【完全版】IELTS6.0のレベルや難易度はどのくらい?必要な勉強時間についても解説
IELTSでは、目標スコアによって、取るべき対策が大きく異なります。
そこで今回はIELTS6.0の取得を目指す方に向けて、IELTS6.0のレベルや難易度、取得に必要な勉強時間、セクション別の勉強方法について詳しくまとめました。
記事を最後までチェックすれば、IELTS6.0取得に向けた対策を始めるにあたって知っておきたい知識が、ひと通り手に入りますよ。
目次
そもそもIELTSとは?
IELTSを初めて受験する方は、まずはIELTSの試験概要について知りましょう。すでにIELTSの概要について既に知っている方は、読み飛ばしていただいて構いません。
IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略で、国際的な英語の検定試験です。IELTSは海外、特に欧米圏への留学や移住の際に必要とされる資格試験です。9.0点満点、試験時間は約3時間で以下の問題を解きます。
- リスニング:40問
- リーディング:40問
- ライティング:2タスク
- スピーキング:3パート
ペーパー受験とコンピューター受験を選択可能ですが、スピーキング試験は必ず対面で実施されます。IELTSに関する詳細は、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
IELTS6.0のレベルや難易度はどのくらい?他試験や指標と比較
続いては、IELTS6.0のレベルや難易度について解説します。まずIELTSの公式サイトによると、IELTS6.0のレベルは以下のように定義されています。
- 6:有能なユーザー
不正確さ、不適切さ、誤解もみられるが、概ね効果的に英語を使いこなす能力を有する。特に、慣れた状況下では、かなり複雑な言葉遣いの使用と理解ができる。
TOEIC、TOEFL、英検など他の試験に換算することで見えてくる、IELTS6.0のレベルや難易度についても見てみましょう。
IELTS6.0以外のスコアのレベルや難易度については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:IELTSスコア別のレベル一覧!留学等の目安と仕組み、TOEICへの換算まとめ
IELTS6.0をTOEICに換算するとどのくらい?
IELTS6.0をTOEICに換算すると、720〜820点レベルです。
TOEICは990点満点の試験で、TOEICの公式サイトによると、TOEIC730点のレベルは以下のように記載されています。
- どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
またTOEIC860点のレベルは以下のように記載されています。
- Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解と相応しい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・公文のいずれも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
引用:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表
IELTS6.0のレベルは、上記2つのレベルの中間に位置すると考えるのが妥当でしょう。
TOEIC700点のレベルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:TOEIC700点のレベルは?勉強方法やおすすめ参考書も紹介
またTOEIC800点のレベルについては、以下の記事で解説しています。
関連記事:TOEIC800点を目指す勉強法とレベル(すごさ)とできることまとめ
IELTS6.0をTOEFLに換算するとどのくらい?
IELTS6.0をTOEFLに換算すると、75点レベルです。
TOEFL60〜70点のレベルは「大抵の事柄について会話でやりとりができるレベル。」です。
続いてTOEFL70〜80点のレベルは「自分の専門分野において複雑な議論ができるレベル。英語を母語とする人と緊張せずにやりとりができるレベル」です。
TOEFL75点は、上記2つのレベルの中間に位置すると考えるのが妥当でしょう。
TOEFL75点に比較的近い、80点のレベルや取得のための勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:TOEFL80点のレベルは?必要勉強時間や勉強法、TOEICとの換算表まとめ
IELTS6.0を英検に換算するとどのくらい?
IELTS6.0を英検に換算すると、英検準1級レベルです。
英検準1級のレベルは、大学中級程度で「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」レベルです。英検準1級に合格するには、7,500〜9,000語の語彙力が求められます。
英検準1級を取得するための勉強方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英検準1級のレベルや合格率はどのくらい?1級や2級との違いも解説
IELTS6.0をCEFRに換算するとどのくらい?
IELTS6.0をCEFRに換算すると、B2レベルです。
日本の日常的に英語を学んでいる社会人、大学生のCEFR平均がB1ですので、IELTS6.0はそれよりも1つ高いレベルとなります。
CEFRの日本人平均については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:CEFR日本人平均はどのくらい?各レベルの日本人割合とともに紹介
IELTS6.0の取得に必要な勉強時間
IELTS6.0の習得に必要な勉強時間を、一律で定義することはできません。なぜなら受験者の現在の英語力や、英語学習に割ける時間、学習効率などによって、必要な勉強時間は大きく異なるからです。
IELTS6.0の習得に必要な勉強時間をケンブリッジアセスメントのデータを参考に紹介しますが、あくまで参考程度としてください。
ケンブリッジELTS6.0の取得には、350〜400時間の勉強時間が必要とされています。
出典:Cambridge Assessment English
ただし350〜400という数値は、世界中の英語学習者の平均値です。日本語と英語はかけ離れた言語であるため、350〜400よりも長い時間がかかる可能性のほうが高いです。
IELTS6.0から6.5を取得するのにかかる勉強時間は?
