英語での接客対応はもう怖くない!販売業で役に立つ接客英語フレーズ集

千葉県出身。早稲田大学文学部卒。日系航空会社の客室乗務員として6年間乗務。退職後は、英会話学校で外国人講師の通訳に携わる。
持ち前の向学心で、英語のほか、韓国語、スペイン語にも精通。フィリピンに留学経験あり。
海外から日本への旅行者が増えるなか、飲食店や販売店などの接客業において、英語でのやりとりは避けては通れないもの。「英語が苦手だから話しかけられると困る」「決まったフレーズしか答えられない」など、英語でのコミュニケーションに強い苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。
込み入った話をするには相応の英語力が必要ですが、接客英語では定番フレーズさえ知っていれば基本的な対応は可能です。
今回は、覚えておくと便利な接客英語フレーズをシチュエーション別に紹介します。
英語での接客のポイント
外国人観光客は異国に来ているので、日本人の店員に対して完璧な英語は求めていません。意思や要望がきちんと通じればOK。好印象を与えるためには、まずは歓迎の気持ちを伝えることが大事です。堂々とした態度で外国人客とコミュニケーションを取って、売り上げアップを目指しましょう!
ここからは、シチュエーション別に、今すぐ使えるフレーズを紹介します。
来客時の挨拶から会計を終えてお店を出て行くまでを頭に浮かべながら、練習してみてくださいね。
1. お客様への挨拶の英語フレーズ
- Good morning. / Good afternoon. / Good evening. 「いらっしゃいませ」
まずは、笑顔でお客様をお迎えしましょう。
人気店で順番待ちが必要になる場合は
- Please wait in line. 「並んでお待ちください」
- Please wait at the end of line. 「最後尾でお待ちください」
- Please take a number slip. 「番号札をお取りください」
など、丁寧に説明をしましょう。
その際、待ち時間の目安も案内できるとより親切です。
- It’s going to be about 15 minutes wait. 「ただ今の待ち時間は約15分です」
- The waiting time is about 30 minutes. 「ただ今の待ち時間は約30分です」
- Thank you for waiting. 「お待ちいただきありがとうございました」
- Thank you for coming in on such a wet day. 「天気が悪いなか、ご来店いただきありがとうございます」
という感謝の気持ちも伝えられるとなお良いでしょう。
2. 商品を紹介する英語フレーズ
何か探しているけれど見つけられなくて困っている様子なら、以下のフレーズで声をかけてみましょう。
- How may I help you? 「お手伝いいたしましょうか?」
- Can I help you find something? 「何かお探しですか?」
外国人のお客様が興味深そうに商品を見ている時、「背中を押す言葉をかけたいけど、何て言えば良いのかな」という経験はありませんか。
そんな時に使える接客フレーズを紹介します。
- Please try the samples. 「ご試食をどうぞ」
- Please inform us of any allergies. 「アレルギーがあればお知らせください」
- Please take your time to look around. 「ごゆっくりご覧ください」
- Please feel free to pick it up. 「どうぞご自由にお手に取ってご覧ください」
- Please feel free to try it on. 「どうぞご自由にご試着ください」
- feel free to~は「自由に~して」の意味。接客時だけでなく日常会話でもよく使いますので、覚えておくと便利です。
- Please call me if you need anything. 「ご用があればお声がけください」
- I will check the stock. 「在庫を確認してまいります」
- That item is out of stock. 「その商品は現在品切れです」
- This one is very popular. 「この商品はとても人気があります」
また、商品の購入にあたって、海外への発送の可否を尋ねられることもあります。
Yesなら
- Yes, we do ship internationally.
Noなら
- Unfortunately we cannot send this product overseas.
と答えましょう。
3. お会計をする時の英語フレーズ
海外と日本では会計のシステムが違うことがあります。戸惑っているお客様を前に、英語が苦手だからと声をかけないままでは無愛想に見えてしまいますね。外国人のお客様が安心して買い物ができるよう、手助けできる準備をしておきましょう。
- Please pay at the cash register. 「レジでお支払いください」
- Please buy a meal ticket first. 「先に食券をお買い求めください」
- We don’t accept credit cards. 「クレジットカードは受け付けておりません」
- Please show your ID. 「身分証明書を提示してください」
会計後などの見送りの際には、Thank you.に続けて
- Have a nice day! 「良い一日を!」
- Please come again. 「またお越しください」
など一般的な挨拶で大丈夫です。
笑顔で見送ればその気持ちが伝わるので、元気よく挨拶をしましょう。
英語が苦手なら「英語のサイン」が便利!
英語の「話す」、「聞く」ことに苦手意識がある場合は、「書く」という手段に置き換えることで、お客様とのコミュニケーションが可能です。
「英語のサイン」を活用すれば、外国人のお客様を迎える際の心強い味方になってくれることでしょう。
「英語のサイン」レストラン編
- Please wait to be seated 「席にご案内しますのでお待ちください」
- Please press the button to call staff 「ボタンを押して店員をお呼びください」
- Today’s recommendation 「本日のおすすめ」
- Seconds are free of charge 「おかわりは無料です」
- Please help yourself to water 「お水はセルフサービスです」
- One coffee for additional 100yen 「プラス100円でコーヒーが付きます」
- All-you-can-drink is limited to 90min. 「飲み放題は90分まで」
「英語のサイン」アパレル編
- On-shelf stock only 「現品限り」
- Available only in Japan 「日本限定」
- Alteration available 「お直しできます」
- Please notify our staff to try items on 「ご試着はスタッフにお声がけください」
- Please take off your shoes 「靴を脱いでください」
- Refund and exchanges only for defective products 「返品、交換は不良品のみ」
- No refunds or exchanges on sale items 「セール品の返品、交換はできません」
- Gift-wrapping available for free 「無料でギフト用包装できます」
また、外国からのお客様の増加に伴い、免税サービスを取り入れるお店が増えています。
- The 10% consumption tax is exempted for short-term visitors from overseas.
「外国からの短期訪問者は消費税10%が免税されます」
- Not tax free 「当店は免税なし」
以上のように、「英語のサイン」を用いながらに周知するようにしましょう。
まとめ
接客英語の定番フレーズを覚えたら、会話を楽しむことから始めよう。
接客時に英語でやりとりすることは、臨機応変に対応する必要があるため難しい面があるのは事実です。しかし、基本を押さえておけば応用しながら会話の幅を広げることができるので、まずは定番フレーズをしっかりと覚えましょう。
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受講生のインタビューもご紹介します。

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。