【初心者向け】TOEFLの勉強法5つを分かりやすく解説【独学OK】
主にアメリカへの海外留学の際に必要となる英語資格「TOEFL」。
TOEICや英検など、他の英語資格試験と比べると国内に受験者が少なく、勉強方法に関する情報も多くは出回っていません。
そこで本記事では、TOEFL初心者の方に向けて、TOEFLに必要な勉強方法について解説します。また記事の後半では、TOEFLの独学にも役立つおすすめ参考書やアプリをまとめました。
記事を最後までチェックすれば、TOEFLの勉強方法に関する知識は一通り身につきます。スムーズにTOEFL対策を始められますよ。
目次
TOEFLとは?
英語に関する資格試験はいくつもありますが、それぞれ特徴があります。TOEFLを受験するのであれば、まずはTOEFLがどんな試験なのか、知っておくべきです。
そこでTOEFLに関する簡単な概要について解説します。すでにTOEFLがどんな試験か知っているという方は、飛ばしていただいて構いません。
TOEFLは、ETSというアメリカの機関によって開発された、英語力を測る資格試験です。TOEFLには全部で4つの種類があり、現在はそのうち2つ(TOEFL iBTとTOEFL ITP)が受けられます。
しかし一般的には、TOEFLというとTOEFL iBTのことを指します。
TOEFLでは、英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定します。各30点で、4つ全てを合計すると、120点満点です。
試験時間は3時間で、受講料は235ドル(約2万5千円)です。試験会場は、全国のテストセンターで、試験会場に設置されているパソコンを使って試験を行います。
TOEFLの試験概要や、TOEFLを受験するメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
関連記事:TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説!
【初心者向け】TOEFL iBTの勉強方法
TOEFLの勉強方法について、以下4つの観点から解説します。
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
- 問題演習
TOEFLを初めて受験する初心者の方におすすめできる、基礎的な勉強方法を紹介しています。
リーディング
リーディングでは、単語を覚えることが大切です。
試験によって問題の傾向に特徴があるのですが、TOEFLは留学に使われることからも分かるように、アカデミックな内容が多く出題される試験です。
よってビジネス英語や日常英会話で使われる単語ではなく、アカデミックな英単語を中心に覚える必要があります。TOEFL対策用の単語帳も出版されているので、TOEFLを受験するのであれば、1冊持っておきましょう。
英語学習で単語学習にばかり時間を費やしてしまう方がいますが、それはおすすめできません。特にTOEFLは、リーディングのみならず、リスニング・ライティング・スピーキングの対策もしなければならない試験です。
単語以外の学習時間も必要なので、単語は効率的に学習すべきです。単語の効率的な学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています。単語学習が苦手な方は、ぜひ一度目を通してみてください。
関連記事:【超簡単】英単語の勉強方法5ステップとコツ3つ【大学受験を控えた高校生〜社会人まで】
またTOEFL対策におすすめの単語帳については、記事後半で紹介しています。
リスニング
TOEFLのリスニング対策には、過去問を使った問題演習がおすすめです。
まずはTOEFLの問題形式に慣れましょう。そして問題形式に慣れたら、問題を解いて、苦手なパターンと得意なパターンを把握します。
そして苦手な箇所のみ重点的に復習を行うことで、少しずつスコアアップを目指します。
TOEFLは過去問が販売されています。The Official Guide to the Toefl Testという名前で販売されており、Amazonなどから購入できますよ。価格は4,000円前後です。
解けなかった問題は、再生速度をゆっくりにして聞いてみたり、スクリプトをみながら音声を聞いてみたりして工夫をしましょう。
またどこが聞き取れなくて正解できないのか分からない場合は、ディクテーションという勉強方法がおすすめです。ディクテーションを行えば、どこが聞き取れてどこが聞き取れていないのかが明確になります。よって、問題を間違えてしまう原因を突き止めるのに役立ちます。
ディクテーションの具体的なやり方について知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
