TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説!
英語資格として頻繁に名前を聞く資格がTOEFLです。しかしTOEFLという名前を聞いたことがあっても、試験内容や特徴について詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- TOEFLとは?
- TOEFLを受験するメリット
- TOEFLを受験するデメリット
について解説します。
本記事を最後まで読んで、TOEFLに関する理解を深めましょう。
目次
TOEFLとは?
TOEFLは、ETSというアメリカの機関によって開発された、英語力を測る資格試験です。英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定します。各30点で、4つ全てを合計すると、120点満点です。
試験時間は3時間で、受講料は235ドル(約2万5千円)です。試験会場は、全国のテストセンターで、試験会場に設置されているパソコンを使って試験を行います。
他の英語資格試験と異なり、TOEFLには2年間の有効期限があります。主に海外への留学の際に必要とされる資格です。ちなみに同じ英語資格のTOEICにも、TOEFLと同じく2年間の有効期限があると言われていますが、それは間違いです。
関連記事:TOEICの有効期限は2年間って本当?いつまで履歴書にかけるのかを解説
TOEFLを受験するメリット
TOEFLを受験するメリットは、以下の4つです。
海外でも認知されている
TOEFLは、海外でもよく認知されている資格です。英語系の資格は、英検やTOEICなどいくつかあります。しかし英検に関しては、日本の試験で、国外では全く認知されていません。
TOEICは、世界中160ヵ国で行われている試験ですが、欧米ではほとんど認知されていない試験です。TOEICはアジア、特に東アジアではTOEFLよりも認知度や信頼度が高い試験です。
しかしTOEFLは、欧米を含めた世界中で認知されています。日本では英検やTOEICに次いで、3番目に認知度が高い、英語資格です。しかし日本以外のほとんどの国では、最も有名な英語資格として認知されている資格です。
海外留学や移住の際に役立つ
TOEFLは、海外留学や海外移住の時に役立ちます。特にアメリカでは、ほとんどの大学が出願時にTOEFLの受験スコアを提出することを義務付けています。
しかしヨーロッパでは、TOEFLよりもIELTSという英語資格の方がメジャーです。大学への出願にもこのIELTSが使われることが多いです。ただし、どちらのスコアも使える場合の方が多いです。
海外留学や海外移住を検討する場合は、どちらのスコアの取得が必要なのかを事前に確認しておきましょう。ただし、TOEFLで高得点を取得するには、膨大な時間がかかります。他の英語系の資格試験と比べても難易度が高い試験だと言うことができます。
できるだけ早くTOEFLの対策を始めておくことをおすすめいたします。
4技能を同時に試験できる
TOEFLでは、英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」を1回の試験で全て測ることができます。英語系の資格試験で、4技能を同時に測定できる試験は多くありません。
例えばTOEICは、リスニングとリーディング、スピーキングとライティングの試験に分かれています。また英検は、3級より低い級ではスピーキング試験がありません。
TOEFLでは、一度に4技能全てを測定できるので、手軽です。TOEIC L&Rテストで、リスニングとリーディングの試験を受ける方は、TOEIC対策もリスニングとリーディングの対策に偏ってしまいます。
しかしTOEFLでは、4技能全ての対策をせざるを得ないので、満遍なく英語を学習できます。
大学や大学院入試で有利になる
日本国内では、TOEFLよりもTOEICの方が知名度が高いです。一定以上のTOEICスコアを取得していれば、単位が取れたり入試が有利になる学校も多いです。
しかし最近では、AO試験などの推薦入試でTOEFLのスコアを活用できる大学が増えてきています。大学によっては、出願時に十分なTOEFLスコアを持っていれば、入試での英語試験が免除される大学もあります。
日本の英語教育では、これまでのリーディングやリスニングに特化した学習ではなく、4技能全てを満遍なく学ぶ学習が重視されています。その中で4技能の能力を一度で測定できるTOEFLを導入する大学は、今後も増えていくはずです。
TOEFLの試験日程については以下の記事でまとめておりますので、受験を検討されている方はご覧ください。
TOEFLを受験するデメリット
TOEFLを受験するデメリットは、以下の2つです。
タイピング力が必要
TOEFLは、従来の試験のように、紙の解答用紙に答えを記入して行う試験ではありません。TOEFLでは、試験会場に設置されているパソコンを使って問題を解きます。英検には学校の試験のような解答用紙を使いますし、TOEICにはマークシートを使います。しかしTOEFLではパソコンに直接タイピングをすることで解答します。
よって、タイピング力も試験のスコアに少なからず影響してしまいます。例えばタイピングが苦手な場合は、問題を解くスピードが遅くなってしまいますよね。
TOEFL対策をするときは、答えをパソコンに入力しながら学習するなど、タイピング力を上達させるための工夫が必要です。
試験時間が長い
TOEFLの試験時間は、3時間と長いです。TOEICの2時間の試験時間ですら長く感じますが、それよりも1時間も長いです。休憩時間を含めれば3時間半かかりますし、試験会場への入室時には、指紋登録や顔写真撮影、金属探知機での検査などがあり、それにも長い時間を必要とします。
試験当日、家を出てから試験を終えて家に帰り着くまでには、半日以上かかることは確実です。
TOEFLは体力勝負でもあります。試験前日は早めに寝て、試験当日も食事をきちんと取るなど、万全の体制で受験できるようにしておきましょう。
日本ではTOEICの方がメジャー
日本国内では、TOEFLの知名度はそこまで高くありません。日本国内ではTOEICの方が知名度が高いです。よって日本で就活や転職活動を行う時には、TOEFLよりもTOEICの方が、基本的には役立ちます。
日本で就活や転職活動をするために、何か英語系の資格が欲しいのであれば、TOEFLの受験はおすすめしません。TOEICの受験をおすすめします。以下の記事で、就活で役立つTOEICのスコアについて解説しています。
またTOEICにはL&RテストとS&Wテストの2種類があります。就活でTOEICスコアを役立てるためには、TOEIC L&Rテストを受験しましょう。2種類のテストの違いに関しては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:TOEIC L&Rテストとは?試験概要や受験のメリットを解説!
関連記事:TOEIC S&Wテストとは?問題形式や受験の必要性を解説!
まとめ
TOEFLの試験概要や受験のメリット・デメリットについて解説しました。TOEFLは、留学や海外移住の予定がある方、進学する大学や大学院がTOEFLスコアを必須と定めていたり、スコアがあれば優遇してもらえる方にとってはおすすめの試験です。
TOEFLは英語資格試験の中でもかなり難易度が高い試験です。対策を始めて1ヶ月や2ヶ月で成果が出るような試験ではありません。少しでもTOEFLを受験しようかなと迷っている人は、まずはTOEFLの対策を始めてみましょう。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。