社会人が英語をゼロから勉強する上で知っておきたい3つのこと
海外とのやり取りをする企業は増えています。それに伴い、共通語である英語がますます求められてきています。
会社の方針や個人のキャリアアップなどで、英語の学習が必要だと感じている方も多いはず。ただ「いまから学習するのもなあ」とあきらめている方もまた多いのではないでしょうか。
こちらでは、そんな方々にぜひ知ってもらいたい、社会人がゼロから英語を勉強する上で知っておきたいことをご紹介しています。これから英語を勉強しようかお考えの方にぜひ見ていただきたい内容です。
本記事でわかること
- 英語の習得にかかる時間
- 英語学習の難しさ
- ゼロから学習する始め方
また以下のYouTube動画でもゼロから始める英会話学習法について解説していますので合わせてご覧ください。
関連動画:【英語初心者必見】ゼロから始める英会話学習法@英語コーチングTORAIZ(トライズ)
目次
英語を習得するのに必要な学習時間は?
社会人がゼロから勉強をしたとして、英語の習得にはどのくらい時間がかかるのでしょうか。こちらではまず、英語の習得にかかる時間を見ていきたいと思います。
英語習得にかかる時間は2,200時間
アメリカ国務省付属機関FSI(Foreign Service Institute)は、英語のネイティブが他国の言語を学ぼうとしたとき、習得にどれくらい時間が掛かるかの調査結果を発表しています。
ここでいう習得とは、Professional Working Proficiency(実務に差し支えがない熟練度)もしくは言語能力の基準として採用されているIRL scale(5段階)のレベル3にあたるものです。
その結果によれば、英語のネイティブが必要とする日本語の習得時間は、2200時間(88週間)とのこと。その他の言語と比べてみても、日本語は最も習得に時間のかかる言語のひとつです。
かかる時間 | 習得言語 |
600~750時間 | イタリア語、スペイン語、フランス語など |
900時間 | インドネシア語、スワヒリ語、ドイツ語など |
1100時間 | ギリシャ語、ロシア語、ベトナム語など |
2200時間 | 韓国語、中国語、日本語など |
そして、この時間は日本人が英語を習得する場合にも当てはまります。すなわち、日本人が英語を習得するのにかかる時間は2200時間ということです。
2200時間というと、毎日3時間勉強したとして733日、休まず勉強しても2年以上かかるという計算になります。
最短の学習時間は1000時間
FSIの話だと、毎日休まず勉強しても、英語の習得には2年以上かかるとのこと。これだけを見ると、いまから学習を始めようという気がすこし失せてしまいませんか。しかし実のところ、英語実務レベルへの到達は、最短1000時間で可能となります。それはなぜか。
その理由は、わたしたちは中学、高校という学校教育ですでに1200時間ほどの英語教育を受けているからです。つまりゼロから英語を学習するといっても、実はまったくゼロというわけではないんです。
そのため、わたしたちの頑張り次第では、その学校教育の時間を差し引いた最短1000時間での英語習得が可能となっています。
1日平均2~3時間勉強するとすれば、わずか1年間で英語での実務レベルに達成するという計算です。
社会人にとって英語学習が難しい理由
英語を仕事で使えるレベルに達するには、最低1000時間をかけるといいとご紹介しました。しかしそんなに簡単に英語をマスターすることができるのでしょうか。
理論上はそうかもしれませんが、そんなにうまく学習が進むとも考えられませんよね。というのも社会人にとって英語を学習するというのは、はっきり言って難しいことだからです。
そもそも継続するのが難しい
社会人がゼロから英語を勉強しようとすると、まず大きな壁にぶち当たります。それは英語学習の継続です。
さきほど、最短で1日2~3時間を1年続けると英語を習得できるとお話しましたが、毎日2,3時間英語を勉強できる社会人がいるでしょうか。
もしかしたら、そういう方もいるかもしれませんが、それにはかなり強い意志を必要とします。正直のところ独学だけではかなり難しいといっても過言ではありません。
また英語を勉強していると必ず、うまく結果が出ない時期、伸び悩むという時期というのが出てきます。そのようなとき、学習を辞めずに続けるというのは、簡単にできることではありません。
勉強時間が確保できない
社会人にとっての英語学習の難しさに、勉強時間が確保できないという問題があります。というのも社会人はとにかく忙しいからです。
会社や職場での仕事はもちろん、家庭のある方は家庭にも時間が必要です。朝はやく出勤して夕方や夜すぎに帰宅する。お仕事によっては深夜近くに帰宅するという方もいらっしゃいます。
それから机に座って勉強しようとなると、これが難しいことは言うまでもありません。ここでいろいろと話さなくても、その難しさは皆さんもよくご存じではないでしょうか。
英語をゼロから学習する始め方
