社会人こそ英文法を絶対に勉強すべき理由とは?
「英文法って勉強する必要あるの?」
「ビジネスの場で活かすなら、英会話力の方が実用的なんじゃない?」
そんな意見を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かに、英会話教室などで「ミスを恐れずに話そうとすることが大切だ。」というアドバイスはよく聞きますよね。
そしてその意見も真っ当だと思います。
しかし、「ミスを恐れずに話そうとする事」と「英文法を無意味だと結論付ける事」は同じではありません。
そして筆者は、「これから英語を学びなおす社会人にこそ、英文法がもたらすメリット大きい」と考えています。
そこでこの記事では、「なぜ社会人こそ、英文法の勉強がおすすめなのか?」についてお伝えしていきます。
この記事を読み終わる頃には、「なぜ英文法を勉強するのか?」について強い納得感を持って、あなたの英語学習がより充実したものになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
社会人そこ英文法を勉強するメリットとは?
社会人にこそ英文法を勉強して欲しい理由は、主に以下の2つです。
- TOEICで猛威を振るう。
- 英語を英語のまま理解できるようになる。
TOEICで猛威を振るう
英文法の知識は、社会人にとって最も魅力的な英語資格であるTOEICの対策で猛威を振るいます。
TOEICのリーディングパートの中でも、Part5という文法事項が問われるパートは、TOEIC全体を通して勉強の成果が素早く顕著に出る傾向にあります。
さらに、英文法の知識は英文法問題の正答率だけでなく長文読解にも大きく影響を及ぼします。
これには2つの根拠があります。
- 英文法の知識は「英文をより素早く正確に読む」ために必須であること
- 英文法の問題を素早く解くことで、長文問題に時間をストック出来ること
まず、英文法の知識は英文を読むうえで早さと正確さにダイレクトに関わってきます。
例えば、動詞の形で文型が決まることが分かっていれば、文中の動詞を見つけた時点で英文の骨格を予想する事が出来ますよね。
さらに、英文の骨格を予想しながら読んでいくことが出来れば、返り読み(※)の回数も減るので、急いで読まなくとも自然とスピードが上がります。
※返り読みとは:一度英文を読んだ後に、日本語に変換するためもう一度読み返すこと。
また、単純に英文法の知識をもって英文法問題の解答スピードが上がれば、長文問題に時間をストックしておくことも出来ます。
TOEICのテストを時間内に全て解ききることが出来るのは、個人差はあるものの一般的にスコア800を超えたあたりからだと言われます。
つまり、時間を上手に使ってたくさんの問題を扱えるということは、そのままスコアに直結すると言うことが出来ますね。
以上の事から、社会人にとって最も魅力的な英語資格であるTOEICにおいて英文法知識が猛威を振るうと言うことが出来ます。
英語を英語のまま理解できるようになる。
英文法知識があると、英語を英語のまま理解するのに非常に役立ちます。
「英文法知識が、返り読みからの脱却に役立つ」というのは先ほど触れましたが、これは本質的に「英語を英語のまま理解する」というところに繋がっていきます。
英文を前から後ろに読んでいく際に、意味を取るだけでなく品詞まで意識して「ここがこの形だから、ここからここまでがひとまとまりだな。」という感覚になると、日本語に直して意味を取るまでもなく英語を英語のまま理解していけるようになります。
この感覚を得られれば、「英語がしっかりと理解できている」という感覚を実感出来るので、英語を読むこと自体が苦痛ではなくなっていきますよ。
英文法を勉強せずにいるリスク・デメリット
逆に、英文法をおろそかにしたままだと大きなリスクやデメリットがあります。
英文法をおろそかにしたままTOEICなどの点数を上げることは可能は可能なのですが、もしそれでハイスコアを取ったとしてもその後に残る弊害があるんです。
長文を読むのが苦痛
まず、英文法をおろそかにしたままだと、長文を読むのがとても苦痛なままです。
「長文って、単語や熟語が全部わかっていれば読めるものじゃないの?」
そう思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
確かに、意味の分かる単語や熟語が多ければ文章の意味を受け取る上で非常に役立ちます。
しかし、同格表現や対比、比較表現などで一文が長くなった場合、意味だけをとらえて文章を理解するのは非常に大変です。
その結果、たとえたくさんの英単熟語を覚えて様々な英文を読めるようになったとしても、英文を読むのが苦痛になってしまいます。
この大きなリスクは、以下2つのリスクにも連鎖していきます。
自分から英語に触れられない
上述の理由で、英文法をおろそかにしたままだと英文を読むのが苦痛なままなので、自分から進んで英語に触れるのが難しくなります。
「英語出来るけど、やりたくない」という状態ですね。
こうなると、英語を使わなければならない状態にならない限り英語に触れなくなります。
そしてそんな状況は、日本に住んでいる限り自分で積極的に作らない限りは生まれません。
おすすめの英文法の参考書:基礎英語を学ぶならこの参考書!「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」の使い方・口コミを紹介
科目としての英語を抜け出せない
自分から英語に触れることがなくなるので「英語は勉強の科目、テストや仕事のためだけのツール」という意識のままでい続けることになってしまいます。
「自分は収入を上げるためにだけ英語を勉強してるから良いんだよ」と思う方もいるかも知れませんが、そのスタンスで出来るようになることと言えば、英語で出来る「作業」が増えるだけです。
英語を用いて収入を上げる社会人というのは、英語で情報収集をしたり、プライベートでも積極的に取り入れることが出来るものです。
それに、せっかく密度の高い時間とエネルギーを注ぐ英語学習なのですから、自然に苦痛を感じずに英語を用いられるようになりたいですよね。
英文法をおろそかにし続けることは、以上のようなリスクやデメリットがあるので、やはり社会人にこそ英文法の勉強はメリットが大きいと言うことが出来ますね。
まとめ
この記事では、なぜ社会人にこそ英文法の勉強がおすすめなのか?について、以下の視点からお伝えしてきました。
- 英文法知識は、TOEICで猛威を振るうので、TOEICを受験するメリットが多い社会人にこそおすすめ
- 英文法の勉強で英語長文を日本語を介さずに英語のまま理解する力が養われる
- 英文法がおろそかなままだと、たとえTOEICなどでハイスコアが取れるようになっても英文を読むことが苦痛なのは変わらないまま
- 英文を読むのが苦痛なままだと、英語を使える優位性を十分に得られない
近年の会話表現重視の考え方から影響を受けて、英文法の必要性が低く見られている感覚があります。
しかし、実は英文法をしっかりと勉強するメリットや、逆に英文法をおろそかにしたままだと上述したようなリスクが伴うということはあまり話題にあがりません。
しかしあなたは今、この記事を読んで英文法の必要性を十分に理解しているかと思います。
ぜひこの記事でお伝えしたことを意識して、英文法を学ぶ優位性を感じながら英語学習を充実させてくださいね。
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プロキャディ杉澤伸章さん
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Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。