英語で「もしよろしければ」何と言う?ビジネスシーンやメールで使える表現まとめ
仕事のやり取りでは、何かを依頼したり催促したりすることがあります。ただこちらの思うことを伝えるとき、あまりストレートにいいすぎると露骨ですし、ときには相手の気持ちを害してしまうこともあります。そのため、何かを頼むときなどは、遠回しな言い方をするなどして、控えめに伝えることが多いのではないでしょうか。
このような婉曲な表現のひとつに「もしよろしければ」という言い方があります。これは相手に頼みごとをするときだけでなく「~いたしましょうか」といった、こちらの気遣いを示すときにも使われる言葉です。
こちらでは、そんな「もしよろしければ」にあたる英語表現をまとめています。ビジネスにおける会話やメールでのやり取りなど、さまざまなシーンで使われる表現ですので、ぜひチェックしてみてください。
本記事でわかること
- 「もしよろしければ」の使い方
- 「もしよろしければ」にあたる英語表現
目次
もしよろしければの使い方
はじめに、「もしよろしければ」の使い方をご紹介します。日ごろからいろいろな場面で使われるこの言葉ですが、わたしたちは大きくわけて3つの使いわけをしています。
まず1つ目は、お願いや頼みごとをするときです。「よろしければしていただきたいです」というように、何かを頼むときなど、相手を強制しないためのクッションとして使います。
2つ目は、相手の都合を伺うときです。「もしよろしければしたいのですが」というように、相手にとって都合が悪くないかを伺うときに使います。
3つ目は、相手を気遣うときです。「もしよろしければされませんか、いたしましょうか」というように、何かを提案したり、相手を気遣ったりするときに使います。
これらのすべてに共通して言えることは、相手の意向を尊重しているということです。「もしよろしければ」をつけることで、ゆとりのあるコミュニケーションとなり、頼むほうも頼みやすく、頼まれるほうも断りやすくなるので、良好な関係を築くことができます。
「もしよろしければ」の例
- 「よろしければ、明日までにご連絡いただけませんか」
- 「もしよろしければ、明日の朝、会議をしたいのですが」
- 「もしよろしければ、こちらでお待ちください」
- 「もしよろしければ、電話をかけさせましょうか」
「もしよろしければ」にあたる英語
それではここからは、「もしよろしければ」にあたる英語をご紹介していきたいと思います。こちらではうえでご紹介した使い方に沿って、さまざまな英語表現を紹介できたらと思います。
お願いするときや都合を伺うときに使える表現
はじめに、相手に何をお願いするときや相手の都合を伺うときなどで使える英語をご紹介します。
if you don’t mind
if you don’t mindは、直訳すると「嫌でなければ」となる言葉です。「嫌でなければしてもらいたい」というような、相手の気もちに配慮するような表現になります。頼みごとをはじめ、許可を得るときや、何かを提案するときにも使われる言葉です。
- “If you don’t mind, could you send me the document again?”
もしよろしければ、もう一度その文書を送っていただけませんか? - “May I call you back later if you don’t mind?”
よろしければ、後でお電話してもいいですか? - “Let‘s discuss this at the next meeting if you don’t mind.”
もしよろしければ、次の会議でこれについて話しましょう。
if it’s possible
if it’s possibleは、「もし可能なら」という意味を表すことばです。それができるかどうかをたずねる表現で、依頼をするときや許可を得るときなどで使われます。またit’sを省略してif possibleということもできます。
- “Would you give us a call by the end of the day if it’s possible?”
可能であれば、終日までにご連絡いただけませんか。 - “I’d like to know more about the product if possible.”
できれば(よろしければ)もう少しその商品についてお伺いしたいです。
if it’s okay with you
if it’s okay with youは、「大丈夫なら」を表す言葉です。差し支えないかたずねるときや、相手から許可をもらうときなどで使います。またokayのかわりに、fineやalrightを使うこともできます。
- “I would like to record our discussion if it’s okay with you.”
よろしければ、議論を録音したいのですが。 - “If it’s okay with you, I will arrange your business trip for next Wednesday.”
よろしければ、来週の水曜日に出張の手配をいたします。
if it works for you
if it works for youは「それで都合がいいなら」という意味になる言葉です。予定やアイデアに対して、「~で大丈夫なら、問題がないなら」といった使い方をします。また、if it’s convenient「都合がよければ」も同じような意味で使われます。
- “I would like to visit your office at 1 pm if it works for you.”
ご都合よろしければ、午後1時にオフィスをお伺いしたいのですが。 - “We can reschedule our meeting for next Friday if it’s convenient for you.”
