CASECとは?無料でできる対策・勉強法からおすすめアプリまで紹介
CASEC(キャセック)とはどういった試験なのか、CASECのおすすめ勉強方法や学習アプリについてまとめました。
CASECを受験しようか悩んでいる方、CASECってどういう試験なの?と疑問に思っている方、CASECの勉強方法について知りたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
CASECとは?
CASEC(キャセック)は、Computerized Assessment System for English Communication」の略で、JIEM(株式会社教育測定研究所)が開発・運営を行う英語資格試験です。
試験ではリスニングとリーディングに関する問題が出題されます。試験はインターネットから申し込みをすれば、すぐに受験でき、試験が終われば結果をすぐに確認できます。
TOEICや英検のように、数週間前に事前に申し込みをして、試験当日は会場に足を運ぶ必要はありません。
CASECの問題形式
CASECの問題は、以下のように4つのセクションに分かれています。
- セクション1:コミュニケーションに不可欠な語彙の知識
- セクション2:コミュニケーションに不可欠な表現の知識
- セクション3:リスニングでの大意把握力
- セクション4:具体情報の聞き取り能力
上2つがリーディングで、下2つがリスニングです。
CASECでは、受験者全員に同じ問題が出題されるわけではありません。
試験はオンラインで行うので、回答を入力した時点で内部では問題の正解不正解が判断されます。その結果によって、次に難しめの問題が出題されたり、簡単な問題が出題されたりします。
TOEICや英検とは異なる問題形式ですので、イメージが湧きづらいかもしれません。CASECの公式サイトには、CASECの問題形式は視力検査のようなものだと解説されていました。
視力検査では大きな図を認識できれば、どんどん小さな図へと移っていきます。一方認識できなければ、それよりも大きな図へと移りますよね。
CASECの試験時間
CASECの試験時間や問題数、配点について表にまとめました。
カテゴリ | 問題内容 | 問題数 | 解答時間/問 | 解答形式 | 配点 |
セクション1
(リーディング) |
語彙の知識 | 16問 | 60秒 | 4肢択一 | 250点 |
セクション2
(リーディング) |
表現の知識 | 16問 | 90秒 | 4肢択一 | 250点 |
セクション3
(リスニング) |
大意把握力 | 17問 | 60秒 | 4肢択一 | 250点 |
セクション4
(リスニング) |
聞き取り能力 | 11問 | 120秒 | ディクテーション | 250点 |
関連記事:ディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説
CASECは1,000点満点の試験で、試験時間は50分程度です。
CASEC対策におすすめの勉強方法3つ
CASECは、TOEICのように公式の問題集が出版されていません。また市販の参考書もCASECに関するものはほとんどありません。
CASECの公式サイトでも、CASEC対策をする際は「他の英語資格試験と同じような学習をしておけば良い」と記載されています。
CASECの問題集は出版されていないので「どうやってCASE
C対策をすればいいか分からない」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでCASEC対策におすすめの勉強方法を3つ紹介します。
- サンプル問題を解く
- TOEICのリスニング・リーディング対策
- 英検のリーディング・リスニング対策
それぞれ詳しく解説します。
サンプル問題を解く
CASECに公式問題集はありませんが、公式サイトにてサンプル問題が公開されています。まずはCASEのサンプル問題を解いて、問題形式に慣れましょう。
どのような形式で問題が出題されるのか全く分からない状態で試験に臨むのと、問題形式を把握した状態で試験に臨むのとでは、パフォーマンスが大きく異なります。
本格的に試験対策を始める前にサンプル問題を解いて、どんな試験なのか全容を把握しておきましょう。サンプル問題は以下のリンクより解くことができます。
TOEICのリスニング・リーディング対策
TOEIC対策は、そのままCASEC対策になります。よってTOEICの参考書を使って英語学習をしましょう。
TOEICもCASECも、どちらもリスニングとリーディングの試験です。
TOEICは990点満点の試験で、受験者全員が同じ問題を解きます。よって全員に当てはまるTOEIC対策は存在せず、その方のレベルによって、使用する教材や対策を変えなければなりません。
例えばTOEIC900点レベルの方は上級者向けの教材や勉強方法を使用すべきです。またTOEIC600点レベルの方は、中級者向けの教材や勉強方法を使用すべきです。
英語初心者の方がCASEC対策に、TOEIC上級者向けの教材や勉強方法を行っても意味がありません。
TOEIC教材をCASEC対策に使う際は、それが自分のレベルに合っているかどうかを確かめましょう。
英検のリーディング・リスニング対策
TOEICと同じく英検対策も、そのままCASEC対策になります。TOEICはビジネスに関する英語が多く登場するのに対し、英検ではビジネスに関する英語はほとんど登場しません。その代わり、アカデミックな内容が多く登場します。
英検は以下のように級分けされています。
- 5級
- 4級
- 3級
- 準2級
- 2級
- 準1級
- 1級
TOEICとは異なり英検は級分けされているので、自分に合った級を選びましょう。
3級から1級までは、二次試験として面接があるので、スピーキングの対策も必要です。
CASEC対策におすすめのアプリ3つ【無料】
CASEC対策におすすめのアプリ3つを紹介します。
CASEC対策用のアプリがリリースされているわけではないので、他の英語学習アプリを活用してCASEC対策をすることになります。
CASEC対策におすすめのアプリは以下の3つです。
- トレーニングTOEIC®test
- mikan
- ディクトレ
トレーニングTOEIC®test
トレーニングTOEIC®testはTOEIC対策用のアプリです。
トレーニングTOEIC®testには、TOEICの問題が883問収録されており、無料で利用できます。
一問一答形式で電車の中などの隙間時間をうまく活用できるので、まとまった勉強時間を確保するのが難しい方におすすめです。
mikan
mikanは目的別に英単語を学習できるアプリです。英単語学習アプリの中では、最も高い人気を誇っていると言っても過言ではありません。無料で使えます。
苦手な単語だけを復習できるなど、機能も充実しています。
英語でもっとも大切なのは語彙力です。単語学習用のアプリとして、他のアプリと併用して使うのがおすすめです。
ディクトレ
ディクトレは、ディクテーションのために作られた無料アプリです。無料ですが600問のディクテーション問題を解くことができます。
問題のジャンルは様々で、TOEICに関する問題や日常英会話に関する問題などが収録されています。英語を学ぶ目的や目標に合わせて、解く問題を選ぶのがおすすめです。
難易度も初心者向けのものから上級者向けのものまで用意されています。
音声を繰り返し何度も再生できるループ機能がついているので便利です。
まとめ
CASECの試験概要や勉強方法、おすすめアプリについて解説しました。
CASECがどのような試験なのかが分かり、何をすべきかが分かれば、後は実際に行動するのみです。
早速CASEC対策を始めてみましょう。
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おすすめのスクールは「トライズ」
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。