英語の「スモールトーク」とは?外国人と会話が弾むネタを例文付きで紹介
あなたは英語でスモールトーク(small talk)をスムーズにすることができますか?スモールトークとは、ちょっとした世間話や雑談のことを指します。
日本語でも上手にスモールトークができると、知り合った人と仲良くなったり、ビジネス上の関係を円滑にできたりしますが、英語では日本語以上にこのスモールトークが大事なんです。
そこで今回は、英会話でのスモールトークについて、ご説明していきます。初対面の外国人とも会話が弾む話のネタも複数紹介します。
記事を最後までチェックすれば、スモールトークのやり方が分かり、初対面の外国人とも沈黙することなく話が続けられるようになりますよ。
スモールトークとは?英語と日本語でのマナーの違い
日本人と知り合うときや、仲良くなっていくとき、あなたはどんな話をするでしょうか。年齢や交際・結婚ステータスなど、個人的な話をすることもあるでしょう。特に日本人は年齢の話をする人が多いかもしれません。
これは日本では、たとえ多少の年齢差であっても、相手が年上かどうかで接し方や言葉遣いを変える習慣があるために起こることですから、日本では受け入れてもらえるでしょう。
しかし英語でスモールトークをする場合、最初からプライベートなことを聞くのは、場合によっては失礼に当たります。特に日常会話でもビジネス英語でも、年齢を聞くことはあまりありません。
では、英語ではどんなテーマでスモールトークをすれば良いのでしょうか。
一番トラブルにならないのは、プライベートや個人的なことがほとんど関係ない話です。たとえば、天気の話は英語のスモールトークの鉄板ネタです。バス停で待っているときに知らない人が天気の話をしてきたりもしますし、ビジネスシーンでも天気の話はよくします。
そのほかには、たとえば相手が身につけているものをさりげなく褒めたりするのも、好まれます。相手と友人というほど仲良しではないものの、顔見知りなら、今日どんな日を過ごしたかや、週末・休暇の予定なんて話もいいですね。
ちなみにプライベートなことでも、家族構成や趣味などについて軽く聞くのはOKです。政治的・宗教的なことが全く関係しない、誰もが知っているニュースやドラマについての話なんかも、大丈夫ですが、線引きが難しいので、自分からは話を振らない方が良いかもしれません。
今回は、そんなスモールトークの定番テーマの中から、誰にとっても安全な「天気の話」と「今日の話」の2つに絞って、使えるフレーズをご紹介します。
英語のスモールトークで使える話のネタを例文付きで紹介
ここからは、英語のスモールトークで使える以下3つの話のネタを、例文付きで紹介します。
- 天気の話
- 今日の話
- 仕事の話
これら3つの話題を英語で話せれば、スモールトークに困ることはなくなるはずです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
天気の話
英語のスモールトークで、一番定番のテーマは天気の話です。良い天気でも悪い天気でも、天気についてはコメントしやすいですよね。
天気についてのスモールトークは、日常生活でもビジネスシーンでも、そして全く知らない人相手でも気軽に振れるテーマですから、会話のシミュレーションをして練習しておくと良いですよ。
ここではいくつか天気についての、使えるフレーズをご紹介します。
天気が良い日
- It’s great weather today, isn’t it?
(今日は良い天気ですね。)
- We have lovely weather today.
(今日は良い天気ですね。)
- It’s a sunny day today.
(晴れていますね。)
- It’s a beautiful day, isn’t it? The sun is shining.
(今日は素晴らしい日ですね。太陽が輝いています。)
こうしたフレーズから始めて、どんな天気が好きか、こんな天気の日には何をしたいか、最近の天気はどうだったのか……などと会話を広げていきます。
たとえば、天気が良くてピクニックをしたい気分なら「It’s a great day for picnic.(ピクニックに良い日ですね。)」などと言えますね。
この辺りは定番フレーズというものはありませんから、会話の流れに合わせて、天気の話を膨らませていきましょう。
天気が悪い日
- Sadly, the weather is gloomy today.
(悲しいことに、今日は天気がどんよりしていますね。)
- It’s raining so hard!
(すごく雨が降っていますね。)
- Lately, it’s been really cloudy everyday.
(最近毎日曇っていますね。)
- It looks like rain.
(雨が降りそうですね。)
- I hope the rain will stop soon.
