「それぞれ」は英語で何ていう?細かい意味やニュアンスごとに例文付きで紹介
「AとBには、それぞれ違った特徴があります。」
「犬好きも猫好きも、人それぞれだよね。」
↑のように、複数の物事やグループを並べて特徴を話すときには「それぞれ〜」という言葉を使いますよね。
「それぞれ〜」を英語に訳すと「Each」となりますが、英語を使う外国人は細かい意味やニュアンスごとに色んな英語を使って「それぞれ」を表現します。
そこでこの記事では、英語を話す外国人が使う「それぞれ」の英語表現を、細かい意味やニュアンスごとに例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、日常会話からビジネスシーンまで広く使われる「それぞれ」の英語表現を、あなた自身も英語を話す外国人のように適切に使い分けられるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「それぞれ」を意味する英語表現まとめ
「それぞれ」を英語で言いたい時は、以下の英語表現が役に立ちます。
Each
「それぞれ」と聞くと「Each」を思い浮かべる人は多いでしょう。Eachはそれくらい一般的な表現です。
物事やグループなど、それぞれの要素について強調したい時に使われます。
Each自体はシンプルで基本的な英語表現ですが、それだけにとても広い意味やニュアンスで使われ、実際の英文で見かけると戸惑う表現でもあるのでしっかりと意味とニュアンスを掴んでおきたい表現です。
例文↓
- Each person has their own unique personality.
人それぞれ独自の個性を持っています。 - We assigned a specific task to each team member.
それぞれのチームメンバーに特定の作業が割り当てられました。 - Each student will receive a personalized feedback report.
学生にはそれぞれ、個別のフィードバックレポートが渡されます。
Every
Everyは「すべての〜」や「あらゆる〜」を意味する英語表現ですが、文脈や翻訳の仕方によっては「それぞれ」の意味でも使われます。
「すべての〜」や「あらゆる〜」を、「全体という、ひとつのまとまり」としてではなく、「ひとつひとつ全てが、それぞれ〇〇だ」というニュアンスで使われることで、Everyが「それぞれ」の意味で使われるイメージです。
例文↓
- Every student must complete their assignment by the deadline.
全ての学生がそれぞれ、締め切りまでに課題を完成させなければなりません。 - Every team member contributed ideas for the project proposal.
全てのチームメンバーがそれぞれ、プロジェクト提案のアイデアを提供しました。 - Every department will present their progress report at the meeting.
全ての部署がそれぞれ、会議で進捗報告を行います。
Respectively
ビジネスメールやTOEICの試験など、オフィシャルなシーンで好んで使われるのが「Respectively」を使った「それぞれ」の表現です。
一方と、もう一方が「それぞれ」だったり、3つ以上の物事やグループを比較して「それぞれ〇〇だ」と話す時に使われる表現です。
例文↓
- Alice and Bob received first and second place prizes, respectively.
アリスとボブはそれぞれ一等賞と二等賞を受賞しました。 - The cars were painted red, blue, and green, respectively.
車はそれぞれ赤、青、緑に塗られました。 - The teams finished the race in first, second, and third place, respectively.
チームはそれぞれ一位、二位、三位でレースを終えました。
Per
「Per」を使うことで、「ひとつあたり〜」や「1人あたり〜」の意味になり、転じて「それぞれ〜」と訳すことができます。
例えば「Per minute」であれば、「1分につき」という意味になりますが、「1分あたりそれぞれ〇〇」と訳すこともできます。
英語の長文読解でよく見かける「WPM」という略語も、「Words Per Minute」が元であり、「一分ごとにいくつの単語を読めているか」という意味です。
したがって「Words Per Minute」は「1分ごとにそれぞれ〇〇単語読める」と訳すことができるわけですね。
例文↓
- You can have two slices of pizza per person.
1人につきそれぞれピザを2枚ずつ取ってください。 - The meeting will last 30 minutes per session.
それぞれのセッションごとに会議は30分間です。 - The company offers two weeks of vacation per year.
会社では1年につきそれぞれ2週間の休暇があります。
「人それぞれ」は英語で何て言うの?
日本語では「人それぞれだよね〜」というフレーズをよく聞きますよね。
考え方や感じ方など、人間の内面の部分が千差万別であることを指して「人それぞれだよね〜」と言うことが多いです。
そしてこの「人それぞれだよね〜」は、これまでお伝えしてきた「それぞれ」の英語では表現するのは難しいです。
英語で「人それぞれだよね〜」のニュアンスを伝える時は、主に以下の表現が使われます。
- Everyone is different.
- Each person is different.
- Individuals vary.
- People have different views.
↑どれも直訳すれば「誰もが違う」や「人それぞれ違う考え方がある」という意味になる表現です。
中でも最も一般的な表現は「Everyone is different.」でしょう。
以上のように、日本語では「人それぞれだよね〜」という言葉でも、そのフレーズが持つ意味が違うために「それぞれ」を意味する英語表現を使わずに「人それぞれ」を表現するわけですね。
まとめ
この記事では、「それぞれ」を表す色んな英語表現を例文付きでお伝えしました。
ここまでお読みのあなたは、「それぞれ」の英語表現を、あなた自身も英語を話す外国人のように、細かい意味やニュアンスごとに適切に使い分けられる十分な知識が身についているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。