「kind of」の意味と使い方を徹底解説!実はネイティブはこう使っている!
皆さんは、kind ofという言葉を聞いたことはありませんか?ネイティブの会話を聞いていると、たびたびこの言葉を耳にすることがあります。会話ではkindaと発音されたりしますが、何かにつけてよく使われるフレーズです。
kindには「親切、優しい、種類」といった意味がありますが、kind ofになると、それらとはまったく異なる意味になります。こちらでは、そんなkind ofの意味と使い方を詳しくご紹介したいと思います。
本記事でわかること
- kindの意味と用法
- さまざまなkind ofの意味と使い方
- kindを使ったその他のフレーズ
目次
kindの意味
はじめにkindという単語そのものの意味と使い方をご紹介したいと思います。kindには、形容詞と名詞の2つの用法があります。
形容詞のkind「親切、優しい」
1つ目は、形容詞としての用法です。「優しい、親切」という意味があります。主語を形容して、He is kind(彼は親切だ)といったり、名詞を修飾して、a kind gesture(優しいしぐさ)といったりすることができます。
- “He is so He took us to the place even though he was busy.”
彼はとても親切です。忙しいにもかかわらずその場所まで連れていってくれました。 - “I know her. She is such a kind hearted woman”
その人のことを知っている。とても思いやりのある女性だよね。
またkind toとすることで、動作を修飾することもできます。その場合は、toのあとに来る動詞を修飾して「親切だ」という意味になります。
- “You are kind to say so.(= It‘s kind of you to say so.)”
親切にそう言ってくれてありがとう。 - “She is kind enough to let me stay at her home”
彼女は親切にも家に泊まらせてくれました。
名詞のkind「種類、性質」
2つ目は、名詞としての用法です。「種類、性質」という意味があります。前置詞のofを後ろにとってa kind of ~とすることで、「~の種類のひとつ」という使い方をします。種類がいくつかあるときは、kinds of ~とします。例題を見てみましょう。
- “My friend says tomato is a kind of fruit not a vegetable. ”
私の友人はトマトはフルーツの一種で、野菜ではないといいます。 - “These kinds of questions are often asked in the interview.”
これらの種類の質問はよく面接で聞かれます。
ちなみに、このkindはsortやtypeと置きかえることもできます。sort of~、type of ~といって、ほとんど同じ意味で使われます。ニュアンスとしては、kindやsortに比べ、typeのほうがより正確なカテゴリーや区分があるものに対して使うという傾向にあります。「類型」といった言葉ですね。
- “What sort(kind)of music do you like?”
どのような種類の音楽が好きですか? - “It’s hard for me to use this type of ”
このタイプのキーボードは使いにくいです。 - “What types of job are you looking for?”
どんな(種類の)仕事を探しているんですか?
「kind of」の意味と使い方
kindには「優しい、親切」と「種類」という2つの意味がありました。また「種類」という意味で使われるときは、ofを使ってkind of ~といいましたね。
では、ネイティブの会話などでよく聞くkind ofが、すべて「~の種類」と表しているかと言えばそうではありません。kind of には、他にもさまざまな意味と使い方があります。こちらでは、その他のkind ofの使い方を4つご紹介します。
「kind of」の意味①:まあ、いくぶん
1つ目は「まあ、いくぶん」といった使い方です。曖昧さを表すようなときに使います。このkind ofにはいろいろな意味があり、たとえば「ちょっと」という意味にもなれば、「わりと」といった意味として使われることもあります。
- “I saw our new office. It’s kind of”
新しいオフィスを見たよ。まあちょっと小さいね。 - “I saw our new office. It’s kind of”
新しいオフィスを見たよ。まあけっこう大きいね。
このように、正確には言い表せないようなことに、付け足すようなかたちで使われる言葉です。そのほか「なんか、ちょっと、ある程度」といった意味でも使われます。このような曖昧な言葉は、口癖のように使うことも多いですよね。それに近いのではないかと思います。
- “You watched the movie? How did you like it?”
あの映画みたの?どうだった?
“It was good. But there was some kind of weird scene in it though.”
よかったよ。でもなんかちょっと変なシーンがあったけどね。 - “It is kind of strange to meet her again. We worked in the same company before.“
彼女にまた会うなんてちょっと不思議だ。以前、同じ会社で働いていたんです。 - “I kind of glad that you didn’t get the position. You seemed to put so much pressure on yourself.”
