短期で英語は伸びる!集中学習で英語を上達させる勉強方法は?
忙しい社会人にとって、英語を学ぶ上で一番のネックとなるのが勉強時間の確保です。そのため、「1ヵ月ぐらいの短期集中学習で英語を上達させられないか」と、考えている人もいるでしょう。
ですが、英語力は、1週間~3ヵ月前後の短期集中学習で、向上できるものなのでしょうか。 ここでは、限られた時間を最大限に活かす英語学習の方法について考えてみましょう。
目次
短期集中学習で英語力はどこまで上がるのか?
短期集中学習をすれば、英語力は上がるのでしょうか。1週間や1ヵ月、3ヵ月といった短期集中の学習で英語の力を伸ばすのは、語彙や文法、リスニング、スピーキングなど、1つの分野だけであれば可能かもしれません。しかし、総合的な力をつけるのは難しいので、付け焼刃以上のものにはならず、「英語が話せるレベル」になるかといえば、難しいといえるでしょう。
ただし、集中してインプットやアウトプットを行った経験が、無駄になるわけではありません。短期集中学習の後も学習を続けていけば、確実に身になっていくでしょう。
なお、例外的に「インプットは十分だけどアウトプットだけが足りない」「英語の抑揚やリズムは完璧だけれど、語彙力だけが足りない」など、「あと◯◯さえできればOK」という状態の人なら、短期集中学習で成果を挙げられる可能性があります。しかし他が完璧で1つだけ不足しているという方は、やはりかなりの少数派でしょう。
短期間で最大の効果を挙げる英語勉強法とは?
総合的な英語力が上がらないまでも、「来月、海外出張に行く」などの理由で、短期間で少しでも英語力を上げたい場合もあるでしょう。短期集中の英語学習でできる限りの成果を挙げるためには、学習内容をしぼることが重要です。
長期の場合は「Aという目標のために、aとbとcを順番にやっていこう」というプランニングができますが、短期の場合はそのような余裕はありません。ですから、やるべきことを複数設定した時点で、すべてが中途半端になるといっても過言ではないでしょう。
そこで、「1ヵ月後のプレゼンを成功させるために原稿をしっかり読めるようにする」など、明確な目標を1つだけ決めて学習するのがおすすめです。ここでは、シチュエーション別におすすめの勉強方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
1ヵ月間、海外へ短期留学して英語学習する場合
「何のために留学するか」は人それぞれですが、1ヵ月くらいの海外留学期間で効果的な学習をするには、「留学でしかできないこと」をするといいでしょう。
極端な話、学校の授業=インプットは、日本国内でもできます。そこで、現地で友達を作って遊びに行くなど、生の英語を学ぶチャンスにあてることをおすすめします。そして、持っている英語力を総動員して、どんどんアウトプットしていきましょう。
また、留学前にできる限りのインプットをしておくと、アウトプットの効果も高まります。日本の学校教育は「英語のインプット」という点では悪くないので、もし中学生・高校生が留学前に何か準備したいなら、学校の勉強をしっかりしておくだけで十分です。
なお、欧米人に苦手意識がある人が、アメリカなどの英語ネイティブの国に行くと、恐怖心が先に立って何も話せなくなってしまう可能性もあります。英語でコミュニケーションをとるのが目的であれば、留学先には比較的なじみやすいフィリピンなどを選ぶのもおすすめです。
1ヵ月後に英語でプレゼンをしなければいけない場合
1ヵ月後に英語でプレゼンをしなければいけないなど、英語力のアップよりも目標をクリアすることが目的であれば、「付け焼刃を完璧にする」学習がおすすめです。
英語にまったく自信がないなら、1ヵ月でできるのは、プレゼン内容を考えてしっかり音読できるように練習するくらいでしょう。内容と読み方をネイティブにチェックしてもらい、抑揚のつけ方などのアドバイスをもらって練習するだけでも、プレゼンの質はだいぶ変わります。
英語にある程度自信がある人なら、質疑応答用に想定問答集を作っておくのも効果的です。そうでなければ質疑応答は捨て、プレゼンそのものの質を高めることに集中したほうがいいでしょう。
2週間後に海外旅行をする場合
2週間後に海外旅行をするなど、現地で役立つ英語を学べればいいのであれば、必ず聞かれるフレーズや必要となるフレーズを丸暗記するのが役立ちます。
例えば、税関で聞かれる定番表現に、「Do you have anything to declare?」というものがあります。declareは「宣言する」という意味ですから、初めて聞くと「宣言するものとは?」と混乱するかもしれません。しかし、declareには「申告する」という意味もありますので、知っていれば「何か申告するものがありますか?」と聞かれているとわかります。何もなければ「No」と答えればいいのです。
すべてのフレーズを覚えておくのは無理なので、こうして選別した上で、自分に必要なものだけを厳選して覚えていくのがおすすめです。
1ヵ月後のTOEIC(R)テストの点数をアップしたい場合
TOEIC(R)の点数をアップするだけなら、模擬試験を受けて時間配分の練習をするのが効果的です。
やるべきことを絞り込む際のポイントは、「基本的に何もできない」ことをベースに考えて、何をすべきかを考えることです。
例えば、「この単語集1冊だけはやる」「苦手なこの分野のここだけはできるようにする」など、対策を絞り込んでおきましょう。
短期集中で学んだ英語を定着させるには?
短期とはいえ、せっかく集中して学んだ英語なら、できれば定着させたいものです。言語学では、言語喪失の研究成果として「言語能力は一度あるレベルにまで達すれば、その後ブランクがあってもあまり落ちることはなく、一時的に忘れてもすぐに思い出せることはほぼ間違いない」とされています。
「あるレベル」とはどの程度なのかはまだ明確になっていませんが、自転車と同じで「一度自転車に乗れるようになったらブランクがあっても乗れる」のと同じようなイメージです。ですから、短期集中の学習では「あるレベル」に到達するのが難しく、せっかく学んだ内容を忘れてしまうのです。
そこで、短期集中で学んだことを定着させるには、定期的にインプット・アウトプットを続けていくしかありません。楽しくなくては勉強も続かないので、自分の興味のあるものと結び付け、習慣化してしまうのがいいでしょう。例えば、英語で行われるイベントを探せる「Meetup」を利用してみることなどがおすすめです。
短期集中での英語学習の後は、長期的に総合力アップを図りたい
短期集中型の英語学習では、特定の力だけを強化することはできますが、総合的な英語力を伸ばすことはできません。最大限の効果を挙げるには、明確な目標を定めてやることを1つに絞り込み、それだけは完璧にやると決めて取り組むことが大切です。
しかし、短期間で身に付けた英語力は、短期間で忘れてしまいます。長い目で見れば、ある程度長い時間をかけて、一度「しばらくブランクを入れても後戻りしないレベル」まで勉強を進めてしまうほうが、効率がいいといえるでしょう。
トライズでは、そのレベルに達するまでの勉強期間を1年に設定し、英語学習のプログラムを組んでいます。1年と聞くと長いように感じますが、英語をしっかり話せるようになるためにはこれでも短いぐらいです。長い人生での1年間は、ある意味で短期集中学習ともいえるのではないでしょうか。ご興味がありましたら、ぜひトライズの無料カウンセリングにお申し込みください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。