duringとwhileの使い分けを徹底解説!はっきりした違いと使い方がある?
「しばらくの間、待ってみたけど返事がなかった」
「休みの間も、営業致します」
このように「~をしているとき~をする」と言い表すとき、私たちは「~の間」という言葉を使います。英語ではduring、whileという言葉がこれにあたりますが、この2つの言葉には、はっきりとした使い分けがあります。
こちらは、そんなwhileとduringの意味と使い方を詳しく解説している記事です。またそのほかduring、whileとおなじ意味で使われる単語やフレーズもご紹介していきたいと思います。
本記事でわかること
- during、whileの違いと使い分け
- during、whileに代わる言葉
- during、whileを使った便利なフレーズ
目次
duringとwhileの違いと使い分け
それでは早速、duringとwhileの違いや使い方を紹介していきたいと思います。結論からいえば、この2つの違いは、品詞にあります。duringは「前置詞」で、whileは「接続詞」です。
このように品詞が違うため、使い方がまったく変わってくるんです。以下からは、詳しい意味と使い方を紹介していきたいと思います。
- duringは「前置詞」= during + 名詞
- whileは「接続詞」= while + 主語
duringの意味と使い方
はじめに、duringの意味と使い方からご紹介したいと思います。duringは「の間、の間じゅう」という意味の前置詞です。
後ろに名詞を取って「~の間、~中」といった使い方をします。まずは例文を見てみましょう。
- “Do you have any plan during your vacation?”
休暇の間は何か予定がありますか? - “I‘m supposed to make a presentation during the meeting.”
会議(の中)で、プレゼンをすることになっている。
また、後ろにくる名詞は、during the night、during the rainy season、during the matchというように、特定の期間(日時)やイベントをもってきます。ビジネスでもよく使われる言葉です。
- “Please ask question at any point during the meeting.”
会議中に質問があれば、いつでもおっしゃってください。 - “Orders placed during the weekend will be shipped on Monday.”
週末の注文は、月曜日に発送いたします。
ちなみに、duringの後ろには、動名詞(動詞 + ing)を置くことができません。たとえば、「滞在している間」という意味で、during staying~としたいところですが、こちらは誤りとなります。
このようなときは、動詞を名詞に変えてduring my stay(滞在する → 滞在)としたり、during the conversation(話す → 会話)としたりする必要があります。
- “Please let us know if you have any trouble during your stay in Tokyo.”
東京の滞在(期間)で何か問題がありましたらお知らせください。 - “I would take notes during the conversation just in case.”
会話のときはノートを取るようにしているよ。
forとの違い
duringと同じく期間を表す言葉にforがあります。このforとの違いは、「いつ」と「どのくらい」で考えるとわかりやすいです。
たとえば、雨が降ったというとして、「6月に、夏に」というように、時期(いつ)をあらわすときはduringを使います。一方、「数週間、2カ月」というように、期間(どのくらい)をあらわすときはforを使います。
言いかえると、whenでたずねられたらduring、how longでたずねられたらforを使うということですね。
- “When did you take the class?”
いつクラスを取ったのですか?
“I took the class during the summer.”
夏(の間)に取りました。 - “How long did you take the class.”
どのくらい(の長さ)クラスを取ったのですか?
“I took the class for 3 months.”
3か月取りました。
whileの意味と使い方
続いては、whileの意味と使い方についてご紹介します。whileは「~をしているときに、~中に」という意味になる言葉です。
また前述したとおり、whileの品詞は「接続詞」となります。そのためwhileは、2つの文章を繋ぐときに使います。接続詞を使うときは、文章と文章の間に置く、もしくは文頭に置いてコンマで区切るという使い方をします。例を見てみましょう。
- “I received a phone call while I was taking a break.”
休憩をしているとき(休憩中)に、電話がかかって来た。 - “While I was talking a break, I received a phone call.”
休憩をしているとき(休憩中)に、電話がかかって来た。
このように「電話を受けた」と「休憩をしていた」という2つの文章を繋ぐときに使います。ほかにも、例を見てみましょう。
- “I heard the news while I was driving home.”
車で帰宅しているときに、そのニュースを聞いた。 - “While you are using the machine, you should be very careful.”
