英語プレゼンの良し悪しは準備で決まる!うまくいく準備の進め方
「英語でプレゼンをすることになったけれど、どうしたらいいかわからない」
「そもそもプレゼンが苦手で、まして英語でするなんて」
このような不安を英語のプレゼンに対して感じてはいませんか。
もちろんプレゼンの出来には、英語力やプレゼンのうまさなども関係してきますが、実のところ、プレゼンの良し悪しは、準備の要素が大きいというのをご存じでしょうか。
こちらは、英語のプレゼンの準備の仕方を詳しくまとめている記事です。これからプレゼンを行うという方をはじめ、あまりうまくいかなかった経験のある方にも、ぜひ見ていただきたい内容になっています。
本記事では以下のことをまとめています
- プレゼンテーションの目的
- うまくいくプレゼンの準備と進め方
目次
プレゼンテーションの目的
近年ビジネスシーンおいて何かと求められるプレゼンですが、そもそもその目的は何でしょうか。何かを知ってもらおうとすれば、資料を渡したり、その分野に詳しいサイトのリンクを共有したりすれば、情報を伝えることは簡単にできますし、わざわざプレゼンテーションをする必要はないような気もしますよね。
しかし、それでもプレゼンが求められ、とくにビジネスにおいては不可欠とされるのには理由があります。というのもプレゼンテーションは、情報を伝えることが目的ではなく、相手の行動を促せる効果的な手段だからです。
何かの情報を提示して、それについて深く知ってもらい、最終的には納得をもって、ある行動を取ってもらう。プレゼンテーションは、このようなプロセスをまとめた技術であり、煩雑なビジネスの場において何かを伝える、そして行動を促せる有効な手段とされています。
プレゼンには準備が不可欠
プレゼンの大きな特徴は、そこにプレゼンをする人がいるという点です。つまり情報だけでなく、プレゼンをする人が、聴き手の関心を喚起し、行動を取ってもらうことにプレゼンをする意義があります。
しかし、それにはさまざまなスキルが必要で、たとえば大勢の人のまえでの話し方や抑揚もそうですし、興味を引く話や笑いをさそって好意を持ってもらうといった、プレゼンならではの技術が必要となります。
ただそのようなスキルがある人はいいですが、多くの方が持っているというわけではありません。たいていの場合、とにかくうまく伝えられるかを考えてのぞむ場合がほとんどだと思います。
つまり、わたしたちがプレゼンテーションを成功させるには、そのようなスキルではなく、わかりやすい構成をつくっておくことや、聞きやすくて話し方を練習しておくといった、入念な準備のほうが重要だということです。
英語のスピーチを外国人に印象づける3つのポイントについては下記のリンクからご覧いただけます。
英語のプレゼンの準備と進め方
それではここからは、英語でのプレゼンの準備の仕方と進め方をご紹介したいと思います。
こちらではいくつかのステップにわけて、英語における特徴を踏まえながら、プレゼンを作成していく方法をご紹介します。どのように準備をしたらいいかわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
ゴールを決める
プレゼンの準備する上でまず始めにやることは、ゴールを決めることです。このゴールとは、プレゼンの目的でもあるアクションを促すことにあたります。
たとえば、新商品の企画をプレゼンするのであれば、この企画を採用してもらうこと、新商品を紹介するプレゼンであれば、この商品を売ることがゴールと考えられます。アイデアや研究の発表であれば、そのアイデアや研究をほかのビジネスで活用してもらうことなどがこれにあたるかもしれません。
このように、プレゼンの準備では何をうったえることで、聴き手に何をしてもらいたいかを明らかすることからはじめます。これによって、情報をただ伝えるだけのプレゼンではなく、相手に働きかけるようなプレゼンを作っていくことができるようになります。
聴き手を知る
ゴールを決めたら、続いては、プレゼンの聴き手がどのような人かを考えます。相手はどのくらい英語ができるのか、相手はネイティブかノンネイティブか、聞き手はどのくらい自分が話すことに知見があるのかなど、聞き手がどのような人かを知っておくのは、英語のプレゼンを準備するうえでとても大切だといえます。
たとえば、ネイティブではない人に向けてイディオムやジョークをちりばめたプレゼンを準備しても伝わりませんし、相手がその主題に詳しいのに、初心者に向けたような一からの解説をしても、相手にうったえかけるようなことはできませんよね。
プレゼンをつくった後でズレが出てこないように、この段階で、どのようなオーディエンスに向けたプレゼンなのか、どのような人が自分のプレゼンを聴いてくれるのかを確認することは大切なプロセスです。
主題、テーマを決める
ゴールを設定してオーディエンスを把握したら、続いてはプレゼンする主題、メインテーマを設定します。主題を明確にすることで、これからプレゼンで話す内容や資料を作成する際に、不要な情報を入れるようなことがなくなります。