IELTS6.0からIELTS6.5を取得するのにかかる勉強時間も、学習内容や学習効率などによって変わってきます。しかしおおよそ200〜400時間程度の勉強時間が必要であると考えておきましょう。
400時間の勉強時間を確保するのには、1日2時間の学習で6〜7ヶ月の対策が必要です。1日3時間勉強をした場合は、4〜5ヶ月かかります。
IELTS6.0を取得するための勉強方法
IELTS6.0を取得するために必要な勉強方法を以下のセクション別に解説します。
- リーディングの勉強方法
- リスニングの勉強方法
- ライティングの勉強方法
- スピーキングの勉強方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リーディングの勉強方法
リーディングは、問題演習を行い、分からない単語や文法を調べる勉強方法がおすすめです。
上記の手順で対策を行うことにより、確実に1問ずつ、分からない問題を潰していけます。
IELTS6.0を取得する際は、速読力はそれほど重要ではありません。よって速読の練習を行う必要はありません。
関連記事:【初心者OK】IELTS対策におすすめの参考書10選【ジャンル・セクション別】
リスニングの勉強方法
リスニングの対策にはオーバーラッピングがおすすめです。
オーバーラッピングとは、教材の文章を確認しながら、流れる音声と同時に英語を発音する勉強方法です。
発音できる英語は聞き取れるので、オーバーラッピングはリスニング対策に効果的です。
関連記事:IELTSに過去問はない!おすすめ公式問題集と使用の注意点を解説
ライティングの勉強方法
ライティングでは、ケアレスミスが起こりづらい文章を書くことが大切です。またスピーキングとは逆で、できるだけ短い文章を書くことが大切です。
ライティングの問題演習を行う際は、きちんと時間を測って行うようにしましょう。
頭で分かっていても、実際に書いてみると綴りが書けなかったりするので、実際に書いてみて採点をすることが大切です。
関連記事:IELTSライティング タスク1の書き方やサンプル&解答例を紹介!
関連記事:IELTSライティング タスク2の書き方やサンプル&解答例を紹介!
スピーキングの勉強方法
スピーキングではライティングとは逆で、質問に対し短文で答えるのではなく、できるだけ長く回答しようとすることが大切です。
スクールに通って講師に見てもらうのが一番確実ですが、独学の際はスマホの録音機能を使いましょう。
関連記事:【独学OK】IELTSの勉強法・対策法を初心者向けに解説!最短1ヶ月でも実践可能
IELTS6.0を取得すれば海外大学への留学にも行ける?
IELTS6.0でも海外大学への留学には行けます。しかし入学の条件をIELTS6.5としている大学が多いので、IELTS6.0ですと不安が残ります。
海外留学をしたいのであれば、まずはIELTS6.0を取得して、その後にIELTS6.5を目指すと良いでしょう。
留学に必要なIELTSスコアについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:留学に必要なIELTSスコアは?イギリス・オーストラリアなど国別に紹介
関連記事:海外大学に進学したい人必見!流れや費用、お金がない時の対処法まとめ
IELTS6.0は1ヶ月で取得できる?
IELTS6.0の取得には、350〜400時間の勉強時間が必要であるとお伝えしました。
1ヶ月を30日とした場合、350〜400時間の勉強時間確保には、1日11〜13時間の勉強が欠かせません。
1日は24時間なので不可能な話ではありませんが、99.9%の方にとっては実践不可能でしょう。ましてや学校や仕事をしながらであれば尚更です。
よってIELTS6.0を1ヶ月で取得することはできません。
しかし学習期間を2ヶ月や3ヶ月に伸ばすとどうでしょうか。1日11〜13時間といった勉強時間が、2分の1や3分の1で済みます。
3分の1になった場合、1日に必要な勉強時間は4時間ほどです。1日4時間×3ヶ月であれば、きちんとした管理のもとであれば実現可能です。
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まとめ
IELTS6.0のレベルや勉強方法について解説しました。本記事で解説した内容を再度まとめると以下の通りです。
- IELTS公式サイトによる0のレベル
有能なユーザー
不正確さ、不適切さ、誤解もみられるが、概ね効果的に英語を使いこなす能力を有する。特に、慣れた状況下では、かなり複雑な言葉遣いの使用と理解ができる。 - 0をTOEICスコアに換算すると720〜820点レベル
- 0をTOEFLに換算すると75点レベル
- 0を英検に換算すると準1級レベル
- 0をCEFRに換算するとB2レベル
- 0の取得に必要な勉強時間は350〜400時間
IELTS6.0のレベルや勉強方法が分かったら、あとは対策を始めるだけです。早速本日からIELTS6.0取得に向けた対策を始めましょう。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。