「相談する」は英語で何?ビジネスシーンで使う表現や関連語句まとめ
- 「今って時間ある?ちょっと相談したいんだけど…」
- 「我が家の家計の事で、ちょっと相談しないかい?」
こうしたシチュエーションを英語で伝える時、皆さんはどのように表現するでしょうか?
検索エンジンで「相談 英語」というように検索すると、「Consult」という単語が出てくるかと思います。
しかし、このConsultという英単語は、上述の2つのようなシチュエーションではあまり使われません。
というのも、日本語で「相談」という単語でひとくくりにされている言葉も、シチュエーションによって様々なニュアンスに分かれていて、英語ではそれらを区別して話されているからです。
英語を話したり英文を書いたりする時は、日本語の意味を機械的に変換するのではなくて、自分が伝えたい内容を考えて適切に使うクセをつけることが上達のカギになります。そこでこの記事では、各シチュエーションごとに、適切に「相談したい」を伝える表現についてお伝えしていきます。
この記事を読み終える頃には、「相談したい」を英語で表現する時に、適切な表現が出来るようになります。それだけでなく自分の伝えたい内容と照らし合わせながら英語での表現を考えるプロセスが身につくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
「相談する」の英語表現シチュエーション別まとめ【ビジネスシーンでも使える】
「相談する」の英語表現を以下4つのシチュエーション別にまとめました。
- 相手と意見を交換・共有する時
- 聞きたいことが明確な相談をする時
- 結論や決定を求める時
- 専門家に相談する時
同じ「相談する」でもシチュエーションによって言い方が異なります。あなただったらどのシチュエーションで相談するかを考えながら読み進めてみてください。
「相談する」の英語①:相手と意見を交換・共有する時
相談したい相手に「話を聞いてもらいたい」というニュアンスで「相談したい」場合は「Talk to you」を用いるのが自然な表現になります。
例:
- I need to talk to you.
- Talk to someone about ~
「I need to talk to you.」は直訳すれば「あなたと話す必要があるんだけど」という意味になりますが、話を聞いてもらう→相談に乗ってもらうというニュアンスでとらえてもらってOKです。
「Talk to someone about〜」は「〜について相談する(Someoneに〜について話す)」という意味になりますね。
Talk toは元が「話をする」「〜について話す」という意味なので、何か明確な答えを求めて相談する時だけでなく、「話を聞いてもらいたい」というニュアンスで相談したい時に使える表現です。
※補足
Talkを用いた表現で「Talk it over」と言うことも出来ます。
こちらはTalk to youに比べて、より深刻だったり、「腹を割って話すような相談事」に用いられます。
例:
- Can I talk it over with you? I am considering letting go of my car.
ちょっと相談があるんだけど良いかな? 車を手放そうか検討してるんだけど…
同じTalkを用いる表現にも、それぞれ適切な使い方がありますので、状況に応じてピッタリのフレーズを使えるようになるのが理想的ですね。
関連記事:英語のオンライン会議がスムーズに!便利なビジネス英語フレーズをまとめて紹介!
「相談する」の英語②:聞きたいことが明確な相談をする時
相手に相談して聞き出したい事が明確な場合は「Advice/Advise」を用いることが出来ます。
スペルに違いがありますが、Adviceは名詞として、Adviseは動詞として使われますね。
例:
- Can/Could you advise me on how to improve my English skills?
- Can/Could you give me some advice on creating documents for presentation?
1つ目の例が「どうやって英語力を上げるのか助言をいただけませんか?」という意味ですね。動詞の形で「Advise」を使う場合は「Advise 人 on 相談したいこと」という形で使われることが多いですね。
2つ目の例は「プレゼン資料を作るのに相談に乗ってほしいのですが。」という意味になります。
こちらは名詞としての「Advice」の形で使われていて、「Advice 人 on 相談したいこと」の形は変わらないのですが、名詞Adviceを導く動詞としてNeed, Give, Askがよく使われることもセットで覚えておきたいですね。
※注意
名詞のAdviceを使う時に「I want your advice.」を使うと、英語のネイティブスピーカーからは上から目線に聞こえてしまうので注意が必要です。
こちらがアドバイスを求めて相談する時はI need your advice.を使うのが無難でしょう。
「相談する」の英語③:結論や決定を求める時
奥さんや旦那さんと家庭・子供のこれからについて相談する時、子供が親や先生と進路について相談する時などの「結論や決定に向けてしっかりと相談する」時は「Discuss」が使えます。
Discussの意味が「議論する」という意味なので、これからの方針などを決定するために「しっかりと話し合う」という意味での「相談」として使うことが出来るわけですね。
例:
- I think It is needed to discuss your future path.
- Let’s discuss plans for our family finances.
1つ目の例文は「あなたの進路について話し合う必要があると思うのだけど。」という意味です。
「あなたの進路について相談したい」くらいのニュアンスで使うことが出来ます。親が子供に進路についての考えを促すようなシチュエーションですね。
2つ目の例文は「我が家の家計のやりくりについて話し合おう。」という意味になります。
こちらは家庭の方針について、夫婦間での方針を相談するようなシチュエーションですね。
このように、Discussが持つ「議論する」という意味の通り「結論や決定に向けてしっかりと相談する」という時に使うことができますね。
関連記事:【知らないと恥をかく】会議で役立つビジネス英語9選【場面別】
「相談する」の英語④:専門家に相談する時
専門家に相談するような時は「Consult」を使うことができます。特に、ビジネスや法律などの専門性の高いものについて相談する時に多く使われますね。
例:
- I’m thinking of consulting a tax accountant about inheritance.
- That is something you need to consult with your lawyer.
1つ目の例は、「Consult 人 about 相談したいこと」の形で「相続について、税理士に相談しようと思っています。」という意味になっていますね。また他にも、「Consult 人 of 相談したいこと」という形も取れます。
2つ目の例は、「Consult with 人」の形で「それは弁護士に相談する必要があるね。」という意味になります。
どちらの例も、専門知識が必要な事を、専門家に相談するニュアンスで用いられていますよね。
Consultを日常的な悩み事の相談を表す時に使うことはないので、「Talk to」 などと適切に使い分けが出来るようになっておきましょう。
「相談する」に関連する英語表現まとめ
「相談する」に関連する以下4つの表現についても、英語で何と言えば良いのかまとめました。
- 相談があります
- 相談窓口
- 悩み相談
- メールの件名に相談がある旨を記載する方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相談があります
「相談があります」は英語で「I have a consultation.」です。
ただし状況に応じて、本記事でも紹介したような、advice、discuss、talkを使いましょう。
例文
- I have advice for you.
- I want to discuss with you.
- I want to talk to you.
相談窓口
「相談窓口」は英語で「Consultation counter」です。
日本でも市役所窓口の英語表記などで見かける機会があります。
悩み相談
「悩み相談」は英語で「Trouble consultation」です。
メールの件名に相談がある旨を記載する方法
メールの件名に相談がある旨を記載する方法は、ビジネスメールなのかカジュアルメールなのかによって異なります。
ビジネスメールの場合は「Request for Advice(ご相談)」と記載します。一方カジュアルメールの場合は「Need Your Advice(相談したい)」と記載します。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。