【完全版】販売業で役に立つ接客英語フレーズ45選【飲食/ホテル/アパレル/カフェ】
千葉県出身。早稲田大学文学部卒。日系航空会社の客室乗務員として6年間乗務。退職後は、英会話学校で外国人講師の通訳に携わる。
持ち前の向学心で、英語のほか、韓国語、スペイン語にも精通。フィリピンに留学経験あり。
飲食店や販売店などの接客業において、英語でのやりとりは避けては通れないもの。
「英語が苦手だから話しかけられると困る」「決まったフレーズしか答えられない」など、英語でのコミュニケーションに強い苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。
込み入った話をするには相応の英語力が必要ですが、接客英語では定番フレーズさえ知っていれば基本的な対応は可能です。
今回は、覚えておくと便利な接客英語フレーズ45選をシチュエーション別に紹介します。
また記事の最後では、英語を話さずとも外国人に伝えたいことを伝えられる、メニュー表や看板に書くと便利な接客英語の表記についても説明しています。例えばメニュー表に「Today’s recommendation(本日のおすすめ)」と記載すれば、それを頼んでくれる可能性はグンと上がります。
外国の慣れないメニュー表をみるのは大変です。そこに「Today’s recommendation(本日のおすすめ)」とあれば「とりあえずこれを頼んでみようか」と考えるのは当然です。
記事を最後までチェックすれば、接客中に外国人が来ても、堂々と対応できるようになりますよ。
目次
今日から使える接客英語フレーズ45選【飲食店/アパレル/ホテル/カフェで使える】
外国人観光客は異国に来ているので、日本人の店員に対して完璧な英語は求めていません。
意思や要望がきちんと通じればOK。好印象を与えるためには、まずは歓迎の気持ちを伝えることが大事です。堂々とした態度で外国人客とコミュニケーションを取って、心地よく買い物をしてもらいましょう!
ここからは、以下の3つのシチュエーション別に、今すぐ使えるフレーズを紹介します。
- お客様への挨拶の英語フレーズ
- 商品を紹介する英語フレーズ
- お会計をする時の英語フレーズ
来客時の挨拶から会計を終えてお店を出て行くまでを頭に浮かべながら、練習してみてくださいね。
お客様への挨拶の接客英語フレーズ10選
- Good morning. / Good afternoon. / Good evening. 「いらっしゃいませ」
まずは、笑顔でお客様をお迎えしましょう。
人気店で順番待ちが必要になる場合の接客英語3つ【丁寧さが大事】
- Please wait in line. 「並んでお待ちください」
- Please wait at the end of line. 「最後尾でお待ちください」
- Please take a number slip. 「番号札をお取りください」
など、丁寧に説明をしましょう。
待ち時間の目安を案内する接客英語4つ
- It’s going to be about 15 minutes wait. 「ただ今の待ち時間は約15分です」
- The waiting time is about 30 minutes. 「ただ今の待ち時間は約30分です」
- Thank you for waiting. 「お待ちいただきありがとうございました」
- Thank you for coming in on such a wet day. 「天気が悪いなか、ご来店いただきありがとうございます」
という感謝の気持ちも伝えられるとなお良いでしょう。
商品を紹介する接客英語フレーズ13選
何か探しているけれど見つけられなくて困っている様子なら、以下のフレーズで声をかけてみましょう。
- How may I help you? 「お手伝いいたしましょうか?」
- Can I help you find something? 「何かお探しですか?」
外国人のお客様が興味深そうに商品を見ている時、「背中を押す言葉をかけたいけど、何て言えば良いのかな」という経験はありませんか。
そんな時に使える接客フレーズを紹介します。
- Please try the samples. 「ご試食をどうぞ」
- Please inform us of any allergies. 「アレルギーがあればお知らせください」
- Please take your time to look around. 「ごゆっくりご覧ください」
- Please feel free to pick it up. 「どうぞご自由にお手に取ってご覧ください」
- Please feel free to try it on. 「どうぞご自由にご試着ください」
feel free to~は「自由に~して」の意味。接客時だけでなく日常会話でもよく使いますので、覚えておくと便利です。
- Please call me if you need anything. 「ご用があればお声がけください」
- I will check the stock. 「在庫を確認してまいります」
- That item is out of stock. 「その商品は現在品切れです」
- This one is very popular. 「この商品はとても人気があります」
また、商品の購入にあたって、海外への発送の可否を尋ねられることもあります。
Yesなら
- Yes, we do ship internationally.
Noなら
- Unfortunately we cannot send this product overseas.
