブルになる可能性はないのですが、なかなかニュアンスが伝わりません。
面白いという意味で「ユニーク」と言いたいときは、「funny(笑うような面白さ)」や「interesting(興味深い面白さ)」など、ニュアンスによって使い分けましょう。
リフォーム
家を改築したり内装をやりかえたりすることを、日本語では「リフォーム」といいますが、英語では「renovation」といいます。「reform」という英単語はありますが、制度などの改善や改正という意味なので、英語で使うと通じません。
最近では「リノベーション」というカタカナ語もよく使われるようになってきたので、これは覚えやすいですね。
また以下の動画では、和製英語(カタカナ英語)が実際にネイティブに通じるのかを試しておりますので、ぜひご覧ください。
関連動画:【検証】ネイティブに「カタカナ英語」は通じるのか?@英語コーチングTORAIZ(トライズ)
【ジャンル別】和製英語37個一覧表
「日本人が間違って使いやすい和製英語&カタカナ語厳選10選」以外にも、和製英語やカタカナ英語はたくさんあります。
その中でも特に間違いやすいものを37個一覧にしてまとめました。
間違えやすい和製英語:仕事
- ブラインドタッチ=touch typing
- タッチパネル=touch screen
- サイン=signature
- ミス=mistake
- ゴールデンアワー=prime time
- クレーム=complaint
間違えやすい和製英語:職業
- サラリーマン=office worker
- フリーター=part time worker
- コック=chef
- ガードマン=a guard
- ストリートミュージシャン=street performer
間違えやすい和製英語:日常生活
- コンセント=outlet
- レンジ=microwave
- ドライヤー=hair dryer
- ファックス=facsimile
- ペットボトル=plastic bottle
- セロテープ=scotch tape
- シャープペンシル=mechanical pencil
- ピンセット=tweezers
- シール=sticker
- キーホルダー=key ring
- ナイター=night game
- スキンシップ=physical contact
- カンニング=cheating
間違えやすい和製英語:食べ物
- フライドポテト=french fries
- ピーマン=green pepper
- パン=bread
- ホットケーキ=pan cake
- シュークリーム=cream puff
- ココア=hot chocolate
- ノンアル=alcohol free
- バイキング=buffet
間違えやすい和製英語:洋服
- パーカー=hoodie
- ワンピース=dress
- ノースリーブ=sleeveless
- マフラー=scarf
- チャック=zipper
和製英語は勉強を通して少しずつ学んでいくべき!
もしあなたが英語学習者で、和製英語をまとめて覚えようとしているのであれば、それは間違いです。なぜなら丸暗記をしても、すぐに忘れてしまうからです。
それよりは、日々の勉強を通して、少しずつ和製英語について知り、正しい言い方を学ぶべきです。そうすれば「あ、この単語って和製英語なんだ。本当はこう言うんだな。」と驚きの感情と共に記憶できるので、忘れづらいですよ。
そのためには、学習を習慣化し、毎日同じくらいの時間の学習をコンスタントに継続する事が大切です。しかし学校や仕事で忙しい方が、自分の意思だけで毎日学習を継続することは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが英語コーチングスクールです。一般的な英会話スクールでは、レッスンが受けられるだけで自宅での学習はあなた次第です。一方英語コーチングスクールなら、英会話レッスンに加えて、自宅学習のサポートも受けられます。
英語コーチングスクールについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:英語コーチングを受講して得られる4つの効果とは?不要論や英会話スクールとの違いも解説
まとめ
日本人が間違って使いやすい英単語はまだまだあります。文中でも触れているとおり、間違って使うとトラブルに発展するようなものもあるので、カタカナ語には気をつけたいところですね。
もしもこうした紛らわしいカタカナ語に悩んだときは、トライズのコンサルタントにお気軽にご相談・ご質問ください!間違って使わないための勉強法や、正しい表現について、アドバイスをさせていただきます。
コーチング英会話のトライズで英語を習得したい方は、トライズの無料カウンセリングにお越しください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
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「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。