旬のニュースを英語で読んで、ビジネスシーンでの話題を増やそう
東京都生まれ。香港在住22年。2020年よりオーストラリアに移住。
大学在学中、中国・雲南省に留学。卒業後バックパックを背負って、インド・中国などアジア諸国を1年間放浪する。香港・中国の日系企業でビジネススキルを身に付け、その後香港で独立起業。現在は作家・翻訳家として活躍中
あなたが英会話を学んでいる目的は何ですか?
留学をしたいと思っている、会社の海外出張がある、外国人の友達を作りたい…皆さんによってその理由は様々だと思います。
「会話」という単語の意味を辞書で調べると、「二人あるいは小人数で、向かいあって話しあうこと。また、その話(広辞苑より)」とあります。そう、会話は決して一人では成り立ちません。話す相手がいて初めて「会話」が成り立つのです。
それは、英会話に関しても全く同じ。留学にしても、出張にしても、友達を作ることにしても、相手とのコミュニケーションが重要なポイントになります。
では、実際に英語で会話をする時にどんな話をすれば良いのでしょうか?
目次
英語での会議や食事の場で、何を話したらいいの?
日本企業での会議は、参加者が集まり次第、議事の自己紹介に始まり、「では早速本題に入らせて頂きたいと思います…」と会議が始まってしまうことが多々あります。
しかしながら、外国人との会議は、まず世間話や身近な話から始めて、場が温まった所で自然な流れで本題に入っていくケースがほとんどです。だからこそ、すぐに仕事の話を始めると「やっぱり日本人は仕事のことしか考えていない」と思われがちです。
では、ただ世間話と言っても、ビジネスシーンや初対面の人との会話で、一体何から話せばいいのでしょうか?まして文化や生まれ育った環境が違う人達と初めて話すときは、なおさら話題作りに困ってしまうことだと思います。
バッググラウンドの違う人との英語での会話で困る事
コミュニケーションの第一歩は、相手のことを知ることです。しかしながら、初対面の人にいきなりあれこれと質問をされるのは、あまり心地の良い事ではありませんよね。とはいえ、日本人的に遠慮をして、遠回しに物事を話しては、近寄りがたい印象を与えかねません。
まして、バッググラウンドの違う人と英語で会話する際は、ただでさえ緊張する上、どんな話題を振れば良いのかと心配になることでしょう。
英会話の本などの会話例ばかり用いていては、いつまでも紋切り型の会話しかできず、すぐ話も続かなくなってしまいます。
ですので、予め自分の得意分野に関することや趣味に関しての話題を、いくつか準備しておき、いつでも英語で説明できるようにしておきましょう。自分の興味があることであれば、ちゃんと感情移入もしやすいですし、自然と自分から相手に対しての自己開示ができます。自分から自己開示をすることで、相手も心を開きやすくなり、自然と好印象を与えることができるようになります。
とはいえ、相手にまるっきり興味がない話題では、アイスブレイクも難しくなるので、自分から話題作りをしたら、相手のフィードバックを見ながら、話題を変えていくことにも気を配ってください。
押さえておきたい、初対面の人との会話におけるタブー
一歩日本を出ると、実に多様な人種が入り混じっていて、思想や宗教観、政治観が異なる人達がたくさんいます。それは自分との観点がまるっきり違う人と出会うチャンスであり、新しい世界を垣間見ることができるチャンスでもあります。ただ、そういった時に注意して頂きたい点がいくつかあります。
①宗教の話について
大みそかにお寺に除夜の鐘を打ちに行って、その足で初詣に神社を訪れる日本人は、宗教に対しての感覚が曖昧な方が多いのではないでしょうか?しかしながら、世界では国教として、一定の宗教が支持されていたり、同じ国内で宗教間の争いが生じている国さえもあります。そういったバッググラウンドを持つ国の人達にとって、宗教は生活に根差したとても敬虔なものです。
よく知っている間柄でも、宗教に関してはなかなか触れづらい話題だと思いますので、ビジネスや初めて会う人に宗教の話題を持ちかけるのは控えた方が良いでしょう。
②政治の話について
政治に関しての話題は、日本人同士でもなかなか触れづらい点ではないでしょうか?まして、他の国の人から、自分の国の政治に関して色々口を出されれば、あまり良い印象を受けませんよね。
③差別的発言について
差別というのは、それを感じる個人的な判断に依ることが大部分なので、かなり見極めが難しいところなのですが、特に性別による発言には気を付けてください。例えば「女性なのにすごいですね」「男性らしい発言ですね」といったようなコメントは、たとえ本人は褒めているつもりでも、それに不快感を覚える人がいるという可能性も念頭に置いておく必要があります。
社会人のたしなみ、グローバルな視点で会話を楽しもう
自己紹介は済んだ、趣味の話題もすでにネタ切れ…では次はどんな話題をすれば良いのでしょうか?
