「見積り」って英語でなんて言う?Estimateとは違うの?例文付きで詳しく紹介!
「貴社の商品Aについて、見積書を頂きたいのですが…」
「お客様より頂いた案件について、こうしたお見積りとなります。」
日常生活やビジネスシーンを問わず、「見積り」という言葉は頻繫に使われますよね。
会社の一員として、自社製品の見積もりを相手に差し出す場合、またこちらが購買者として見積書の提示を依頼する場合もあります。
そんな「見積り」ですが、英語では何と表現するかご存知でしょうか?
高校英語や受験英語を経験した方は「Estimate」が真っ先に思い浮かぶかもしれませんね。
しかし、実際のビジネスシーンで使われる「見積り」には違う表現が使われている場合もあります。
この記事では、そんな「見積り」を表す英語表現についてお伝えしていきます。
目次
見積りを表す英語表現
「見積り」を表す英語表現には、大きく分けて以下の表現が挙げられます。
- Quotation
- Estimate
- Assessment
また↑の表現には、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあり、使われ方も少しずつ違ってきます。
順番にお伝えしていきましょう。
Quotation
Quatationはビジネスシーンで最も一般的に使われる「見積り」を表す英語表現です。
例↓
- Please send us a quotation (quote) for the items below.
下記の商品の見積もりをお願いします。 - We look forward to receiving your quotation soon.
近日中にお見積りを頂けるのをお待ちしております。
Quote(見積もる)という動詞を名詞にしてQuotationという形で用いられたり、そのまま「Quote」という形のまま名詞として用いられもします。
Estimate
受験英語などで「見積もる」という動詞として学ぶ「Estimate」も、「見積もり」を表す英語表現として使うことが出来ます。
例↓
- The bank estimated the value of his property.
その銀行は彼の財産価値を見積もった
Estimateで「~を見積もる」という動詞として学ぶことが多いですが、Estimateの形そのままで名詞の「見積もり」を表すことが出来ます。
ただし、発音は動詞として扱う場合には「エスティメイト」、名詞として扱う場合には「エスティミット」になるので注意が必要です。
【注意!】Quote(Quotation)と、Estimateの違い
同じ「見積もり」という言葉で表されるQuote(Quotation)とEstimateですが、両者には微妙なニュアンスの違いがあり、使われ方にも違いがあるので注意が必要です。
ひと言で表せば、Quote(Quotation)はより具体的な見積もり、Estimateは概算の見積もりを表します。
Quote(Quotation)は、最終的な見積書として、どこにいくらの金額がかかっているのか、具体的な数字としていくらの金額がやり取りされるかがわかるものというニュアンスがあります。
対してEstimateは、「概算で大体これくらいの金額になる」という使われ方をします。
動詞として使う場合も…
- They estimate that the repairs will take two years.
修理には 2年間かかると彼らは見積もっている。
といったように、「きっちり2年間」というわけではなく、「大体2年間くらいだろう」というニュアンスで使われています。
些細な違いではありますが、混同していると(特にビジネスシーンでは)大きな勘違いにも繋がるので、この2つ(QuotationとEstimate)の違いはしっかり把握しておきたいですね。
Assessment
Assessmentも「見積もり」を表すことが出来る英単語です。
Assessという動詞にはもともと「評価する、査定する」という意味があります。
金額という側面で「評価、査定」をするので、Assessmentで「金額の見積もり」を表すことが出来るということですね。
例↓
- price for tax assessment
税金の査定額
「見積もる」を意味するその他の英語表現
ここまでで、「お見積り」というニュアンスで一般的に用いられる表現を紹介してきました。
しかし、他にも「見積もり」を意味する便利な英語表現にも、以下のようなものがあります。
- RFQ
- appraisal
- projection
順番に見ていきましょう。
RFQ
RFQは、主にビジネスメールで使われる「Request for Quotation」の略語です。
「お見積の依頼」という意味で使われます。
RFQという文字の並びを見た時に「あ、見積書の依頼だな」とパッと思い浮かぶようになっていると仕事がスムーズに運びますね。
RFQ以外にも、ビジネス英語でよく使われる略称をまとめた記事がありますのでぜひあわせてお読みください。
Appraisal
Appraisalは何かの価値を評価する場合に使われます。
例↓
- I need an appraisal of the damage.
損害がどれくらいかを見積もる必要がある。
Appraisalのニュアンスとして、Estimateのような「概算を見積もる」というイメージで使われます。
Projection
Projectionは「予測」を表す英単語ですが、「見積もり」を表す単語として使われることもあります。
- What is the projection of sales this month.
今月の売上の見積もりはどれくらいだろうか。
参考記事:ビジネス英語「効率化」の言い方とフレーズ・例文をご紹介
「見積もり」と一緒に使われる英語表現
最後に、「見積もり」と一緒に使われる英語表現を紹介します。
Suggested retail price
Suggested retail priceは「希望小売価格」を表す英語表現です。
この希望小売価格をベースに、Quotation(しっかりとした金額の見積もり)を算出していくことが多いです。
Deadline
Deadlineは「締め切り」を表す英単語で、「見積もり」と一緒に使われる時は「納期」を表す英単語として使われることがあります。
Remarks
Remarkは「注目を集める」という動詞として使われることが多いですが、見積もりに関する時にRemarksとして名詞の形になることで「備考」や「特記事項」という意味で使われる場合もあります。
特に見積書の中では、適応される割引内容や、追加料金の発生について書かれる場合が多いです。
まとめ
この記事では、「見積もり」を表す英語表現について、よく知られる「Estimate」以外にも様々な表現があること、またEstimateと微妙に違うニュアンスについてもお伝えしてきました。
この記事でお伝えしたことを活用して、ご自身の英語力の向上や、英会話の表現力の向上にお役立ていただければ幸いです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。