【孫正義氏に学ぶ】中学英語とほんの少しの+αで英語を流暢に話す方法
「英語を使ってコミュニケーションが取れるようになりたい」と目標を掲げて英語を学ぶ日本人は多いです。しかし本格的に英語学習を始める前から「英語が話せるようになる気がしない」「目標が遠すぎて何から始めたら良いか分からない」と不安に感じる方も多いです。
実は、英語初心者から見れば流暢に英語を話している人でも、難しい言い回しや単語を多用しているわけではありません。
中学英語に少しの専門的な表現が加わるだけで、流暢に英語が話せます。そうだとすれば「私でも英語が話せるようになるかも」とモチベーションが上がるはずです。
日本では知らない人がいないソフトバンクグループ社長の孫正義氏も、中学英語を使いこなしてスピーチや交渉を行う人物の一人です。
本記事では、2016年3月22日 日本経済新聞掲載の「孫社長のスピーチは中学英語でできている」という記事を元に、中学英語+αで英語でコミュニケーションを取る方法について解説します。
目次
孫正義氏の英語力は中学生レベル?
孫正義氏の側近である三木氏が、孫正義氏が講演で使う英単語数を分析したところ、講演で使用されていた英単語は、わずか1,480単語でした。中学校3年間では約1,200単語を習うので、孫正義氏が講演で使った英単語数は、中学生レベルと捉えることができます。
孫正義氏のスピーチ
「使う単語の数は少なくても、単語一つ一つが難しい単語なのでは?」という意見もあるでしょう。それぞれ難しい意味を持つ単語ばかりを使っているのであれば、これから英語学習を始める方にとって、全く参考になりません。
上記の動画は、孫正義氏のスピーチ動画です。自動字幕をオンにすると字幕が表示されます。自動字幕なので全て正しく字幕をつけれているわけではありませんが、ほとんど正しく字幕がついています。
字幕を見ると分かりますが、孫正義氏はほとんど難しい単語を使っていません。どれも中学校で習うレベルの単語や表現ばかりです。現時点でパッと意味が出てこなくても「なんとなく見たことがある」という単語は多いはずです。
しかし上記の動画を見て「孫正義は英語が上手だな」と感じる方がほとんどのはずです。つまり中学英語にその人が専門とする分野に関する単語、正しいリズムとアクセントが加われば、難しい単語や表現に頼らなくても、英語でコミュニケーションは取れます。
日本人が英語を難しく捉えすぎてしまう理由
日本人は英語を難しく捉えすぎています。なぜなら「英語はネイティブと話すもの」「英語を学ぶにはネイティブの英語を身につけなければならない」と思い込んでいるからです。
ネイティブの作品には難しい表現が多数含まれている
よく「英語を学習すると海外ドラマを字幕なしで見られるようになる」と言います。海外ドラマを字幕なしで見ることは、多くの英語学習者の一つの目標でもあります。
しかし海外ドラマを字幕なしで見ることは、簡単なことではありません。なぜなら基礎的な言い回しに留まらず、ネイティブならではの言い回しや表現が多用されているからです。
TOEICで800点以上を取るような英語上級者でも、海外ドラマを字幕なしで完全に理解することは不可能です。
英語は世界の公用語
英語は長い間世界の公用語です。よっぽどのことがない限りは、今後も英語は世界の公用語であり続けるでしょう。
英語は英語ネイティブとの会話のみならず、英語非ネイティブ同士の会話でも使われます。例えば日本人と中国人が会話をするとき、日本人が中国語を、中国人が日本語を話せる可能性が限りなく低いです。
しかし最低限の英語はどちらも話せるはずです。「最低限の英語も話せない」と思う方がいるかもしれませんが、中学高校と英語を学んでいるので、少なくとも何かしらの意思疎通はできるはずです。その場合、日本人と中国人の両者は英語でコミュニケーションを取ります。
その時は、わざわざ難しい表現は使わず、まさに中学レベルの簡単な英語だけでコミュニケーションを取ろうとするはずです。あえて難しい単語を使っても相手に伝わらない可能性がありますし、相手が難しすぎる単語を使えば、こちらが理解できないかもしれません。
また国際的な会議でも必ず英語が使われます。まずは英語は世界の公用語であり、ネイティブだけが話す言語ではない、という認識を持つことが大切です。
しかし英語話者の8割は非ネイティブ
「英語」というとアメリカ人やイギリス人が話す言語という印象があるはずです。確かに英語はイギリスから生まれた言語で、イングリッシュという言葉もイングランドから来ています。
しかし英語話者の8割は非ネイティブです。英語が世界の公用語となったことで、英語を母語としない国でも第二言語として英語を学ぶ方が多いです。
そして英語非ネイティブスピーカーの英語力は様々です。中学レベルのできるだけ簡単な単語だけで文章を構成した方が、万人に伝わる英語が話せるようになります。
難しい表現を学んでよりネイティブらしく話せるようになりたいのか、簡単な表現のみを駆使して世界中の人に伝わる英語が話せるようになりたいのか、どちらかによって難しい英語を学ぶべきなのか中学英語を学ぶべきなのかが変わってきます。
非ネイティブは中学レベルの単語を多用している
テレビや動画などで、外国人が英語を話している場面をよく目にします。外国人が英語を話している場面に直面した時は、その人が英語ネイティブなのか英語非ネイティブなのかに着目してみてください。
英語非ネイティブの場合は、中学レベルの英語を多用しているはずです。これは日本人スポーツ選手が英語でインタビューに答える時も同じです。中学英語にスポーツに関する専門用語を追加し、決まった表現を多用しているはずです。
ここに気づくことができれば、「英語はネイティブのように話さなければならない」という思い込みは払拭できます。
ただし専門分野に関する単語は必要
ただし中学レベルの英語だけをひたすら学習すれば英語が流暢に話せるようになるわけではありません。中学レベルの英語に加えて、専門分野に関する英語が必要です。専門分野とは、ビジネスパーソンであればビジネスに関する英語、研究者であれば研究内容に関する英語などです。
また正しいリズムやアクセントの学習も必要です。
英語を話すには英語コーチングスクールがおすすめ
英語を流暢に話すには、高度な英語は必要ありません。中学レベルの英語と専門分野の英語をインプットして、それを瞬時にアウトプットできるように英会話学習を行います。それと並行してアクセントや英語のリズムも身につけましょう。
インプットは独学でアウトプットは英会話教室に通えば良いと考える方は多いですが、あまりおすすめできません。なぜなら仕事をしながらの独学だと、どうしても自分に甘えてサボってしまうからです。また英会話レッスンでは意味のあることを学べるかもしれませんが、英会話レッスンで学んだことも復習しなければ意味がありません。しかし英会話講師は自宅学習の指導まではしてくれませんよね。
そこでおすすめなのが英語コーチングスクールです。英語コーチングスクールでは、週数回の英会話レッスンで十分なアウトプット量を確保しつつ、英会話講師とは別にコンサルタントが専属で付き、自宅学習のサポートを行います。
正しい学習方法を知り、十分な学習時間を確保することで、仕事に追われる社会人でも英語が身につきます。
特にコーチング英会話のトライズでは、専属のコンサルタントの学習プラン作成・毎日の学習サポートに加え、週3回の専属のネイティブとのレッスンでインプットとアウトプットどちらも語学のプロからサポートを受けることができます。
英語コーチングスクールが気になられている方は、まずはトライズの無料カウンセリングの予約をされてみてください。
英語コーチングについては、以下の記事で解説しています。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。