ここで一番にオススメしたいのは、時事問題についての会話です。
日々刻々とアップデートされていくニュースであれば、ネタ切れを起こすこともありませんし、世界的なニュースであれば、日本人であっても外国人であっても共通の話題として語り合うことができます。
まして、社会人であれば、世界の情勢をチェックしておくことは、グローバルな視点を身に付けるためにも常識と言っても過言ではありません。
どうやって英語のニュースに触れる機会を増やすか?
英語でニュースを読むことや、外国人と時事問題について語り合うなんて、まだまだ先の話なんて思っていませんか?
ところが、実は英語のニュースにはある程度の法則があって、それを念頭に置いて、少し記事を読む練習を重ねると、案外とスラスラと読めるようになるのです。
最近は各国のニュースサイトで、好きな国のニュースを簡単に閲覧することができるようになりました。
アメリカであればCNN(www.cnn.com)、イギリスならBBC(www.bbc.co.uk)などが、日本人にとっても共通のニュースが多くアップされていてオススメです。
実際にニュースのタイトルを英語で読んでみよう
では、実際に上記の二つのニュースサイトから、お好きな方をチェックしてみてください。ニュースサイトは、どこの国のものも大概同じようなレイアウトで、最新の注目すべきニュースがトップに大きめに掲載されています。英語ニュースのタイトルは多くても5から20語以下程度でまとめられています。タイトルには重点が短く凝縮されているので、初めて英語のニュースを読む方は、まずタイトルを読み取るところから始めてみましょう。
①何についての記事かイメージを膨らませる
ニュースサイトのホーム画面には、記事のタイトルが並んでいます。タイトルに含まれた、国名やキーワード、添えられた写真があれば、それらを参考にまずその記事の内容についてのイメージを膨らませます。
あなたがすでに知っているニュースであれば、より一層概要がつかみやすいですね。
②文の時制をチェックする
背景をつかんだら、次は文の時制をチェックしましょう。
その出来事は、現在進行していることなのか、すでに起こってしまった出来事なのか、それともこれから起こることについての報道なのか、時間軸でニュースを捉えます。
③記号や句読点などのパンクチュエーション(Punctuation)をチェックする
タイトルには、コロン(:)やカンマ(,)、引用符(‘’または””)などが含まれていることがあります。
旬のキーワードやお馴染みのキーワードについて触れている時は、「キーワード:タイトル続き」と表記して、キーワードを目立たせたり、またキーワードや誰かのセリフ、本などの作品名等を引用符で挟んで、強調したりという感じで、短いタイトルに動きを持たせることもあります。
リード文を読んで、内容をざっとつかもう
ニュース記事には、大抵まず冒頭に「リード文」が書かれています。ニュースサイトのタイトルを読み取って、気になるニュースがあったら、そのニュースをクリックしてみてください。
タイトルとイラストや写真の下に、記事の内容が書かれていますが、その冒頭の短い段落こそが、リード文です。
リード文には、その記事の全体を要約した内容が書かれています。つまりその部分さえ読めば、記事の大体の内容は理解できるのです。内容が難しいと思う場合は、日本でも報道されているようなニュースと同じ記事をピックアップして、あらかじめ内容が分かっている英語記事を読む練習から始めましょう。
タイトルとリード文、ここから重要だと思うキーワードを自分で簡単に説明できるようになれば、ビジネスシーンでの話題にも用いることができるようになります。リード文も簡単に読めるようになり、さらに記事の内容を深く知りたいと思われた場合は、続いて記事本体に挑戦してみましょう。
まとめ
とはいえ、いきなり会議中や初対面の人と時事問題について語れるようになるのはハードルが高い、と思われる方には、トライズのレッスンを活用されることをお勧めいたします。ネイティブ講師と何度もスピーキング練習を重ねることで、自然に英語での話題も話せるようにお手伝いいたします。
完全オンラインでの受講ができますので、近所に英会話教室がないという方やレッスンに通う時間がないという方でも、どこでも自由にレッスンを受講することができます。まずは無料のカウンセリングで詳細をおたずねください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。