英語のリスニングが全くできない人が知らない3つのこと
「長らく英語を勉強しているはずなのに、一向にリスニングができるようにならない」「聞き取れなくて答えを見たら知っている単語だった」と悩んでいませんか?
英語学習者の中には、リーディングはできてもリスニングはできない方がたくさんいます。原因は、リーディングとリスニングでは必要な知識や勉強方法が異なるからです。
そこで本記事では、リスニングが全くできない人が知らないこと3つを紹介します。
日本で暮らしていてもテレビCMや音楽など、日常生活は英語の音声で溢れています。リスニングができるようになれば、英語学習がさらに楽しくなりますよ。
リスニングが全くできない人が知らないこと3つ
「リスニングが全くできない」と悩んでいる方は、以下の3つを知らない可能性があります。
- 単語の意味
- 発音
- リエゾン
上記3つ全てを知らずにリスニングをしている方もいれば、2つは知っていて、1つだけ知らずにリスニングをしている方もいるでしょう。
これらを全て知った状態でリスニングをしなければ、必ずどこかでつまずいてしまいます。
それぞれを知らずにリスニングをするとどうなるのか、どうすれば改善できるのかを解説します。
英単語の意味を知らない
当然といえば当然ですが、単語の意味を知らなければリスニングはできません。初めて耳にする単語の意味は、どうやってもわかりませんよね。
「”〜ing”って言ったから進行形で…」のように、他の知識を使ってニュアンスを掴むことはできますが、本質的な意味までは理解できません。
TOEICなどの試験でも、他の部分は聞き取れたのに、答えに関係する大事な箇所だけ単語の意味が分からなくて困った方がいるのではないでしょうか?TOEICでは、単語一つの意味がわからないだけで、正しい解答を導き出せません。
また英会話では、1カ所だけ単語の意味が分からなかった場合、「〇〇ってどういう意味?」と聞くだけで解決できます。しかし分からない箇所が1カ所や2カ所だけならいいですが、分からない箇所がたくさんあれば、毎回「〇〇ってどういう意味?」と聞くことはできません。
リスニングで知らない単語によく出会う方は、英語学習の中に単語学習を取り入れましょう。そうすることで、知らない単語に遭遇する機会を減らせます。ただし1日に1時間も2時間も単語を学ぶ時間はないはずです。英語学習は単語だけではありません。リスニングやスピーキングなど、他の学習にも時間を割かなければなりません。そこでおすすめなのが、寝る前15分での単語学習です。寝る前は暗記に最適な時間です。なぜなら人は睡眠中に記憶を整理し、脳に定着させるからです。寝る直前に詰め込んだ記憶の方が、そのままの状態で記憶として定着させられます。最適な時間にピンポイントで単語を詰め込み、効率的に単語を学びましょう。
「すでに単語はある程度学んだつもりなんだけどな…」という方は、日々の英語学習の中で出会った知らない単語をノートにメモしておくだけでも構いません。すでにある程度単語を学んできた方は、単語帳をめくっても知っている単語が多く、退屈だと思います。自分が知らない単語だけを集めたノートを作って、定期的に見返しましょう。通勤電車の中やテレビCMの時間など、ちょっとした時間を単語の復習の時間として活用するだけでも、大分違いますよ。
単語学習に終わりはありません。全ての単語を覚えようとしてもキリがないので、自分に関係のあるジャンルの英単語から覚えましょう。
関連記事:英会話が上達しない4つの原因と上達するための「効果的な対策と勉強法」
発音を知らない
音は聞き取れなくても、綴りを見れば意味が分かる単語はありませんか?この場合、単語の意味は分かっていても、発音・音声を知らないということになります。
単語帳には、urlやQRコードからアクセスできる音声ファイルがついています。見れば分かっても聞いて分からない単語が多い方は、この音声ファイルを活用していないはずです。ただ単語帳を眺めるだけの単語学習しかしていないのではないでしょうか。
発音を知らなければ、リーディングやライティングはできても、リスニングやスピーキングは全くできなくなってしまいます。特に日本人は、単語の意味は知っていても、正しい発音を知らない方が多いです。英語を読めても話したり聞いたりできないという方は多いですよね。
「音は聞き取れなくても綴りを見れば意味がわかる」という方は、英語の音声を聞く機会を増やしましょう。単語学習では、英語を見て日本語の意味が浮かぶかテストするはずです。それを「英語の音声を聞いて日本語の意味が浮かぶかどうか」のテストに変更しましょう。
綴りを見れば意味がわかるのであれば、あなたはこれまで単語学習を頑張ってきたはずです。これまでの単語学習の頑張りを、音声の聞き取りに当てればいいだけです。
また聞くだけではなく、できれば声にも出してみましょう。自分で発音できる単語は、当然聞き取れます。
発音が分からないだけなのか、綴りも書けないないのかを判断するためには、ディクテーションがおすすめです。ディクテーションとは、聞いた音声を文字に書き起こす学習方法です。音声は聞き取れても文字に書き起こせないのであれば、綴りを知らないはずです。音声も聞き取れないのであれば、発音から学び直さなければなりません。ディクテーションの方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【今日から実践可能】リスニング強化におすすめのたった3つの学習方法
リエゾンを知らない
リエゾンという言葉を知っていますか?リエゾンの理解は、英語を聞き取る上で欠かせません。リエゾンとは、音のつながりのことです。リンキングと呼ぶこともあります。
英語はリエゾンが頻繁に起こる言語です。有名な例では、”Check it out”は「チェック イット アウト」ではなく、「チェケラゥ」と発音します。これがリエゾンです。他にも”want to”は「ウォント トゥ」ではなく「ウォントゥ」と発音するはずです。
単語一つ一つの発音は理解していても、リエゾンした後の発音を知らなければ、リスニングはできません。英語の音声は当然リエゾンした状態で放送されます。よって「聞き取れない音声の模範解答を見たら知っている単語だった」ということが起こりうるのです。
リエゾンにはルールがあります。主に以下の3つです。
- 連結
- 脱落
- 同化
連結はすでに解説した”Check it out”のような形です。また脱落は”Have a good time”が「ハブ ア グッド タイム」ではなく「ハバ グッタイム」と発音されます。このように発音しない方が楽な音声は脱落するのです。
同化の例としては”Did you”が「ディド ユー」ではなく「ディジュー」と発音されます。リエゾンにはそれぞれ、「こういう音の組み合わせの時は同化が起こる」のようなルールがありますが、長くなるのでここでは解説を控えます。
リスニングに苦手意識がある人は英語コーチングの「トライズ」へ
リスニングが全くできない人が知らない3つのことについて解説しました。3つのうち全てできているという方は少なかったのではないでしょうか。
3つのうち1つでもできていなければ、リスニング学習でつまずいてしまいます。どれも今日の学習から取り入れられるはずです。自分にどれが足りていないのかを確認して、早速本日の学習に取り入れましょう。
そうすれば次第にリスニング力もアップしていくはずです。成長を実感できれば、これまで嫌々やっていた学習も楽しくなりますよ。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。