「通訳」を英語でなんて言う?通訳に求められるスキルや将来性も紹介
通訳は英語を始めとする外国語を学ぶ人たちにとって、わかりやすい目標や憧れの一つでしょう。
今これを書いている筆者も例外ではありません。
通訳者には瞬時に外国語を母国語に変換する卓越したスキルが求められ、企業間取引や政府間の取引などに役立ち多大な貢献をするからです。
通訳と聞くと、今お伝えした通り「卓越した外国語スキル」に目が行きがちですが、外国語力の他にも通訳者には求められるスキルがあります。
そこでこの記事では、「通訳」の英語表現と、「通訳」に求められる技術、そして「通訳」が果たしている社会的な役割や将来性についてお伝えしていきます。
目次
「通訳」を表す英語表現
「通訳する」を英語で言うと”interpret”となります。
”interpret”は動詞なので、「通訳」という名詞で表現したいときは”interpretation”と形を変えます。
また「通訳者」と言いたいときは”interpreter”となりますね。
例文↓
- She works as an interpret at international conferences.
彼女は国際会議で通訳をして働いています。 - The embassy provided an interpreter for the foreign guests.
大使館は外国人ゲストのために通訳者を用意しました。 - Could you find an interpreter who speaks both languages fluently?
両言語を流暢に話す通訳者を見つけられますか?
「翻訳」を表す英語表現
通訳と似たスキルとして「翻訳」が挙げられます。
「通訳」が、口から話された言語を訳していくのに対して、「翻訳」は文章として外国語から訳していく技術です。
「翻訳」は英語で”translation”と言います。
また「翻訳する」と動詞で言うときは”translate”になり、「翻訳者」は”translator”となります。
例文↓
- She can translate documents from Japanese to English fluently.
彼女は日本語から英語への文書を流暢に翻訳できます。 - Could you please translate this letter into Spanish for me?
この手紙をスペイン語に翻訳していただけますか? - It’s important to find a reliable translator for accurate translations.
正確な翻訳のために信頼できる翻訳者を見つけることが重要です。
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通訳の種類
「通訳」とひと口に言っても、大きく分けて3つの種類の通訳があります。
大まかに、以下の3通りとなります。
- 同時通訳: 話し手と聞き手が同時にコミュニケーションを取る際に、リアルタイムで言葉を翻訳する形式
- 逐次通訳: 話し手が一定の文の区切りごとに話すのを止めて、その後に通訳者がその文を翻訳する形式
- 交替通訳: 話し手と通訳者が交互に発言する形式で、会話やディスカッションの間に通訳が行われる。
通訳は外国語と母国語を同時に扱うので、単に外国語を読んだり聞いたりするのとは違った、膨大な情報処理を頭の中で行うことになります。
聞こえてきた英語or日本語をそのまま通訳する同時通訳が得意なのか、文章が完結してから文章全体を通して理解していく逐次通訳、もしくは交互通訳が得意かは同じ英語力の人でも分かれるでしょう。
同じ「通訳」と言っても、シーンによって必要とされる通訳の形と、求められる技術が大きく変わるので、通訳を仕事として請け負う場合には意識する必要があります。
通訳の重要性と役割
通訳のお仕事や、海外旅行などで友人と現地の人たちとの会話を通訳するのには、外国語を学ぶ者として憧れを抱く人もいるでしょう。(筆者もその一人です)
そんな通訳は、社会的にも重要な役割を担っています。
1. 言語間のコミュニケーションを促す
通訳者は、異なる言語を話す人々が効果的にコミュニケーションを取るのをサポートします。
異なる言語との間に入り、壁を無くすことで国際的な交流やビジネスが促されます。
2. 文化間の理解を深める
通訳者は言語だけでなく、文化的なニュアンスや慣習も理解しており、言語間の誤解や混乱を避けるのに役立ちます。
直訳表現だけでは起こってしまう誤解も、文化や慣習のレベルで言語を理解している通訳者が、クッションとしての役割を果たして避けることができ、衝突を避ける役割を果たすわけですね。
通訳のスキル
通訳者に求められるスキルは、言語能力だけではありません。
順を追って見ていきましょう。
1. 言語能力
通訳者は、少なくとも2つの言語を流暢に理解し、翻訳できる必要があります。高い言語能力と語学のスキルが不可欠です。
2. コミュニケーション能力
通訳者は、優れたコミュニケーション能力を持っている必要があります。言語の翻訳だけでなく、文脈やニュアンスを正確に伝えることが求められます。
3. 専門知識
通訳者は、様々な分野の専門知識を持っていることが重要です。特定の業界や領域に関する専門用語や知識を理解することで、より効果的な通訳が可能となります。
通訳の将来展望
通訳者や、通訳という役割の将来性はどのようなものでしょうか?
以下2つの視点から見てみましょう。
1. テクノロジーの進化
機械翻訳技術の進化により、通訳の需要と役割は変化しています。
少しだけ遠い未来には、※ウェアラブルデバイスによって、メガネをかけたらレンズ越しに外国語が全て母国語に見え、耳からは全て母国語に変換された音声で聞こえてくる時代が来るかもしれません。
※ウェアラブルデバイスとは:Wearable(身につけられる)device(装置)のこと。現代ではスマートウォッチが代表的。
しかし、人間の通訳者が持つ文化的な理解やコミュニケーション能力は、依然として重要です。
前項の「通訳のスキル」でお伝えした通り、通訳に求められるのは言語の力だけでなく、人間的なコミュニケーションや文化、慣習、心情の理解が本質にあります。
そうした「人間としての通訳の力」というのは、IT技術が大きく発展して、上述したウェアラブルデバイスのような技術が台頭しても、「不要」と断じられる可能性は少ないでしょう。
2. 国際需要の加速
国際需要の加速が進む中、異なる国や文化間でのコミュニケーションの重要性がますます高まっています。
これに伴い、通訳者の需要も増加しています。
国際社会の橋渡し役として、通訳のスキルは大いに貢献するはずです。
まとめ
この記事では、「通訳」の英語表現と、「通訳」に求められる技術、そして「通訳」が果たしている社会的な役割や将来性についてお伝えしてきました。
ここまでお読みのあなたは、通訳について英語でどう表現するか、そして外国語を学ぶ人にとって大きな憧れである「通訳」の役割、そして将来性について十分に理解されていることでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。