その機械を使っているときは、十分気をつけてください。
whileは、基本的に「while + 主語 + be動詞 + ~ing」という形を取ります。進行形というかたちですね。
また、主語が同じであれば、後ろに来る主語とbe動詞を省略して「while ~ing」とすることもできます。
- “I heard the news while driving home.(= while I was driving home.)”
車で帰宅中に、そのニュースを聞いた。 - “While using(= while you are using)the machine, you should be very careful.”
その機械を使っているときは、十分気をつけてください。
ちなみにwhileにかぎらず、時制を表す言葉(whenやbefore、afterなど)と未来形(willやgoing)は一緒に使うことができません。
そのため、たとえば「来月、滞在している間」と言おうとしたとき、未来のことだからといって、”while I am going to stay…” というようなことはできないので注意しましょう。未来の話でも、現在形を使うということですね。
whenとの違い
whileと似たような言葉にwhenがあります。どちらも「~のとき」を表しますが、違いとしては、whenが「~のとき」を意味するのに対し、whileは「~の間(ずっと)」を意味するという点にあります。
言ってしまえば、これといった違いはありません。ただ厳密ではありませんが、whenは現在形、過去形、whileは進行形で使われるという傾向があります。
- “I talked to him when I had lunch.”
昼食のときに彼と話した。 - “I was taking to him while I was having lunch.”
昼食のとき(= 昼を食べながら)、彼と話していた。
whileの別の意味
whileは「~をしているときに」という接続詞ですが、「~の一方で」という対比を表す用法もあります。
この用法では、2つの対称となる文章をつなぐ接続詞として使われます。but、whereasと同じ意味の使い方です。
- “Some people work better in a quiet environment while(but)others don’t.”
静かな環境が働きやすいという人がいる一方で、そうでない人もいる。
またwhileを文頭において、「~にもかかわらず」という用法もあります。althoughと同じ意味になる用法です。
- “While(although)I enjoy talking with other people, I feel uncomfortable speaking in front of people.”
ほかのひとと話すのは楽しいけれど、人前で話すのは落ち着かない。
どちらもよく使われるので、あわせて覚えておきましょう。
duringとwhileの使い分けまとめ
これまでduringとwhileの違いをご紹介してきました。ここではまとめとして一覧にまとめてみましたので、あわせてチェックしてみてください。
単語 | 品詞 | 使い方 | 意味 |
during | 前置詞 | during + 時期・イベントを表す名詞 | ~の間じゅう(期間)、~のある時に(時点) |
for | 前置詞 | for + 期間を表す名詞 | ~の間(期間) |
while | 接続詞 | while + 主語 + 述語 | ~している間、~と同時に |
when | 接続詞 | when + 主語 + 述語 | ~する時 |
during、whileを使った便利なフレーズ
duringとwhileの違いがわかったところで、最後にこの2つの言葉を使ったフレーズをご紹介していきたいと思います。日ごろよく耳にするフレーズですので、あわせてチェックしてみてください。
during the course of
during the course ofは「~のうちに、~の過程のなかで」という意味をもつフレーズです。In the course ofと同じ意味で使われます。ビジネスなどでもよく使われる表現です。
- “During the course of the meeting, the documents will be provided.”
会議の中で、書類をお渡しします。 - “I hope this project will be completed during the course of this year.”
プロジェクトが今年を通じて終ればと思います。
for a while
for a whileは「しばらくの間」という意味になるフレーズです。どのくらいかわからない一定の期間を表すときに使用します。また whileの前に程度を表すlittle、long、quiteなどをつけることで、強弱を表すことができます。
- “I have been working on this for a while, and It’s almost done.”
しばらくこれに取り組んでまして、もうすぐ終わります。 - “They said that they’d call us. Why don’t we wait for a little while.”
電話をくれると言っていました。すこしの間、待ってみましょう。
once in a while
once in a whileは「ときどき」という意味になるフレーズです。sometimesと同じ意味になります。またeveryをつけることで、その定期を強調することもできます。
- “Once in a while, they send us their new catalog.”
ときどき、新しいカタログを送ってきます。 - “I’ve known him for a long time, and we still see each other every once in a while.”
彼とは昔からの知り合いで、今でもときどき会います。
まとめ
こちらでは、duringとwhileの違いについていろいろとご紹介しました。どちらも「~の間」という期間や時点を意味しますが、使い方にははっきりとした違いがあります。本サイトでは、ほかにも似ているけど意味や使い方が異なる英語をご紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。