(早く雨が止むといいのですが。)
天気が良い日よりも悪い日の方が、会話を広げやすいかもしれません。たとえば、雨が降り出しそうなら「傘持ってきた?」なんて質問ができますし、天気が悪いことを一緒に残念がってもいいでしょう。
天気に関する英語については、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:天気を表す英語表現一覧を例文付きで解説【雨、雷など】
関連記事:「梅雨」を英語でなんて言う?日本の天気や気候を説明する英語も例文付きで紹介!
気温に関するコメント
- It’s really hot today! / It’s really cold today!
(今日は本当に暑い日ですね!/今日は本当に寒い日ですね!)
- It’s a bit chilly outside.
(外は少し肌寒いですよ。)
- It’s windy today.
(今日は風が強いです。)
- It’s really humid here.
(ここは本当に湿度が高いです。)
- I prefer hot weather.
(私は暑い天候の方が好きです。)
- It’s been getting warmer recently.
(最近暖かくなってきましたね。)
- I miss summer.
(夏が恋しいです。)
天気が良いか悪いかよりも、気温などに関する話の方がしやすいかもしれませんね。気候についての好き嫌いの話ができますし、暑くて汗をかいている、寒いからマフラーが必要だなど、そういうこともコメントしやすいでしょう。
今日の話
あまり親しくない人とのスモールトークを始める場合、天気の話から入るのがおすすめです。しかしそれだけでは会話が続かないこともあるでしょう。また状況によっては、天気の話が適していないこともあるはずです。
そんな時は、今日のことを聞いてみてはどうでしょうか。あまりプライベートなことに突っ込みすぎず、軽く聞くのがコツですよ。
こちらについては、会話例をみてみましょう。この会話例で使われているフレーズは全て使えるフレーズですから、ぜひ覚えてみてくださいね。
今日どんな日だったかを聞く
- A: Hi, how are you doing? How was your day?
- B: Hey, I’m doing well. It was a great day today.
- A: Was it? What happened?
(和訳)
- A: やあ、元気?今日はどうだった?
- B: やあ、元気だよ。今日はとても良い日だったんだ。
- A: そうなの?何があったの?
上記の例では良い日と言っていますが、実際の会話では、忙しい日と言ったり、普通の日だったと言ったりもします。また、「あなたはどうだった?」と質問で返される場合もあります。
どちらかというと日常会話で出てくるスモールトークですが、仕事でも同僚など顔見知り相手なら、よく使います。
仕事の後の予定を聞く
- A: The day is almost over!
- B: Yeah, it was a busy day, wasn’t it?
- A: Indeed. What are you doing after work?
- B: I’ll go straight back home. I can’t wait to take a nice shower!
(和訳)
- A: もうすぐ一日が終わるね!
- B: うん、忙しい一日だったね。
- A: 確かに。仕事の後は何をするの?
- B: まっすぐ家に帰るよ。良いシャワーを浴びるのが待ちきれない!
和訳はカジュアルな日本語になっていますが、英語版はビジネスシーンでも顔見知りになら使えるレベルの表現です。
ちなみに仕事の後に何も予定がないと言われて、「じゃあ一杯どう?」なんてこともありますよ。
仕事の話
ビジネスシーンでは、仕事の話もスモールトークのネタとして使えます。お互いに同じ業界で仕事をしている場合は、共通点も多く、話が弾むでしょう。
初対面の同僚と話すとき、取引先と会議を行うときなど、状況によって適切な話題をピックアップできるといいですね。例えば取引先とのスモールトークで以下のような話を振るのは失礼です。以下の文章は同僚などカジュアルに話せる状況で使えるもので、取引先との話の際は天気の話などの方が無難です。
- How long have you worked as 〇〇?
(どのくらいの間〇〇として働いているのですか?)
- What do you enjoy most about your job?
(仕事で一番やりがいを感じることは何ですか?)
- How did you get into this job?
(どうやってこの仕事に就いたのですか?)
まとめ
今回は英語でのスモールトークや使えるフレーズについてご紹介しましたが、上手にスモールトークはできそうでしょうか。
英会話では、日常会話だけではなくビジネス英語でもとても重要になるスモールトーク。
ビジネス英会話はもちろんスモールトークも上手くなりたいという方は、専属のネイティブコーチがつくコーチング英会話トライズの無料カウンセリングでぜひご相談ください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。