と答えましょう。
お会計をする時の英語フレーズ
海外と日本では会計のシステムが違うことがあります。戸惑っているお客様を前に、英語が苦手だからと声をかけないままでは無愛想に見えてしまいますね。外国人のお客様が安心して買い物ができるよう、手助けできる準備をしておきましょう。
- Please pay at the cash register. 「レジでお支払いください」
- Please buy a meal ticket first. 「先に食券をお買い求めください」
- We don’t accept credit cards. 「クレジットカードは受け付けておりません」
- Please show your ID. 「身分証明書を提示してください」
会計後などの見送りの際には、Thank you.に続けて
- Have a nice day! 「良い一日を!」
- Please come again. 「またお越しください」
など一般的な挨拶で大丈夫です。
笑顔で見送ればその気持ちが伝わるので、元気よく挨拶をしましょう。
接客英語は不要!?書くだけで伝わる便利なフレーズ17選
実際に英語を話さなくても、メニュー表や看板、商品の隣などに適切な英語フレーズを書いてあげることで、外国人のお客様とのコミュニケーションが可能です。
例えば日本語でも「お水はセルフサービスです」と書いてあればわざわざ店員さんに「お水もらえますか?」と尋ねませんよね。
これから紹介する17の英語フレーズを活用することで、コミュニケーションコストを最低限に抑えられます。
どの国でも外国語をメニューなどに表記する際、誤った言葉が使われがちです。よく「面白画像」として翻訳がおかしなメニュー表の画像が出回っていますよね。それはその国の言語をそのままグーグル翻訳にかけて記載していることが原因です。
今回紹介する17のフレーズは、そのまま使えるものですので、ご安心ください。
メニュー表や看板に書くと便利な接客英語7つ【飲食店/レストラン/カフェ編】
- Please wait to be seated 「席にご案内しますのでお待ちください」
- Please press the button to call staff 「ボタンを押して店員をお呼びください」
- Today’s recommendation 「本日のおすすめ」
- Seconds are free of charge 「おかわりは無料です」
- Please help yourself to water 「お水はセルフサービスです」
- One coffee for additional 100yen 「プラス100円でコーヒーが付きます」
- All-you-can-drink is limited to 90min. 「飲み放題は90分まで」
メニュー表や看板に書くと便利な接客英語10個【アパレル編】
- On-shelf stock only 「現品限り」
- Available only in Japan 「日本限定」
- Alteration available 「お直しできます」
- Please notify our staff to try items on 「ご試着はスタッフにお声がけください」
- Please take off your shoes 「靴を脱いでください」
- Refund and exchanges only for defective products 「返品、交換は不良品のみ」
- No refunds or exchanges on sale items 「セール品の返品、交換はできません」
- Gift-wrapping available for free 「無料でギフト用包装できます」
また、外国からのお客様の増加に伴い、免税サービスを取り入れるお店が増えています。
- The 10% consumption tax is exempted for short-term visitors from overseas.
「外国からの短期訪問者は消費税10%が免税されます」
- Not tax free 「当店は免税なし」
接客英語を体系的に学べる本・参考書おすすめ3選
ここまで、接客英語で使えるフレーズを45個に絞って紹介しました。中には「45個だけではなく、もっと体系的に接客英語を学びたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?
その場限りのフレーズのみならず、生きた英語力を身に付けるために必要なのは、フレーズを覚えることではなく、スクールに通うことです。
しかしスクールに通うよりも手軽に接客英語を知りたいという方も多いでしょう。そこで、接客英語を体系的に学べる本・参考書・おすすめ3選を紹介します。
キクタン接客英会話【販売編】
キクタンは、最も人気のあると言っても過言ではない単語帳です。ビジネスやTOEIC、英検など様々なジャンルごとに単語帳が出版されています。
今回紹介する「キクタン接客英会話【販売編】」以外にも、以下3つの接客英語に関する単語帳があります。
- キクタン接客英会話【宿泊編】
- キクタン接客英会話【交通編】
- キクタン接客英会話【飲食編】
一番自分に当てはまるものを購入してみると良いですよ。
デイビッド・セインのデイリースピーキング これで安心!ホテルの接客英会話
本書もキクタンと同じように、以下のシチュエーションごとに参考書が出版されています。
- 売り場の接客英会話
- 飲食店の接客英会話
- ホテルの接客英会話
ただしジャンルはキクタンとほとんど被っているので、キクタンとどちらか気になった方を購入してみると良いでしょう。
ゼロから話せる 接客のひとこと英会話
本書は英語初心者に向けた、接客英語の参考書です。イラスト形式で分かりやすく接客のシチュエーションが説明されています。
使われている英単語も非常に簡単なものばかりです。
「英語は苦手だけど接客英語を学ばなきゃ」という方にはおすすめの1冊です。
まとめ
接客英語について解説しました。
接客英語が必要ということは、あなたは日々社会人で忙しく仕事をしているのではないでしょうか?
今回紹介した45のフレーズを使えば、英語を使った接客の応急処置にはなります。しかしいずれ、この記事で学んだことだけでは対応できない状況が出てくるはずです。
本当に接客で困らない英語をマスターするには、やはり総合的に英語力を鍛えるしかありません。
しかし仕事で忙しい中、そう簡単に十分な英語学習時間は確保できません。そこでおすすめなのが英語コーチングです。
英語コーチングでは、英語のプロであるコーチがあなたの学習カリキュラムから自宅での学習時間の確保方法までサポートするので、忙しくても短期間で英語力を伸ばせます。
仕事で使える英会話を習得するなら英語コーチング「トライズ」
接客英語の定番フレーズを覚えたら、会話を楽しむことから始めよう。
接客時に英語でやりとりすることは、臨機応変に対応する必要があるため難しい面があるのは事実です。しかし、基本を押さえておけば応用しながら会話の幅を広げることができるので、まずは定番フレーズをしっかりと覚えましょう。
これらを一通り練習して身に付けたいなら、トライズで練習してみませんか?何度も繰り返すうちに、自然とフレーズが口から出てくるようになるはずです。ぜひ一度、トライズの無料カウンセリングでお悩みをご相談ください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。