英語のイントネーションで意識すべきこと7つを解説
英語にはイントネーションがあります。しかし単語帳や参考書で英語を学んでいるだけでは、イントネーションに関する知識は身につきません。
そこで本記事では、英語のイントネーションで意識すべきことについて解説します。
記事を最後までチェックすれば、英語のイントネーションについて一段とくわしくなれますよ。
英語のイントネーションで意識すべきこと
英語のイントネーションでまず意識すべきなのは、上がり調子で読むのか下がり調子で読むのかということです。
ここを完璧にマスターするだけでも、ネイティブに近いイントネーションで英語が話せるようになります。一方、いくら正しい文章でもイントネーションが間違っていれば、どこか不完全な英語に聞こえてしまいます。
英文を下がり調子で発音する場合は、以下の4つです。
- 疑問詞で始まる疑問文
- 平叙文
- 命令文
- 感嘆文
英文を上がり調子で発音する場合は、以下の3つです。
- “Yes””No”で答えられる疑問文
- 相手に聞き返したり確認する場合
- 副詞節の後に主節が続く場合
それぞれ詳しくみてみましょう。なお上がり調子に関しては「⤴︎」下がり調子に関しては「⤵︎」で表現しています。
下がり調子で発音する場合
下がり調子で発音する場合を4つ紹介します。
疑問詞で始まる疑問文は下がり調子に発音する
疑問詞は全部で7つあります。
- What
- Who
- When
- Where
- Which
- Why
- How
これらの疑問詞で始まる疑問文は、下がり調子に発音します。後述しますが、疑問文は通常上がり調子で発音します。しかし疑問詞で始まる疑問文だけは下がり調子で発音するので注意しましょう。
これは、疑問詞で始まる疑問文は”Yes””No”で答えられないのに対し、通常の疑問文は”Yes””No”で答えられることが原因です。
“Yes””No”で答えられない疑問文=疑問詞で始まる疑問文は、下がり調子で発音します。
例文
- What are you doing⤵︎?「あなたは何をしているの?」
- How did you know that⤵︎?「あなたはどうしてそれを知っているの?」
平叙文では下がり調子に発音する
平叙文とは、物事をありのまま述べる文で、肯定文と否定文があります。平叙文の場合は、下がり調子に発音します。
例文
- I’m from China⤵︎.「私は中国出身です。」
- I don’t like baseball⤵︎.「私は野球が好きではありません。」
- He went to party last night⤵︎.「彼は昨晩パーティに行きました。」
平叙文で上がり調子で発音してしまうと、疑問文のようなニュアンスになってしまいます。
例えば
You are from Japan⤵︎.「あなたは日本出身です。」
を疑問文にすると
Are you from Japan⤴︎?「あなたは日本出身ですか?」
となります。
平叙文のまま下がり調子を上がり調子に変えると以下のようになります。
You are from Japan⤴︎.「あなたは日本出身です。
この場合、Are you from Japan⤴︎?「あなたは日本出身ですか?」おようなニュアンスで捉えられてしまいます。
上がり調子か下がり調子かによって、捉えられ方は変わります。それほどイントネーションは重要ということです。
命令文は下がり調子に発音する
命令文は、動詞の原型から始まる文章のことです。「〜して」「〜しないで」と命令する文章を作ります。
命令文の場合は、下がり調子に発音します。
例文
- Be careful⤵︎.「気をつけて。」
- Don’t worry⤵︎.「心配しないで。」
- Don’t run⤵︎.「走らないで。」
感嘆文は下がり調子に発音する
感嘆文とは、強い感情を表す表現です。
肯定文の強調したい部分を前にだし、その前に”What”もしくは”How”を置き、文末に「!」を置きます。
例
- 肯定文を用意する”This is a beautiful flower.”
- 強調したい部分を前に出す”a beautiful flower this is”
- 文頭に”What”もしくは”How”を置いて文末に「!」をつける”What a beautiful flower this is!”
例文
- How beautiful you are⤵︎!「あなたは何て素敵なんでしょう!」
- What a cute girl she is⤵︎!「彼女は何て可愛い少女なんでしょう!」
上がり調子で発音する場合
上がり調子で発音する場合を3つ紹介します。
“Yes””No”で答えられる疑問文は上がり調子に発音する
疑問文の中でも、”Yes””No”で答えられる疑問文は、上がり調子に発音します。一方前述の通り、疑問詞から始まる疑問文は下がり調子で発音します。
通常の疑問文は上がり調子で発音して、疑問詞で始まる疑問文は下がり調子で発音するという点については、中学校で習うことです。しかし忘れている方も多いはずですので、この機会に復習しておきましょう。
例文
- Are you hungry⤴︎?「お腹が空いていますか?」
- Can you say that again⤴︎?「もう一度言ってくれませんか?」
相手に聞き返したり確認する場合は上がり調子に発音する
相手が言ったことが聞き取れなかったり、再度確認したい場合は、上がり調子に発音します。これは上記で解説した「”Yes””No”で答えられる疑問文は、上がり調子に発音する」と同じ理由です。
例文
- Aさん:I’m doctor.「私は医者です。」
Bさん:A doctor⤴︎?「医者ですか?」
完璧な文章を作ろうとすれば、Bさんは”Are you doctor⤴︎?”と発言するべきなのですが、短縮して”A doctor⤴︎?”と言っています。しかし”Yes””No”で答えられる疑問文に変わりはないので、上がり調子で発音されます。
ちなみに下がり調子で”A doctor⤵︎?”と発音してしまうと、以下のようなやりとりになります。
- Aさん:I’m doctor.「私は医者です。」
Bさん:A doctor⤵︎?「医者ですか…」
違いが分かりますでしょうか?上がり調子の場合は疑問文になりますが、下がり調子の場合は、納得しているような雰囲気になります。
副詞節の後に主節が続く場合は上がり調子に発音する
主語+述語で構成される形のことを節と言います。1つの文章の中に節が二つある場合、主節とそれを修飾する副詞節に分かれます。
主節と副詞節のうち、副詞節が最初に来る場合は、副詞節の最後が上がり調子になります。
例文
- When he visited us⤴︎, we were having diner.「彼が訪ねてきたとき、私たちは夕食を食べていました。」
上記の場合、”When he visited us⤴︎,”が副詞節で、”we were having diner.”が主節となります。
まとめ
英語のイントネーションについて解説しました。英語には日本語と異なるイントネーションのルールがあります。この機会にルールを覚えて、今後の英語学習に活かしましょう。
英会話をする機会がある際は、今回学んだイントネーションを意識しながら英語を話してみてください。
また英会話をする機会がない方でも、普段から英語を発音する際はイントネーションを意識して発音してみましょう。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。