社会人が英語学習でモチベーションを上げる方法 6選とおすすめYouTube・本を紹介
英語の習得には、長い年月がかかります。そして長い期間英語学習を継続するには、モチベーションが欠かせません。
特に時間の確保が難しい社会人は、少しモチベーションをなくして学習をサボってしまうと、あっという間に1ヶ月2ヶ月という期間が過ぎてしまいます。
そこで今回は、社会人が英語学習でモチベーションを上げる6つの方法や、モチベーションを上げるのに役立つ本、YouTubeチャンネルを紹介します。
記事を最後までチェックすれば、モチベーションを上げるために必要なことが分かり、毎日コツコツと英語学習を継続できるようになりますよ。
目次
社会人の英語学習はモチベーションが命
冒頭でもお伝えした通り、英語の習得には長い年月がかかります。
しかし仕事や家事などで忙しい社会人にとって、長期間にわたって継続的に英語の学習時間を確保することは難しいでしょう。
一度サボってしまうと、その後ずっとサボり続けてしまったり、疲れている日は「今日はもういいか」と勉強を諦めてしまったりするかもしれません。
モチベーションがある時だけ英語を勉強するのではなく、常にモチベーションを一定に保っておくことが重要です。
英語学習のモチベーションが上がらない3つの原因
英語学習のモチベーションには上がり下がりがあります。
まずはモチベーションが上がらない原因を知ることで、常に一定以上のモチベーションを維持できるようになります。
英語を勉強するモチベーションが上がらない原因は以下の4つです。
- 目的がないから
- 成果や成長を実感するのに時間がかかるから
- 勉強法が分からないから
- 地道な努力が必要だから
それぞれ詳しくみてみましょう。
目的がないから
マラソンでは、ゴールまでの距離が分かるからこそ「頑張ろう」とモチベーションが上がります。
英語学習も同じで、ゴールや目的がなければモチベーションは上がりません。英語学習を始める前に、なぜ英語を学ぶのか、どこまで学べば終わりなのかを決めましょう。
またスタートからゴールまでの道のりが長い場合は、その中間にもゴールを設けましょう。例えば「今月までにこの教材を終わらせる」といった形です。
そうすることで、モチベーションを下げることなく英語学習を継続できます。
成果や成長を実感するのに時間がかかるから
英語学習は成果や成長を実感するのに時間がかかります。
成果や成長の実感は、モチベーションの維持に非常に役に立ちます。なぜなら、もし努力すればするほど成果が出るのであれば、誰しもが「もっと努力して成果を得たい!」と思うからです。
しかし英語学習は、数十時間や数百時間単位の勉強時間を設けて初めて成果が出ます。
Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)によると、TOEICのスコアを100伸ばすためには、最低でも200時間の勉強時間が必要だとされています。
その場合、毎日3時間勉強をしたとしても、TOEICのスコアを100伸ばすためには2ヶ月程度の学習期間が必要です。
なかなか自分の努力が形になって現れないと「努力した見返りがない」と感じ、モチベーションが著しく下がります。
以上のことから「成果や成長を実感するのに時間がかかる」ことが、英語学習のモチベーションが下がる大きな要因だと言えます。
成長や成果が実感できないことによるモチベーションの低下を防ぐには、成果地点をより細かく設定しましょう。
「TOEICスコアを100点伸ばす」であれば、成果を実感できるのは2ヶ月後です。
「TOEICスコアを100点伸ばす」を最終目標としつつも、TOEICスコアを100点伸ばすために「今週で単語帳の1〜100までを覚える」のような目標を立てることで、成果を実感できる頻度が上がってモチベーションが上がります。
勉強法が分からないから
英語の習得に必要な能力を細分化すると、以下のようになります。
- 単語力
- 文法力
- リーディング力
- リスニング力
- スピーキング力
- ライティング力
そして各能力の習得に必要な勉強法は、それぞれ異なります。
例えばリーディング力は英単語力と英文法力が結びつくことで得られる技術です。しかし英単語力と英文法力のそれぞれを身につけたからといって、リーディング力が自動的に得られるわけではありません。
英単語力と英文法力を身につけた上で、その2つを活かして読解の方法を身につける必要があります。
このように英語力は複数の技術が複雑に混ざり合ったものなので、勉強法もたくさんあり、その中から今の自分にとって最適な勉強法を見つけ出すことは簡単ではありません。
「この勉強法で勉強をすれば絶対に上手くいく」と分かっていれば、モチベーションも上がるでしょう。
しかし「今やっている勉強法は本当に正しいの?」と疑問を抱いたままだと、モチベーションはなかなか上がりません。
地道な努力が必要だから
外国人と対等に英語で話をする華やかな姿に憧れて、英語を始める方も多いのではないでしょうか。
「英会話教室やオンライン英会話で外国人講師と楽しく話しているうちに、英語力が付いてくる」と考えている方もいるかもしれません。
しかし英語を習得するには、楽しい勉強ばかりではなく、地道な努力も必要です。特に「分からない箇所を見つける→その箇所を理解する」といったプロセスが重要です。
例えば知らない英単語を覚える時や、分からない英文法を理解する時、読めなかった英文を紐解いて理解しようとする時など、机の上で頭を使う作業は地味で、「英会話」の持つ華やかさはありません。
この「理想と現実のギャップ」も、モチベーションが上がらない大きな要因と言えるでしょう。
英語学習のモチベーションを上げる方法6選
英語学習のモチベーションが上がらない原因が分かったら、モチベーションが下振れてしまうことを防げます。
それに加えて英語学習のモチベーションを上げる方法が分かったら、常に高い水準にモチベーションを維持できるようになります。
英語学習のモチベーションを上げる方法は以下の6つです。
- 明確な目標と期間を設定する
- 周りの人に目標を宣言してみる
- 無理のない学習計画を立てる
- 英語学習に楽しめるものも取り入れる
- 自分に合った勉強方法や教材を使う
- 上達が目に見えるものがあるとベスト!
