「変更」は英語で何て言う?ビジネスでもよく使う「修正、訂正」との使い分け
仕事をしているとさまざまな「変更」が出てきます。計画を変更したり、会議の日程やスケジュールを変えたり、機器や製品の設定を変更したりするなど、仕事をしていると何かしら、何かを変更することがありますよね。
また、変更とおなじような使い方がされる言葉に「修正」や「訂正」などがあります。こちらも仕事をしているとよく使いますし、よく耳にしますよね。
こちらはそんな仕事にはつきものの「変更」にあたる英語をまとめている記事です。それぞれのことばの使い分けやニュアンスの違いなどを詳しくご紹介できたらと思います。
本記事でわかること
- 「変更する」を表す英語と類義語
- それぞれの言葉の使い分けとニュアンス
目次
変更とは?どのようなときに使う?
会議の日程を変更する、料金の変更があるなど、「変更」はビジネスシーンでもよく使われる言葉です。そもそも変更とは、変わること、変えあらためることという意味があり、あるものを他のものに変えることを表します。
変更されるものは、必ずしも改善が必要というわけではなく、変更という言葉にあやまりを直すというニュアンスはありません。あるものが他のものにガラリと変わることだけを表す言葉です。ビジネスにおいては、もともと決まっていたことを変えてもらう、もしくは決まっていたことが変わるというときに使います。
修正、訂正との違い
変更と同じような意味で使われる言葉に「修正」や「訂正」があります。どちらも、何かを変えるという点は同じですが、意味がすこしだけ異なります。
まず修正とは、よくないことを直して正しくするという意味を持つ言葉です。よく「修正をお願いします」「修正をしました」と言ったりしますが、変更するとは異なり、不十分なところを改善するという意味があります。したがって、変更ではなく修正という言葉を使うときは、改善を求めるというニュアンスがあります。
もうひとつの、訂正とは、あやまりを正しあらためることを表します。正しくするという点は修正と同じですが、誤りを認めて正しくするという点に、お詫びのニュアンスがあります。そのため、この訂正という言葉は、自分自身に使われることが多く、相手に訂正してくださいというような使い方はあまりしません。
- 変更は、変わること、変えあらためること
- 修正は、よくないところをなおして正しくすること
- 訂正は、自分のあやまりを正しあらためること
英語で変更は何て言う?類義語もまとめて紹介
ここからは「変更」にあたる英語を紹介していきたいと思います。また、先ほど違いを説明した「修正」や「訂正」といった類義語もあわせてご紹介します。それぞれの使い分けをこちらでしっかり確認していきましょう。
change「変更する」
changeは、日本語の「変更する」にあたる最も一般的な単語です。すでにあるものを変えて違うものにするという意味があります。Changeは、動詞と名詞のどちらでも使うことができ、動詞では「変更する、変更される」、名詞では「変更がある」といった使い方をします。例文を見てみましょう。
- “Is there any way we can change tomorrow’s meeting to next week?”
明日の会議を来週に変更することはできますでしょうか。 - “Reservations can be changed as long as a seat is available.”
席に空きがあるかぎり、予約を変更することができます。 - “Please be informed there will be no change in price.”
価格に変更がないことをお知らせいたします。
また、AをBに変更するなど、変更したいものを明らかにするときは、前置詞のtoとfromを使います。「change ○○ from A to B」というように、AからBに変更するという言い方をします。また、電車を変える、席を変えるといった、変更するものが同じときは、複数形を使ってchange trains、change seatsと言ったりします。
- “I would like to change my order from product A to product B.”
注文を商品Aから商品Bに変更したいです。 - “May I change seats with you?”