関連記事:ディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説
スピーキング
TOEFL iBTのスピーキングでは、相手と対面で会話をするのではなく、問題文を読みマイクに向かって回答します。
問題文に対して、結論→理由→具体例のような形で論理立てて文章を組み立てられるのが望ましいです。
TOEFL iBTのスピーキングで最もやってはいけないのが、一切回答せずに黙ってしまうことです。そうならないためには、仮に完璧な答えが導き出せなかったとしても、何かしら発話をすることが大切です。
そのためには、スピーキングの瞬発力を向上させる必要があります。「じっくり考えて英語を話す」だと瞬発力は鍛えられません。TOEFLのような形で問題を聞いて即座に回答する練習や、実際に英会話をする練習が必要です。
英会話をする相手がいない場合は、オンライン英会話スクールや英語コーチングスクールの受講を検討しましょう。
英語コーチングスクールについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
ライティング
ライティングもスピーキングと同じように理論立てて文章を構成することが大切です。
文章に決まった型があるわけではありませんが「結論→理由→具体例→まとめ」の4段階で文章を構成すると、文章が綺麗にまとまりますよ。
具体例を抜いたり、順番を変えるなど、自由にアレンジしていただいて構いません。
ライティングに関しては、ライティング専用も参考書も出版されているので、1冊持っておくと良いと思います。おすすめは「TOEFLテストライティング問題100」です。
リスニングやリーディングには模範解答は一つしかありません。しかしスピーキングやライティングの場合は模範解答が複数あるケースが多々あるので、採点が難しく、注意が必要です。
TOEFL本番のライティングは、パソコンを使って行います。よって文章が頭に思い浮かんでいても、タイピングができなければ意味がありません。
普段パソコンを使う機会がなく、タイピングに自信がない方は、英文をタイピングする練習もしておきましょう。
問題演習
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングすべてに共通することですが、基礎学習を終えたら、問題演習を行いましょう。
問題演習を行うことで、基礎学習の出来はどうだったのか、どこが得意でどこが苦手なのかが分かります。
例えばリスニングは得意でスピーキングが苦手だということがわかった場合は、スピーキングに比重を置いて今後のTOEFL対策を進める必要があります。
TOEFLは得意を伸ばすよりも苦手を改善したほうが、スコアアップに繋がりやすいです。
基礎学習を一通り終えた段階で、過去問や実践問題集を購入しておくと良いですよ。
問題演習を終えた後は、必ず復習までセットで行うようにしましょう。面倒だという気持ちも分かりますが、時間をかけて復習することがスコアアップには大切です。
独学は難しい!と思ったら英語コーチングスクールがおすすめ
TOEFLの勉強法を5つ紹介いたしました。ここまで読み進めてみて「リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、問題演習を全て一人で勉強するのは大変そうだな」と感じた方も多いのではないでしょうか。
これまでに、独学で難関大学の入試に合格したり、難関資格を取得したりした経験があれば、TOEFLも独学で何とかなるはずです。
しかしそういった経験がないのであれば、TOEFL対策は思うように進まないでしょう。
「独学は難しそう。でも目標のTOEFLスコアを取りたい」と考える方におすすめなのが、英語コーチングスクールです。
英語コーチングスクールでは、英語のプロである日本人コーチがあなたの英語学習を徹底サポートします。
- 何をどのくらい勉強すればいいのか
- どんな勉強法で勉強をすればいいのか
- 学習した内容がどのくらい定着しているか
- 1日のノルマは達成できたか
これらを全て管理してもらえるので、英語の独学者が抱える悩みは全て解決しますよ。
英語コーチングスクールトライズのTOEFL iBTテスト対策コースでは、1日3時間のTOEFL対策を3ヶ月間継続し、以下のカリキュラムに沿って学習を行います。
独学だと、誘惑や気の弱さから、これだけの学習量をこなすことは難しいでしょう。コーチと二人三脚でTOEFL対策を行うことで、短期間での大幅なスコアアップが期待できます。
無料カウンセリングも行っているので、ぜひTOEFL対策に関する悩みをお聞かせください。
TOEFL対策におすすめのアプリ3選【独学用】
TOEFL対策におすすめのアプリは以下の3つです。
- TOEFL Go!
