法人英語研修「グローバル人材に必要なスキルとは」
近年、これまで英語が必要ではなかった企業や人材にも、英語力が求められるようになっています。
通勤電車の中や昼休憩の時間に必死に英単語帳と睨めっこしているビジネスパーソンの様子を目にする機会も増えました。
本記事では、英語コーチングスクールを運営するトライズの目線から、法人英語研修の必要性や今グローバル人材に求められているスキルについて解説します。
目次
法人英語研修のすすめ
グローバル化によって、英語が話せる人材の需要が高まっている近年、「いかにグローバル人材を確保するか」が課題となっている企業も多いのではないでしょうか。
グローバル人材の確保方法としてよく挙げられるのが以下の2つ。
- 社員の英語力の育成
- 新たな人材の雇用
英語コーチングスクールのトライズでは、グローバル人材の確保方法として、1つ目の「社員の英語力の育成」をお勧めしています。
なぜならこちらの方がコストを抑えられるからです。英語ができて、業務にも精通している人材を新たに雇用するとなると、中途採用コストだけでも数百万円かかります。また年収も相応の高さになるでしょう。にもかかわらず、その人材が実際に活躍してくれるかどうかは、実際に働いてもらうまで分かりません。
一方英語は、正しい方法で1年ほどみっちり勉強すれば必ず身につきます。よって社内で業務に精通している人材に英語教育を行った方が、確実かつ低コストなのです。
(2〜3ヶ月の超短期学習で英語を習得できるのは、現時点ですでに高い英語力を持っている方のみです)
ただし当然、英語教育を行う人材は厳選しなければなりません。社員全員への英語教育はコストが嵩みます。また英語が必要ない人材にまでまとめて英語教育を行ってしまうと、社員のパフォーマンスの低下にも繋がるでしょう。
英語コーチングスクールのトライズでは、業務上英語力が必要になるであろう人材にのみ、法人として英語教育を施すべきであると考えます。
そして日常英会話レベルの英語が必要なだけであれば、語学力だけを磨けば問題ありません。しかしグローバル人材として活躍できる人材を育てたいのであれば、語学力に加えて、グローバル人材に求められるスキルも必要となります。
参考記事:企業は社員の英語学習をどの程度支えるべきか| 日経ビジネス
グローバル人材に必要なスキルとは?
日本企業の海外進出や外国籍社員や外国人労働者の増加により、グローバル人材の需要が増加しています。そして同時にグローバル人材不足が深刻化しています。
グローバル人材とは「英語を使って業務ができる人材」のことではありません。グローバル人材育成推進会議によると、グローバル人材は以下3つの要素を兼ね備えた人材であると定義されています。
- 語学力・コミュニケーション能力
- 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
- 異文化に対する理解と、日本人としてのアイデンティティー
語学力やコミュニケーション能力は当然のことながら、様々な宗教、習慣、価値観などを理解して、課題を解決し成果に結びつける力が求められます。
グローバル人材育成推進会議のグローバル人材の定義を参考に、グローバル人材に特に必要なスキルをまとめると、以下のようになります。
- 語学力
- コミュニケーション能力
- 主体性
- 柔軟性
- 責任感
1つずつ詳しく見てみましょう。
語学力(英語力)
グローバル人材に必須なのが、英語の語学力です。グローバル人材として活躍するためには、ただ英語の読み書きができるレベルではなく、英語で流暢にコミュニケーションができるレベルまで英語力を高める必要があります。
また海外の取引先や外国籍社員が必ずしもネイティブ英語を話すとは限りません。むしろ世界には、英語非ネイティブスピーカーの方が多いため、相手は何らかの訛りを持って英語を話すと考えておくべきです。
まずは自身の英語力を高めることが優先ですが、いずれはネイティブの聞き取りやすい英語のみならず、訛りがある英語への理解も深めましょう。
「日本人は義務教育で9年間英語を学んでいるので、リスニングとリーディングは大丈夫」という声もあります。しかしビジネスシーンで通用するレベルには当然達していないため、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング4技能の英語学習が必要です。
関連記事:忙しい社会人がやるべき短期で英語が話せる勉強法とは?【独学はNG】
コミュニケーション能力
日本は暗黙の了解があったり、相手の本心を察する必要があったりと、ハイコンテクスト文化です。一方英語は「言いたいことは言う。言わなければ伝わらない」というローコンテクスト文化です。
日本と同じように「ここは察してもらえるだろう」と言語化しなければ、相手に意思は伝わりません。
グローバル人材として活躍するには、コミュニケーションについても意識しましょう。
こちらから何かを発信するときははっきり伝えることが大切ですし、あちらの発信を受け止めるときは、受け止めて得た感想を正直にはっきりと伝えることが重要です。
また相手が英語非ネイティブの場合、相手の母国の文化が、ハイコンテクストなのかローコンテクストまで分かった上でコミュニケーションが取れると、よりコミュニケーションが円滑に進むでしょう。
関連記事:英語のコミュニケーションの成功は「英語力」では決まらない
関連記事:日本と英語圏のジェスチャーの違いは?違いを知ってより円滑な英語コミュニケーションを
主体性
国内でも「指示待ち人間になるな。主体性を持て」と言いますが、グローバル人材にはより一層主体性が求められます。
そしてグローバルな環境で主体性を発揮するには、十分な語学力や相手国に対する知識が欠かせません。なぜなら一方的で身勝手な主体性は、チームの崩壊につながったり、相手に不信感を抱かせてしまったりするからです。
つまりこれまでに紹介した語学力やコミュニケーション能力を高めることが、グローバル人材としての主体性を高めることにつながります。
関連記事:グローバルコンピテンスから考える、グローバルに活躍できる人材になる方法
柔軟性
意見が食い違ったり、お互いの主張がぶつかり合うことは、ビジネスシーンではよくあることです。特にグローバルな場面では、多様なバクグラウンドを持つ人々と関わることになるため、主張がぶつかったり意見が食い違ったりすることは、国内よりも頻繁に起こりえます。
こういった問題を解決に導くためには、柔軟性が求められます。時にはこちら側の主張を妥協しなければならないかもしれません。また海外ならではの想定外の出来事が起きるかもしれません。
こういった問題に対応できるよう、日頃から物事を柔軟に考えるクセをつけましょう。
関連記事:ビジネス英語を使う際には異文化理解が鍵?他国との文化の違いを知ろう
責任感
日本人は責任感が強い、真面目、仕事は最後までやり遂げると海外からも評判が高いです。よって責任感については、ある程度現時点で身についているものと思って問題ないでしょう。
そして責任感の強さは、日本人のグローバル人材の強みでもあります。外国籍社員や海外の取引先とコミュニケーションを取る際は、日本人の強みでもある責任感の強さを前面に押し出していきたいところ。
一方で強みである責任感の強さを、相手に押し付けないようにすることも重要です。また自分に任された業務のみ責任感を持って取り組めば良いわけではありません。
自らの責任が及ばない範囲にも目を向けることも必要です。
まとめ
ここまで法人英語研修や、グローバル人材に求められるスキルについて解説してきました。
グローバル人材として活躍するためには、語学力は必須であり、語学力+αのスキルが求められます。
そして語学力と+αのスキルの英語力を身に付けるには英語コーチングスクールが最適です。通常の英会話スクールでれば、語学力は身につけられても、+αの部分を身につけられません。
ぜひ英語コーチングスクールのトライズを導入して、グローバル人材の育成に役立ててください。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。