席を変わってくれませんか?
changeを使うときの注意点
changeは、何かを変えるという意味を持つ言葉ですが、すでにあるものを全く別のものに変えるという意味があるため、使い方にはすこし注意が必要です。
たとえば、「サービスを変えながらよくしていこう」などと表現したいときにchangeを使うと、サービスそのものを変える、と受けとられてしまう可能性があります。
ここでいう変えるとは、手をくわえながら変えていくという意味があるため、誤解を生まないためにもimprove(改善する)などを使うほうが適切です。このように、日本語の「変える」をそのままchangeとして使うのには、注意が必要なときがあります。
revise、modify「修正する」
revise、modifyは「修正する」という意味になる言葉です。どちらもよくないところを正しくするという意味で使われますが、ニュアンスがやや異なります。
まずreviseは、「これまでの計画や考えなどを修正する」という意味で使われる言葉です。新しく学んだことを用いてこれまでのものを見直すというニュアンスがあります。
そのほかreviseは、書類、評価などを見直して、修正を加えるといった使い方もできます。ビジネスシーンでは、書類、レポート、見積もりなどの、情報を修正してよりよいものにする、という使い方をします。
- “Maybe we need to revise our marketing plans.”
恐らくマーケティングの計画を見直す必要があります。 - “He prepared a revised estimate for me.”
彼が、修正した見積書を用意してくれました。
対するmodifyは、いいものにするという点は同じですが、より部分的に修正を加えるという意味を持つ言葉です。「一部分を変更する」というニュアンスがあり、ちょっとした修正に対して使われます。調整するというadjustにも近いといえます。
- “Modifying existing equipment can cost less than buying new one.”
いまある設備を直したほうが新しいのを買うよりコストがかからないことがある。 - “I modified the website for responsive design.”
レスポンシブデザインにするために若干ウェブサイトを修正しました。
correct「訂正する」
correctは、「正しい、誤りのない」という意味になる言葉です。形容詞として使うときは「正しい、誤りのない」という意味となり、動詞として使うときは「誤りを正しいものにする」という意味となります。
ビジネスにおいては、文章における誤字脱字、スペルミス、数字やデータなど、誤りを訂正するときなどに使われます。
- “I saw a few typos in your report. I think you should correct them before turning in.”
レポートに誤字がありました。提出する前に直したほうがいいと思います。 - “Please check all the details are correct.”
すべての詳細に誤りがないかを確認してください。
「変更」を表す英語:その他
これまで、変更するという英語とその類義語をいくつかご紹介してきました。しかしこれらだけでなく、何かを変えるという言葉はほかにもたくさんあります。こちらではその何かを変える、何かが変わるという意味となる英語をまとめています。参考までにあわせてチェックしてみてください。
alter
alterには、「変える」という意味となる単語です。部分的に何かを変えるという意味があり、そのもの自体ではなく、そのものの形や構造などを「変える」というニュアンスがあります。たとえば、change clothesというと服を着替えるという意味になりますが、alter clothesというと服のサイズを(仕立てて)変える、といった意味になります。
- “The pants didn’t fit, so I had to alter”
そのズボンはサイズがあわなかったので直さないといけなかった。
transform
transformは、ずっとよいものに大きく変わるという意味がある単語です。changeがよくも悪くも変わることだけを言及するのに対し、transformには、よりよいものに変革する、進化するというニュアンスが含まれています。
- “She always transforms ideas into what is real.”
彼女はいつもアイデアを現実なものにする。
reform
reformは、制度や組織などをよりよいものにするという意味の単語です。改革する、刷新するという意味となる、ビジネスでもよく使われる言葉です。
- “The company is going through a structural reform.”
その会社は構造改革を進めている。
restructure
restructureは、企業や組織、またそのシステムなどを大きく変えるときに使われることばです。改革する、編集しなおす、再構築するといった意味となります。
- “The company is restructuring its human resources department.”
その会社はいま人事部の再構築をしている。
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こちらでは、「変更」にあたる英語をいろいろとご紹介してきました。日常生活をはじめ、仕事でも何かを変更することはたくさんあると思います。何か英語で変更すると言うことがあれば、changeでもいいですが、ぜひ他の単語も使ってみてください。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。