【ビジネス英語の基本】英語での自己紹介に使えるシンプルな英文を紹介
初対面の人と交わす挨拶は、相手が自分に対してどのような印象を抱くのかを決めてしまいます。ですから、ビジネスで英語を使う機会がある人は、英語での自己紹介の仕方を確実に身に付けておきたいところです。
ここでは、スマートに自己紹介するためのポイントと、必ず押さえておきたいフレーズをご紹介します。
目次
ビジネスシーンにおける英語での自己紹介のポイント
ビジネスシーンでの自己紹介のポイントは2つあります。
ひとつは内容をシンプルにすること。もうひとつは、内容だけでなく、態度や握手、アイコンタクトといった動作にも気を配ることです。それでは、各ポイントについて見ていきましょう。
英語の自己紹介のポイント①:自己紹介の構成はシンプルに
自己紹介の構成は、わかりやすくシンプルが一番です。次のような構成が基本となります。
自己紹介の構成
- 「Hi」などの最初の挨拶
- 名前を名乗り、部署、肩書き・役職を伝える
- 「どうぞよろしく」という挨拶
- アイスブレイクの一言
1~3は想像つきやすいですが、4のアイスブレイクは知らない人もいるかもしれません。アイスブレイクとは、自己紹介にプラスする「ちょっとした一言」のことで、場をなごませ、双方をリラックスさせるために添えるものです。
内容は特に決まっておらず、例えば「I like your tie. (そのネクタイいいですね)」や「How was your flight? (フライトはいかがでしたか?)」という風に、相手に関することで十分です。また、時事ニュースなど、共通の話題も有効です。ただし、相手の家族や年齢、学歴、政治、宗教など、プライベートな話題はタブーです。
日本でも出会った相手に「今日は暑いですね」「ようやく涼しくなりましたね」などの一言を添えますが、これもアイスブレイクです。
なお、アイスブレイクがないと、相手に「仕事の話しかしない、あまりフレンドリーじゃない人」「何か普通じゃない人」という印象を与えてしまいます。思い付かなければ天気の話でも構わないので、何か一言添えるようにしましょう。
英語コーチングTORAIZのInstagramアカウントで自己紹介のフレーズを紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
この投稿をInstagramで見る
自己紹介での注意点
そのほかの注意点としては、初対面での相手の呼び方があります。
最初は、苗字に「Mr.」や「Ms.」などの敬称をつけて呼び、相手から「Please call me~ (~と呼んでください)」と申し出があれば切り替えるのが基本です。大抵は「~と呼んで」と言ってくれることが多いですが、もし言ってくれない場合は「敬意を払ってほしいということかな?」と察して、そのまま敬称をつけて呼ぶのが無難です。
なお、お互いに打ち解ければ、ファーストネームで呼び合う場合もあります。また、相手が同僚など同じ立場の人の場合は、最初からファーストネームで呼んでも構いません。
英語の自己紹介のポイント②:態度や握手、アイコンタクトなど、動作にも気を配る
態度や握手、アイコンタクトなどの動作は、言葉以上に印象を決めることがあります。特にポイントとなるのは次の3つです。
握手
握手は、アメリカでは男性・女性関係なく交わされるのが一般的で、これがほぼ世界のスタンダードにもなっています。欧米圏にも、男女間の握手の習慣がない国はありますが、ビジネス上は世界のスタンダードが適用されることがほとんどです。
握手のタイミングと長さは、最初に「Hi」と言葉を交わしながらお互いに近づき、近づいたら握手して、お互いの自己紹介が終わるまでずっと握ったままなのがスタンダードです。日本人にはなかなか居心地が悪いものですが、慣れるしかありません。
握手は、力の入れ方によって相手に与える印象が違います。相手の手を握りつぶすかのようにギュッと握る人は強さを見せたい人、自分のほうが上だと主張したい印象になります。反対に、力が弱すぎる人は、弱い人、自信がない人という印象になります。
特別な意図がないのなら、その真ん中の「普通」の力加減で握るのが適切です。ただ、握手の習慣のない日本人にとって、この普通は難しいため、多くの日本人は「さわっているけれど握っていない」ような、弱い握手になってしまいがちです。目安としては、「野球のバットを片手で持つぐらい」の力加減を意識してみてください。
アイコンタクト
基本的に、お互いの自己紹介のあいだは、ずっと相手の目を見るのがマナーです。
慣れないと居心地の悪さを感じますが、アイコンタクトは「あなたの話を聞いていますよ」という意思表示でもあるので、目を合わせておきましょう。
ニュートラルな動作
下手に出すぎず、カジュアルになりすぎず、ニュートラルな態度をとることを心掛けます。
日本の習慣であるお辞儀は、知らない人には「何をやっているんだろう?」と受け取られますので、海外ではしないほうが無難です。しかし、グローバルビジネスに慣れた人なら、日本人がお辞儀をすることは知っていますので、問題なく受け入れられます。
ビジネス英語の自己紹介のコツについては、ENGLISH TIMESのインスタをフォローするといつでも確認可能です!
この投稿をInstagramで見る
英語での自己紹介の例文
自己紹介は、中学英語の授業でも行うものですが、ビジネスシーンで行う場合は注意が必要です。
例えば、「I’m~」と「My name is~」は、どちらも「私は~です」と名前を伝える表現です。しかし、「My name is~」は「I’m~」よりフォーマルな響きを持ちます。そのため、会話では「I’m~」を使うほうが一般的ですが、プレゼンなど少しフォーマルな場面では、「My name is~」のほうがしっくりきます。
このように、使うシーンごとに自己紹介方法は変わります。ここでは、3シーンにおける自己紹介の例文をご紹介しましょう。
取引先の担当者に初めて会う場合
- Hi, I’m Alex from Tryon. It’s a pleasure to meet you. I’m a senior analyst in the marketing department.
(こんにちは、トライオンのアレックスです。はじめまして。私はマーケティング部のシニアアナリストです)
プレゼン・ミーティングなどの冒頭
- Hello everyone. Thank you for coming today. My name is Alex Williams from Tryon. I’m a senior analyst in the marketing department. Today I’m going to talk about…
(皆様、こんにちは。本日はお越しいただきありがとうございます。トライオンのアレックス・ウィリアムズと申します。マーケティング部のシニアアナリストです。本日お話しするのは…)
社内の人と初めて会ったとき
- Hi, I’m Alex. It’s a pleasure to meet you. I’m a senior analyst in the marketing department.
(こんにちは、アレックスです。お会いできてうれしいです。私はマーケティング部のシニアアナリストです)
英語の自己紹介から良好な関係を
自己紹介は、良い関係を築くための第一歩です。きちんと英語で自分紹介するのも大切ですが、英語を話すことばかりに気をとられて、コミュニケーションが疎かになってしまっては本末転倒です。
自己紹介の練習をするなら、英語で活動するサークルやイベントに参加するのがいいでしょう。
自己紹介の機会も増えるだけでなく、一人では練習できないようなことについても実践できます。特に、握手の力加減などは、ある程度数をこなさないとわからないので、やはり実地で練習するのがおすすめです。
ビジネス英語を習得するなら英語コーチングのトライズ
もし、ビジネスシーンで相手と良好な関係を築きたいのであれば、ネイティブと練習をするのもひとつの方法です。
コーチング英会話のトライズでは、自己紹介やプレゼンなど、受講生の求めるスキルを学べるよう、それぞれのゴールに合わせて個別にプログラムを組んで学習します。ご興味があれば、ぜひ一度無料のカウンセリングを受けてみてください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。