これまで、英語の習得にかかる時間と英語学習の難しさをご紹介してきました。実際、英語の学習は時間もかかりますし、大変なことであるのは間違いありません。
しかしだからといって、英語の勉強をあきらめたほうがいいかといえば、それも誤りです。というのも、社会人がゼロから英語を勉強しても、結果が出せる方法はあるからです。
こちらでは、これから英語を勉強しようという方におすすめしたい、学習の始め方をご紹介したいと思います。
まずは続けることを目指す
社会人でゼロから英語を勉強し始めるという方は、何よりまず続けることを目標としましょう。英語の習得にはたくさんの学習時間を要しますが、それは何も、机に向かってみっちり勉強しろというのではありません。ニュースを見る、記事を読む、ラジオを聞くといった、ながらでもできる勉強もこれにあたります。
そのほか、スキマ時間に勉強するのも、忙しい社会人にとって勉強を続けられる学習法です。たとえば、通勤時間に単語帳を取り出す、朝ごはんを食べながら英語のニュースを見る、入浴しながら英文を読むなど、スキマ時間をうまく活用するのも、とても有効な勉強法といえます。
くり返すようですが、社会人がゼロから英語を勉強するのは簡単ではありません。しかし、続けないことには、学ぶことができません。そのためにはまず、ながら勉強やスキマ時間でもいいので、うまく時間を見つけて続けることを目標にしていきましょう。
中学校レベルの英語から始める
2つ目の勉強法は、中学校レベルの単語や文法を勉強するというもの。「実務で使う英語力が必要なのに中学レベルなんて」と思われるかもしれませんが、実はネイティブの会話のほとんどが中学レベルの英語で成り立っているのをご存じでしょうか。
日本人は受験勉強に慣れており、高度な文章や学術的な英語を勉強することが頭に浮かびがちですが、実践として使える英語というのは、決して難しいものではありません。むしろビジネスにおいては、伝えることやわかりやすさ、簡潔さが大切なので、複雑で難しい言葉は好まれないといえます。
そのため、これから英語を学ぶという方は、中学レベルの英語を勉強することからはじめてみましょう。これが、仕事で使える英語力を培う近道といえます。それから、必要であれば表現の幅を広げるというのがおすすめです。
ゴールを設定する
3つ目は、具体的なゴールを設定するというもの。ただはじめての方にとっては、どのようにゴールを設定すればいいかわからないかもしれません。しかし英語でどうしたい、英語を使ってどうなりたいといったイメージはあると思います。
そのイメージを掘り下げて、それを具体的にするというのも、これから学習をはじめるためには必要になってきます。たとえばTOEICやVERSANTなどで、これくらいの点数を取る、この動画が何について話しているか聞き取れるようになるなど、具体的なゴールをしっかり決めましょう。
そうすることで勉強を続ける理由が出てきますし、何よりそれを達成したとき、これからの学習や仕事で大きな自信となるはずです。
英語コーチングを利用する
皆さんは英語コーチングという勉強法をご存じでしょうか。英語コーチングとは、ひとりひとりの自主的な学習をサポートするという指導法のひとつです。
具体的には、専任のコンサルタントとコーチがその人にあった学習プランをいっしょに組んだり、最適な学習法を提案したりして学習のサポートをします。
なぜこのコーチングがこれから勉強を始める人におすすめかというと、コーチングでは自分の英語力を客観的に把握できたり、自分に最適な学習プランを相談してつくることができたりするなど、さまざまなメリットがあるからです。
また、何より難しいとされる学習の継続や勉強時間の確保を、プロのコンサルタントによるサポートを通じて実践できるというのも大きなメリットといえます。
社会人がゼロから英語の勉強を、しかもそれをひとりでするには強い意志とモチベーションを持続させる力が必要となります。独学でできるという方には必要のないと思われるかもしれませんが、たとえそのような方が利用しても確実な英語力アップが見込めます。
これから勉強しようとお考えで、効率よく、短期間で、確実に英語力をつけたいという方は、英語コーチングを利用することを強くおすすめします。
まとめ:英語をゼロから学ぶなら英語コーチング「トライズ」
こちらでは、社会人がゼロから英語を勉強するために知っておきたいことをご紹介してきました。社会人がこれから勉強を始めるというのは、難しいことではありますが、決してできないということではありません。もしすこしでも勉強したいとお考えの方は、まずやってみることから始めましょう。
英語の勉強方法がわからない、プロに英語学習を管理してもらいたいという方は、多くのビジネスパーソンに支持されている「英語コーチングスクールのTORAIZ」がおすすめです!
TORAIZで英語を伸ばしキャリアアップしたいと考えている方は、ぜひ一度トライズの無料カウンセリングへお越しください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。