英語は独学で身に付けられる?独学で陥りやすい罠と克服法を紹介
英会話スクールを利用せず、自分で計画を立てて勉強する独学の最大のメリットは、お金がかからないことですが、メリットが大きい分デメリットもあり、必ずしも万人向きとはいえません。
ここでは、英語を独学で上達させるにはどんな困難があるのか、また、どうすれば乗り越えられるのかをご紹介します。
目次
英語を独学で身に付ける難しさ
まず、英語を独学で身に付けること自体は決して不可能ではありません。実際に、英会話スクールや留学に行かずにビジネスで通用する英語力を身に付ける人はいますし、TOEICで満点を取ることも可能です。
しかし実際のところ、独学で英語を勉強する人の多くは途中で挫折しています。
英語を習得するには、
- 「実力の分析」
- 「目的に合った目標の設定」
- 「目標達成までの計画立案」
- 「計画の実践」
という4つの要素をすべてクリアする必要があります。しかし、一人でこれらすべてをこなすのは簡単ではありません。では、どのように難しいのでしょうか?
英語力に合わせた教材を選ぶ
例えば、実力の分析です。TOEICをはじめとする資格試験を受ければ、一定の評価基準は得られます。しかし、それが必ずしも、英語学習に直結するわけではありません。インプットが足りないのか、アウトプットの機会が必要なのか、それ以前に基本ができているのかどうか。これらを客観的かつ総合的に見ていかないと、どのような学習をするのが適切か、判断することができません。
もし、実力に見合わない教材を使えば学習に苦戦するでしょうし、簡単すぎれば実力は上がりません。その場合、モチベーションが下がって挫折してしまいがちです。たとえ、成果が感じられなくても、実際は半年~1年続ければそれなりに英語力は伸びるのですが、成果を感じられないまま長期間勉強を続けられる人はあまりいないでしょう。
特に、語学は勉強した分だけ伸び続けるのではなく、勉強の成果が感じられる時期と停滞期のくり返しで、踊り場のある階段状に伸びていくものです。停滞期に「自分では感じられなくても水面下ではしっかり伸びている」と教えてくれる人がいればいいのですが、独学では手応えが感じられないことに焦りや不安を感じ、勉強を中断してしまいがちです。
独学で陥りやすい罠
学習を導いてくれる人のいない独学では、さまざまな罠が待ち構えています。具体的にご紹介していきましょう。
「やらなければいけないこと」より「好きなこと」を優先してしまう
独学では、「自分は文法が弱い」とわかっていても、嫌いな文法は後回しにして好きな単語学習ばかりしてしまうといったことをしがちです。
特に、前述した「目的に合った目標の設定」「目標達成までの計画立案」ができていないと、何を勉強すべきかを知らないわけですから、好きな学習ばかりしてしまうのです。
いろいろな英語教材に手を出してしまう
「単語集を1ヵ月勉強したけれどなかなか効果が感じられないから、次は問題集を解いてみよう」という行き当たりばったりの学習方法では、なかなか成果が上がりません。
これも、前述した「目標達成までの計画立案」がきちんとできていれば、いつまでにどの教材を終わらせるのかなど、目標に合った学習スケジュールを順守できるはずです。
そもそも勉強時間が足りない
日本語話者が英語を習得するには、2,200時間の学習が必要だとされています。中学・高校で1,200時間学んだとしても残り1,000時間、1年でクリアするなら1日約3時間です。
独学で成果が出ない場合、そもそも圧倒的に勉強時間が足りていない場合も少なくありません。これは、前述した「計画の実践」に近いものですが、そもそもその計画自体が甘い場合もあるでしょう。これも、独学では陥りがちな罠なのです。
英語を独学で身に付けられる人とは?
独学での英語習得にはさまざまな困難がありますが、困難を乗り越えて独学で英語を身に付けた人もいます。
成功した人にほぼ共通しているのは、「英語を使って◯◯をする」という目的がはっきりしているか、「英語ができないと仕事を失う」など、切羽詰まった状況に置かれていることです。反対に、「何となく英語が話せるといいから」といった動機で、独学で英語を身に付けられる人は、ほとんどいないといえます。
では、なぜ英語が必要なのでしょうか。
例えば、「翻訳機器が進歩している今、英語は不要」という人もいます。
実際、機械の進歩は目覚ましいものがあります。
しかし、プライベートならいざ知らず、ビジネスの場で会議中に翻訳機は使いにくいでしょう。また、信頼関係を築くには、たとえ英語が上手ではなくても、直接対話が欠かせません。
つまり、グローバルビジネスで成功したければ、ビジネス英語は必須なのです。
英語の勉強を継続するための3つの工夫
英語を独学する上で最も重要なのは、なかなか成果が感じられなくても勉強を継続することです。
ここでは、モチベーションを維持し続けるための工夫を3つ紹介しておきましょう。
英語を学ぶ目的を明確にし、目的に合った目標を定める
「2ヵ月後のTOEIC試験で800点を取る」など、具体的な目標を定めることで、自分がどれだけ伸びているのか、わかりやすくなる効果があります。
周りの人に自分の目標を明言する
目標を、周りの人に明言するのも効果的です。自分にプレッシャーをかける方法なので賛否両論ありますが、言葉にしてしまった以上、やらなければ自分の評価が下がります。
モチベーションが低く、自分を追い込みたい人などにとっては良い方法のひとつといえるでしょう。
勉強に楽しさを感じられるようにする
英語学習を継続するには、ある程度の楽しさも必要です。教材として映画を使ったり、興味のある英語イベントに出掛けてみたりするなどして、楽しく勉強が続けられるようにしましょう。
効率を重視するなら英会話スクールの利用も考えよう
独学で英語を身に付けるのは不可能ではありません。しかし、実力分析から教材選び、学習計画づくり、学習の継続まで、すべて自分で管理・実践しなければならず、困難が多いのは確かです。
英語コーチングスクールのトライズでは、実力分析から学習計画づくりまで、すべて専門のコンサルタントが行い、ネイティブ講師のレッスンと全面的なバックアップを通じて、学習の継続をサポートしています。効率的に英語を学びたいという方は、ぜひトライズでの学習もご検討ください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。