「概要」は英語で何と言う?ビジネスで使える単語・例文・3つの使い方を解説
「概要」はビジネスシーンにおいてよく使われる言葉です。例えば商談では、本題をダラダラと話す前に、概要を述べますよね。
概要を述べるのは、日本語でも英語でも同じです。つまりビジネス英語においても「概要」を述べる機会は多々あります。
「先に概要をお伝えしますね」と英語で言えるだけで、あなたのビジネス英語レベルは一気にアップします。
そこで本記事では、概要を英語で何と言うのか、まとめました。
概要は英語で?
概要を表す英語は複数あります。今回はその中でも最もメジャーな次の3つを紹介します。
- outline
- summary
- overview
例文とともに紹介するので、自分だったらどうやって使うかを考えながら、記事を読み進めてみてください。
outline
まず1つ目は、”outline”です。日本語でもアウトラインというカタカナ英語で、そのまま「概要」を表す言葉として使われていますよね。
”outline”は文字通り、輪郭という意味です。”out”「外側」の”line”「線」ですので、本当に文字通りの意味ですよね。
そして輪郭という意味が転じて「概要」という意味で用いられます。「話の概要を説明する」と「話の輪郭を説明する」はほとんど同じ意味ですよね。
名詞では「概要」、動詞では「概要を述べる」という意味になります。
“outline”を使った例文
“outline”を使った例文を5つ紹介します。
- “This is an outline of the presentation.”「これが今回のプレゼンテーションの概要です」
“This is an outline of〜”の形で使われることが多いです。あらゆる場面で使いまわせる言い回しなので、この機会に覚えておきましょう。
- ”Please tell me the outline of the test.”「テストの概要を教えてください」
こちらが概要を説明するだけではなく、相手に概要の説明を求める場合もあります。そんな時に使える表現です。
- “I outlined every details of today’s presentation.”「私は今日のプレゼンテーションについての詳細をまとめました」
このように動詞として使われることもあるので、覚えておきましょう。
- ”Can you give me an overview of the report?”「そのレポートの概要を教えてくれませんか?」
“can”を”could”に変更すれば、より丁寧な表現になります。
- “Can you tell me the brief overview of the report?”「そのレポートの簡単な概要を教えてください」
“brief”は「手短な」という意味の形容詞です。日本語でも「ブリーフミーティング」のようにカタカナ英語で使われますよね。
summary
2つ目は”summary”です。こちらも”outline”と同様にカタカナ英語でも使う表現です。カタカナで「サマリー」と行ったりしますよね。
ニュアンスとしては、日本語で言う「まとめ」のようなイメージです。
名詞では「概要」、動詞では”summarize”「要約する」という意味になります。
“summary”を使った例文
“summary”を使った例文を4つ紹介します。
- “His summary was very impressive.”「彼の概論はとても素晴らしかった」
発表や論文について言及する際に使える表現です。
- “Please make a summary of the matter.”「この案件の概要を作ってください」
“please”を文頭に付けることで、命令文でもより丁寧な表現になります。日本語で敬語を使う場面では上記の例文のように”please”や”could you”を付けた方が無難です。
- “Could you tell me the brief summary of the report?”「そのリポートの概要を教えてください」
このように”outline”と全く同じように使うこともできます。
- “Can you summarize what he said.”「彼が言ったことをまとめて私に教えてくれませんか」
“summary”を動詞として使ったパターンです。そのまま”summary”として使えるのではなく”summarize”にしなければならないので注意してください。
動詞としても使えるようになることで、表現の幅が大きく広がりますよ。
overview
3つ目は”overview”です。”overview”も他2つの表現と同様に「概要」という意味です。
“sumarry”のように「要約」という意味はなく、全体をまとめるという意味で使われることが多いです。
名詞では「概要」という意味です。また動詞として使うことは原則としてありません。
“overview”を使った例文
“overview”を使った例文を3つ紹介します。
- “Can you give me an overview of the report?”「レポートの概要を教えてくれませんか」
“can”を”could”に変えることで、より丁寧な言い回しになります。
- “First, I will provide an overview of the company.”「まず初めに、私が会社の概要を説明します」
上記の例文は、ビジネスシーンでそのまま使える表現です。英語を使った商談やプレゼン、テレカンの機会がある方にぜひ身につけてほしい表現です。
- “Contains system overview and configuration information.”「システムの概要と構成に関する情報が含まれます」
上記のような文章が、商品の説明書などに記載されていることもあります。
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outline/summary/overviewの使い分け
「概要」を表す英語で最もよく使われるのが次の3つの表現です。
- outline
- summary
- overview
またこれら3つの中でも一番頻繁に使われる表現は”summary”です。本の要約や会議の要約などあらゆる場面で使われます。
”overview”は広範囲におよぶ物事の全体像をつかむための「概観」という意味で使われます。つまり詳細ではなく全体像を説明したい時や説明してほしい時に使われます。
“outline”は骨組みという意味で使われることが多いです。
また今回紹介した3つの表現以外にも「概要」を意味する英語はあります。例えば”abstract”です。こちらは論文で頻繁に用いられる単語です。また小説や映画、ドラマの概要という意味では”synopsis”や”digest”などを使います。カタカナ英語でも「ダイジェスト」と言いますよね。
このように場面によって使用する単語が異なるので、この機会に調べてみるのも面白いですよ。
まとめ
「概要」を表す3つの英単語について、例文とともに解説しました。早速使う機会があれば、使ってみてください。
何度も繰り返し使うことで、自分の表現として定着してきます。単語だけで覚えるのではなく、例文と一緒に覚えたり、自分だったらどうやって使うかを考えることで、より効率的に覚えられますよ。
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。