- TOEFL®英単語3800
- TEDITC
それぞれ詳しく見てみましょう。
TOEFL Go!
価格:無料(アプリ内課金あり)
インストール
「TOEFL Go!」は、TOEFLの試験を開発しているETSによって提供される公式のTOEFL対策アプリです。数あるTOEFL対策アプリの中でも公式は「TOEFL Go!」しかありません。
「TOEFL Go!」では、各セクションの問題を解くことができます。またテスト作成者からの耳よりのヒントが得られます。
今回紹介するアプリの中でも最も体系的にTOEFL対策ができるので、まず最初にインストールしてほしいアプリです。
TOEFL®英単語3800
価格:2,200円
インストール
「TOEFL®英単語3800」は、旺文社のTOEFL単語帳「TOEFL対策英単語3800」のアプリ版です。価格は2,200円しますが、今回紹介するアプリの中で最も人気のTOEFL単語対策アプリです。
TOEFL61点前後までの単語(956語)、80点前後までの単語(956語)、100点前後までの単語(956語)、105点を超える単語(956語)とスコア別に単語を学べます。
アプリでTOEFL単語を学びたいのなら「TOEFL®英単語3800」が一番です。
TEDITC
価格:360円
インストール
「TEDICT」は、著名人や学者などのプレゼンテーションを視聴できるアプリ「TED」に掲載されたプレゼンテーションを見ながらディクテーションができるアプリです。
TOEFL対策用のものではありませんが、良いリスニング教材になることは間違いありません。
TEDについては後半で紹介していますが、TEDをより有効活用して勉強に活かしたいという方におすすめです。
関連記事:英語学習には【TED】がおすすめ!効果的な勉強法とレベル別のTED10選!【初心者OK】
TOEFL対策におすすめのアプリについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【無料あり】TOEFL対策おすすめアプリ厳選10選!単語対策も可能
TOEFL対策におすすめの参考書3選【独学用】
TOEFL対策におすすめの参考書は以下の3冊です。
- 改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600
- ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版>
- はじめてのTOEFLテスト完全対策 3訂版
それぞれ詳しく解説します。
改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600
価格:2,750円
『改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600』は、TOEFL頻出単語5600語を、学問別にまとめて収録した単語帳です。
ただ単語と日本語訳が書かれているだけではなく、長文が付いていて、その長文の中に新たに学ぶ単語が登場します。
『改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600』は、上級者になっても使える単語帳です。よって英語中級者から上級者の方におすすめします。
ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版>
価格:6,710円
『ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版>』は、TOEFLの問題を作成しているETSが公式に出版している実践問題集です。
演習問題と実践模試が合計4回分収録されています。
TOEFL本番と同じ形式で問題演習ができるので、初心者〜上級者まで全ての方におすすめですが、費用が6,710円とやや高額なのがネックです。
はじめてのTOEFLテスト完全対策 3訂版
価格:2,530円
『はじめてのTOEFLテスト完全対策 3訂版』は、TOEFLをはじめて受験する方に向けて作られた問題集です。
各セクションの傾向と対策を学ぶことができます。また各セクションの問題演習もできます。
TOEFLに限らず英語資格試験では、試験ごとの傾向を掴むことが重要です。『はじめてのTOEFLテスト完全対策 3訂版』を使えば、TOEFLの問題にどうやって向き合えばいいのかが分かりますよ。
TOEFL対策におすすめの参考書についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【初心者〜上級者まで】TOEFL対策におすすめの参考書5選と選び方まとめ
まとめ
TOEFLの勉強方法について、TOEFL初心者の方に向けて解説しました。TOEFLの勉強方法について分かったら、あとはそれを実践するのみです。
早速参考書を購入するなどして勉強教材を揃え、TOEFL対策を始めましょう。途中で勉強に行き詰まったら、当記事を再度参考にしてください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。