きみがその職につかないで、どこかよかったと思っている。かなり自分にプレッシャーを与えていたように見えたよ。
「kind of」の意味②:どちらかといえば、まあいわば
2つ目は「どちらかといえばそう」という意味となる用法です。1つ目と同じく、曖昧さを表す表現になります。「まあいったら~だ」というような意味として使われます。そのほか「まあちょっと、いわば」といった言い方にもなります。
- “I feel like going out for lunch. Are you hungry?”
昼に行こうと思うんですが、お腹減っていますか?
“Yeah, I’m kind of Can I come with you?”
まあ(どちらかといえば)減ってますね。一緒にいってもいいですか? - “Did you finish your report?”
報告書、書き終わった?
“Kind of. ”
まあ、そんなところですね。
“What do you mean kind of?You finished it or not?”
そんなところってどういう意味? 終わったの終わってないの?
「kind of」の意味③:~みたいな、~のような
3つ目は「~のような」といった用法です。何かをたとえるときにlikeをつけて、kind of like ~というような言い方をします。「~みたいなものだよ、~のような感じかな」というような表現です。
- “It’s kind of like a noodle, but not exactly. Maybe you want try it.”
麺みたいなんだけどそうってわけでもない。食べてみてはどうだろう。 - “It’s kind of like you’re listening to someone who’s mumbling. You kind of understand what they are saying but not entirely.”
もごもごしゃべる人の話を聞くような感じです。なんとなくわかるけど全部はわからないみたいな。
また、人やものを指して「~みたいな」という使い方もされます。そのときは、「~のような類い」といった表現になります。
- “He takes a unique approach to express his idea. He is a kind of”
彼は独特な方法で自分の考えを表現しようとする。まあ一種のアーティストだね。
「kind of」の意味④:好みの、タイプの
4つ目は「好みの、タイプの」といった意味の用法です。kindの前にmyといった所有格をおいて、my kind of (私の好みの~)といった使い方をします。favoriteに近い表現です。
- “I like music, especially jazz. That’s my kind of”
音楽が好きです。特にジャズが好きでお気に入りの音楽(ジャンル)です。 - “If it sounds like your kind of place, then come visit us.”
もしあなた好みの場所だと思ったら、ぜひお越しください。
kindを使ったその他の表現
これまでkind ofの意味と使い方をご紹介してきました。kind ofには、曖昧さを表したり、たとえで使ったりと、さまざまな意味で使われるフレーズです。
こちらでは最後に、その他のkindを使ったフレーズをご紹介したいと思います。どれも会話や文章でよく使われる表現ですので、あわせてチェックしてみてください。
all kinds of
all kinds ofは「いろんな種類の、ありとあらゆる」という意味になる言葉です。また種類だけでなく、「たっぷり」といった量がたくさんあることも表します。
- “This grocery store has all kinds of”
この食料品店には、ありとあらゆる種類の食べ物がある。 - “We have all kinds of Let’s keep thinking.”
時間はたっぷりある。このまま考えましょう。
of a kind
of a kindは「同類の、同じ種類の」という意味になる言葉です。two of a kindというと「似た者同士」、one of a kindというと「他に類のない」いった意味になります。
またof a kindには「名ばかりの、おそまつな」といった侮辱的な意味もあるので、使い方には注意が必要です。
- “They are two of a kind. That’s why they always argue with one another.”
彼らは似た者同士だ。だからいつもお互い言い合いをする。 - “I’ve never met someone like her . She is one of a kind.”
彼女みたいな人に会ったことがない。彼女は唯一無二のひとだ。
nothing of the kind / sort
nothing of the kind / sortは「かけはなれた、全然べつのもの」という意味になるフレーズです。全く異なることを表すときに使います。
- “I am afraid, but I’ve said nothing of the kind.”
恐れ入りますが、そのようなことは全く言っていません。
something of the kind / sort
something of the kind / sortは「そのようなこと、そんなこと」といった意味になるフレーズです。「まあそのようなものだよ」といった略式になります。
- “I knew something of the kind would happen.”
そんなことが起きるんじゃないかと思っていたんです。
まとめ
こちらではkind ofの意味と使い方についていろいろとご紹介しました。kind ofはとくに会話でよく使われる言葉で、ネイティブの会話などではよく耳にします。いろいろな意味で使われる言葉ですが、多くの場合「まあ、みたいな」といったあいまいな程度を表しており、口癖として使っている方も多いような言葉ですよ。
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Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。