そちらのほうが都合がよければ、来週の金曜日に会議を変更することもできますよ。
都合が良いという英語フレーズは英語コーチング「TORAIZ」のInstagramでも動画の中で登場します。ぜひ確認してみてください。
この投稿をInstagramで見る
if you have a conflict
if you have a conflictは「都合が悪ければ」という意味になる言葉です。conflictは「対立、衝突」を表しますが、ビジネスでは、おもに予定やスケジュールなどがかち合うといった意味で使われます。
- “I have scheduled your meeting at 3:00 tomorrow, but I will change it if you have a conflict.”
明日の3時に打ち合わせを予定しましたが、都合が悪ければ変更いたします。 - “If you have a conflict, let us know.”
都合があわなければ、ご連絡ください。
if it’s not too much trouble
if it’s not too much troubleは「お手数でなければ」という意味になる言葉です。迷惑でなければしてほしい、といった相手に何かをしてもらうときに使います。また「悩ませる、困らせる」というbotherを使って、if it doesn’t bother you「迷惑でないなら」という言い方もできます。
- “Would you contact them on my behalf if it’s not too much trouble.”
ご手数でなければ、私の代わりに連絡を取っていただけないでしょうか。 - “May I ask another question if it doesn’t bother you.”
ご迷惑でなければ、もうひとつ質問をしいてもいいですか。
相手に何かを相談する時の英語フレーズに関しては、以下の記事でまとめておりますのでご覧ください。
提案や気遣いとして使える英語表現
つづいては、相手への提案や気遣いとして使われる「もしよろしければ」をご紹介したいと思います。
if you want(would like)
If you wantは、直訳すると「もししたいなら」を意味する言葉です。相手の意向を聞くときや何かを提案するときに使われ、日本語でいう「お望みであれば、ご希望であれば」というような表現です。またwould likeとすると、より丁寧な言い方になります。
- “I will send you a sample if you want.”
よろしければ、サンプルをお送りできます。 - “I can let him call you back if you would like.”
よろしければ、折り返すように伝えますが。
if you like
If you likeは「お好みなら」を意味する言葉です。提案や申し出につけ加えて使います。If you would likeとおなじ意味で「よろしければしますよ」という使い方をします。
- “You may restart your computer if you like.”
よろしければ、パソコンを再起動してもいいですよ。 - “I can go back to the previous slide if you like.”
前のスライドに戻ることもできますよ。
feel free to
feel free toは「何なりと、ご自由に」という意味になる言葉です。気兼ねをすることなく自由にしてくださいといった意味となり、相手への気遣いとして使われます。また同じような表現にyou’re welcome toがあり、こちらも「ご自由に」といった意味があります。
- “Please feel free to ask me any questions.”
ご質問があれば、何なりとお尋ねください。 - “You’re welcome to try.”
よろしければ、お試しください。
don’t hesitate to
don’t hesitate toは「躊躇をせずに」という意味を持つ言葉です。何かをすすめる際に「ご遠慮なくしてください」というような使い方をします。Eメールの結びなどでもよく使われる言葉です。
- “Don’t hesitate to contact us if you need further assistance.”
もしそのほか何かございましたら、お気軽にご連絡ください。 - “If you need additional information, please don’t hesitate to call us.”
そのほか必要な情報がありましたら、ご遠慮なくお電話ください。
ときには直接たずねることも必要
これまで「もしよろしければ」にあたる英語をご紹介してきました。ただこの言い方は、場合によると控えめ(間接的)すぎて、本当にやってもらいたいことでもやってもらえない場合もあります。また、こちらは気遣いとしていったつもりでも、伝わらないということも。
そのため、ときには丁寧でありながら直接的な言葉で相手に働きかけることも大切です。たとえば、if you don’t mindも、Would you mindを使って、直接たずねることができます。
そのほかI would appreciate if you~「してもらえると助かります」というように、自分のしてもらいたいことを丁寧に伝える方法もあります。
日本語の「もしよろしければ」はいろいろなときに使うことができますが、英語ではときに間接的すぎる表現となるので、使いわけには注意が必要です。
まとめ:丁寧なビジネス英語を正しく学ぶなら英語コーチング「TORAIZ」
こちらでは「もしよろしければ」にあたる英語表現をご紹介しました。仕事をしているとどうしても相手に頼みごとをしたり、催促をしたりすることがでてきます。
そんなときはあまりストレートすぎずに、相手の意向を尊重したコミュニケーションが取れると、より良好な関係を築けるのではないでしょうか。
もし丁寧なビジネス英語を学びたい、仕事での会議やメールに困らない英語力を身につけたいという方は英語コーチング「TORAIZ」がおすすめです!ビジネス経験豊富なプロのネイティブコーチと日本人コンサルタントが専属でサポートします。
ビジネス英語が必要という方は、一度TORAIZ公式サイトをご覧になって無料カウンセリングでご相談されてはいかがでしょうか?
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。