VERSANT導入企業の実例や導入背景【TOEICや英検よりも企業向きの試験】
英語資格試験は、TOEIC・英検のようにいくつもあります。そんな中、企業の研修等に導入する英語資格試験として注目を集めているのがVersantです。
本記事では「そもそもVERSANTってどんな試験なの?」という方から「新人研修等で使える良い英語資格試験はないかな?」と悩んでいる方に向けて、Versantの概要や企業導入が進む3つの背景について解説します。
興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
Versantとは?
VERSANT(ヴァーサント)とは、ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Pearson社が開発した英語リスニング&スピーキングテストです。
VERSANTテストは、アプリまたはウェブで受験できます。スピーキングテスト・ライティングテストと、4技能の総合力を測るプレイスメントテストの3種類があります。
VERSANTの試験概要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
VERSANTの企業への導入事例
続いて、VERSANTが企業にどんな理由で、どういった形で導入されているのかを見てみましょう。
・より高い英語力とビジネス力を強化するための研修プログラムを社員に提供しており、英語スピーキング力を測定するツールとしてVERSANTを採用
・採用時の英語力測定としてもVERSANTを導入
・いつでも測定が可能なため、忙しい社員には最適かつ、即座にスコアが出て管理が容易で、テスト運営に大変助かっている
(日本タタ・コンサルタンシー・サービシーズ)
・年に2回スイスで行われている海外研修への派遣者を5倍を超える倍率の中からスムーズかつ納得感のある形で選考するため
・スコアレポートで英語力の課題や学習のアドバイスが個別に提供できるので、社員の能力開発に役立っている
(日本たばこ産業)
・VERSANTは、妥当な価格で、多忙な人でも短時間で受験でき、結果がスグに分かり、受験者個人の強みと改善分野を数字で把握できるので社内の英語研修プログラムの効果測定に採用している
(ヒルトン)
・半年間マンツーマン英語レッスンを提供し、その効果を検証するためにVERSANTを導入
・いつでも、どこでも受験できるので、英語のテストを受けるために会場を設定したり、忙しい社員にわざわざ受験しに来てもらったりする必要がない
・英語研修を受講してきたメンバーの中からこの春、4名がアジアパシフィック本社機能のあるシンガポールに着任
(パーソルホールディングス)
(日経ビジネススクール Versantの導入事例を参考に筆者作成)
関連記事:VERSANTは外資系企業への転職に役立つ?TOEICとの比較や必要スコアを解説
企業へのVERSANT導入が進んでいる3つの背景
先ほど紹介した導入事例のように、VERSANTは企業に導入するべき試験としても注目を集めています。企業がこぞってVERSANTを導入しているのには、以下3つの理由があります。
- VERSANTはTOEICとは異なり、スピーキング力も測定できる試験である
- 受験後すぐに結果が分かる
- スコアレポートが充実している
それぞれ詳しく見てみましょう。
VERSANTはTOEICとは異なり、スピーキング力も測定できる試験である
VERSANTは、純粋な知名度としては、TOEIC・英検・TOEFLといった他の英語資格試験に劣ります。
TOEICは、VERSANTと同じくビジネス英語力を測定する試験です。「TOEICの方が知名度が高いのならVERSANTではなくTOEICの方が良いのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか?
VERSANTでは、英語4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)を測定します。一方でTOEICではリスニングとリーディングの2つの技能しか測定しません。
厳密には、TOEICはListening&Readingテストと、Speaking&Writingテストに分かれており、Speaking&Writingテストを受験すればスピーキング力とライティング力を測定できます。
しかしTOEIC Speaking&WritingテストはTOEIC Listening&Readingテストと比べて知名度も受験者数も圧倒的に少ないのが現状です。一般的に「TOEIC」と言えばTOEIC Listening&Readingテストのことを指します。
就活等で今や必須の英語資格となりつつあるTOEICですが、TOEICスコアが高いからと言って英語が話せるとは限りません。一方でVERSANTは英語4技能を測定できるので、当然ビジネスに必要なスピーキング力も測れます。
企業は、英語のリスニングとリーディングだけができる人材ではなく、スピーキングとライティングもできる人材を求めています。特にスピーキングは、英語4技能の中で最も重宝されるスキルと言っても過言ではありません。
以上が企業へのVERSANT導入が進んでいる1つ目の背景です。
関連記事:【新形式】TOEICとはどんな試験?問題形式をパート別に解説
関連記事:TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説!
受験後すぐに結果が分かる
資格試験では、結果が分かるまでに数週間から1ヶ月程度かかるのが一般的です。例えばTOEICは、結果を確認するまでに最低2週間はかかります。また英検も同様に2週間程度かかります。
一方でVERSANTでは、受験後すぐにスコアを含めた結果が確認可能です。
VERSANTで結果がすぐに分かるのは、VERSANTがスマホやパソコンからオンラインで受けられる試験である点と、AIによる自動採点のおかげです。
ビジネスシーンでは、決まった日時に試験を受けて、結果を数週間待つよりも、好きな時に受けてその場で結果が分かる方が都合が良い場面が多いです。
例えば新入社員向けの研修のような場面では、結果を何週間も待つわけにはいきません。
以上が企業へのVERSANT導入が進んでいる2つ目の背景です。
スコアレポートが充実している
VERSANTは、他の英語資格試験と比べて、スコアレポートが充実しています。
例えばTOEICのスコアレポートには、リスニングとリーディングのスコアと、そのスコアに対するコメントしか記載されていません。
一方でVERSANTの場合は総合点に加えて、文章構文・語彙・流暢さ・発音のような細かなスキルのスコアまで計測してくれます。
「TOEICスコアが高いから英語が話せるとは限らない」というのは前述のとおりです。VERSANTなら、スピーキング力を細かく測定でき、結果もすぐに分かります。
以上が企業へのVERSANT導入が進んでいる3つ目の背景です。
まとめ:英語研修の指標にはVERSANT
VERSANTの概要や企業導入が進む3つの背景について解説しました。
VERSANTの企業導入がなぜ進んでいるのか、お分かりいただけたのではないでしょうか?
VERSANTは比較的新しい英語資格試験です。そしてTOEICや英検など歴史が長く、知名度もある試験とは異なる特徴を持っています。
VERSANTを受けたことがない方は、ぜひVERSANTを受験してみてください。そして企業の研修等にVERSANTを導入すべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ一度VERSANTを導入してみてください。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。