ただここで注意すべきは、主題とゴールは同じではないということです。たとえばプレゼンのゴールが「商品を売る」ことにあって、それを主題としてしまうと聴き手にとってはかなり露骨な表現になりますし、それは企業内でしてくれという話ですよね。同じく、先に挙げた商品の企画を採用してもらうというゴールは、主題にはなりえません。
要するに、どのようにしてゴールを達成するか、ゴールを達成するために伝えたいことは何か、というようなことがここでいう主題、メインテーマにあたります。
プレゼンの大まかな流れ、構成を組む
メインテーマが決まったら、実際にプレゼンの構成を作成していきます。まず、ビジネスのプレゼンにおいてスタンダードとなっているのは、イントロ(intro)ボティ(body)結論(conclusion)という3つのパートから成るフォーマットです。とくにこれといったアイデアがない方は、このフォーマットをもとにプレゼンを作成していきましょう。
流れとしては、まずイントロで、プレゼンのメインテーマの紹介、問題提起をおこない、そして結論を述べます。「イントロでなぜ結論」と思われるかもしれませんが、これは英語における論文やプレゼンの特徴です。結論から述べて補足していくというスタイルになります。
それから、ボディで結論をサポートする情報を紹介していきます。たとえば「この戦略を取るべきだ」というのがメインテーマだとすると、イントロであげた問題点をいかに解決できるかといった、結論をサポートする内容をボディで紹介していきます。
そして最後の結論で、これまでの紹介を要約しつつ、あらためて主張や結論を述べます。このような大まかな流れや構成を、テキストやホワイトボードに書き出すなどして、この段階で組んでいきます。
各パートの情報を埋めていく
大まかな構成ができたら、各パートの情報を埋めていくことになります。前述したように英語のプレゼンでは、結論を先に述べて、その理由を補足していくという形になるので、そのような流れで原稿を書いたりしていきます。
ここで重要なのは、シンプルかつ、はっきりした情報を入れることをこころがけることです。また、ロジックの流れも大切で、主張、結論、サポート1、サポート2、サポート3、結論と繋げていくように、話を組んでいきます。
また英語のプレゼンにおいては、とくにイントロのパートが重要とされ、はじめにいかに聴き手の興味を引けるかが重要だといわれることもあります。hookといったりしますが、聴き手への質問、驚くような話、小噺から始めたりするのが、聴き手をうまく引きつけられるテクニックで有効だとされています。
スライド、資料を用意する
プレゼンの構成ができたら、スライドや資料の作成を行っていきます。スライドはパワーポイントを使うのが一般的で、図やグラフを使いながらプレゼンの内容を視覚でもわかるようにしていきます。
このときのポイントは、見出しや箇条書きをうまく使って情報をまとめること。あまりに情報が詰め込まれたスライドや資料はかえって見にくく、それを追うことに忙しく伝えたいことを聞いてもらえないということがあります。
スライドや資料の作り方は、さまざまなメディアで詳しい情報が紹介されていますので、それらを参考にしたり、プレゼンをサポートするサービスに相談したりするといいかもしれません。
発表の練習をする
ここまでの準備ができたら、あとはひたすら練習あるのみです。用意した原稿をそのまま読むだけでは、聴いてくれる人を退屈にさせる場合もありますし、最悪それによって聴いてもらえないことも起きてきます。
そのため、できれば練習によって、相手に興味を持ってもらえるプレゼンを行えるようにしましょう。できないにしても、原稿はしっかり読めるようにしておく、声の大きさや話す速さ、声のトーンなどを意識して臨みたいところですね。
またプレゼンには、冒頭のあいさつで何について話すのか、どれぐらい話をするのかなどを紹介して、それから自己紹介、本題に入るといった、ある程度の決まった型があります。
プレゼンの後には、質疑応答の時間もありますし、用意していない受け答えしなくはいけない場合もでてきます。そのため、プレゼンでよく使われる定番フレーズなどをおさえておくことも大切ですね。
英語プレゼンの参考になる記事を下記リンクからご覧いただけます、ぜひ参考にしてみてください。
■孫正義直伝、そこそこの英語力でも失敗しないプレゼン必勝法 – 日経ビジネス
プレゼンはビジネス英語の専門家に相談しよう!
これまで英語でのプレゼンの準備の仕方をご紹介してきました。しかし、実際にはもっと効果的なプレゼンテーションの準備の仕方はあります。またプレゼンをする内容によって構成や話し方、何より使う英語が変わってくると思います。
そこでおすすめしたいのは、英語の、とくにビジネスにおける英語の専門家に相談をすること。トライズには、専属のコンサルタントと専属のネイティブ講師が、ひとつ上のプレゼンの目指すサポートしています。
英語でのプレゼンが不安だという方をはじめ、どうしてもプレゼンを成功させたいという方は、一度トライズに相談されてみてはいかがでしょうか。
短期で英語を話せるようになりたい方に
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。