それぞれ詳しく解説していきます。
明確な目標と期間を設定する
英語学習に終わりはありません。どこまで勉強をしても学ぶことはあります。しかし、だからと言ってゴールや期間を決めておかなければ、モチベーションを保つことは難しいでしょう。
モチベーションを上げるには、以下2つのことを設定しましょう。
- 明確な英語の目標
- 目標達成までの期間
たとえばTOEICはスコアがあるので、分かりやすい目標ですね。合否もないのでたとえ目標達成できなかったとしても、取得したスコアはあなたの財産となります。
もちろんTOEICである必要はありません。目指しているものがあるなら、それを目標にすれば良いのです。ただ、抽象的な目標にするよりかは、目で見て結果がわかりやすい目標の方がおすすめです。
目標を決めたら、それをいつまでに達成するのかを考えてください。その期間が終わって以降も英語学習は続いていくかもしれません。ですが、ひとまずモチベーションを保つためには、期間を区切った方が良いでしょう。
終わりがないと諦めてしまいやすいのですが「期間を決めてそこまでは頑張る!」と自分と約束すれば、意外とモチベーションは上がります。
大枠となる目標と期間を決めたら、「〇月までの単語をここまで覚える」のようにさらに目標と期間を細分化しましょう。
そうすることで、定期的に成果を実感でき、モチベーションが上がります。
周りの人に目標を宣言してみる
自分一人で勉強をしていると、なかなか継続するのが難しかったりします。もし途中で挫折しても、自分しか見ていないので、特に気にならないですからね。
よって周りの人にも目標を宣言してみましょう。家族や友達、恋人、会社や学校の人など、普段会話をする相手なら、誰でも問題ありません。
多くの人に宣言しておけば、それがプレッシャーとなり、継続するモチベーションに繋がるでしょう。
Twitterで英語の目標や日々の学習をツイートすることもおすすめです。英語学習の仲間が見つかったり励まし合うこともできるでしょう。
無理のない学習計画を立てる
何事も始めたばかりの時期はモチベーションに溢れています。モチベーションに溢れた時期に立てた学習計画は、無理のあるものになりがちです。
「最初に細かく計画を立てて教材もたくさん買ったが、全く計画通りにはならなかった」という経験がある方もいるでしょう。
毎日頑張らなければ達成できない学習スケジュールでは、どこかで力尽きてしまいます。
よって無理のない学習計画を立てましょう。
たとえば1日1〜2時間くらい英語を勉強すると決めて数日で止めてしまうよりも、1日30分を数ヶ月続けられる方が、当たり前ですが、英語が断然上達します。
学習は1日あたりの量を多くするよりも、無理なくできる範囲のものを継続することが大事。学習計画を立てたり、教材を買ったりするときには、無理なく続けていけるかどうかを考えてください。
そして無理なく計画通りの学習をこなせるようになったら、少しずつ勉強時間を増やしましょう。
英語学習に楽しめるものも取り入れる
英語を習得するために苦しむ必要はありません。ある程度は単純な暗記や文法の勉強などは必要ですが、そればかりをやる必要はないのです。
英語学習は机に向かっていなくてもできます。しかも、まるで趣味のように楽しみながら英語を学ぶ方法だってあるのです。
たとえばドラマや映画が好きなら、海外ドラマ・洋画を使う学習方法もあります。アニメが好きな人なら、英語音声のアニメだってあります。
関連記事:【初心者OK】Netflixを使った英語学習のやり方とおすすめ映画・ドラマ5選
ゲームをやる人なら、最近は多くのゲームが多言語化されているので、設定を英語にすれば、英語でゲームを楽しむことができます。音楽が好きなら、洋楽を聴き、歌詞を見ながら歌うのもいいでしょう。
もちろん、そういった楽しいことだけをしていても、思うように英語が伸びないかもしれません。また資格取得を目指しているなら、その資格に向けた学習も必要です。
しかしこういった楽しいことを英語学習に取り入れることで、肩の力が抜け、モチベーションが上がります。
自分に合った勉強方法や教材を使う
英語学習用の教材を買うとき、あなたは何を基準にしているでしょうか。
多くの人からの評判や口コミなどを参考にして、教材を選ぶという人は多いかもしれませんね。また多くの人から良いと言われている勉強方法を、そのまま自分の学習に当てはめている人もいるでしょう。
しかし英語の習得の仕方は人それぞれです。英語が話せるようになった人たちの経験を参考にするのは良いのですが、それが自分に合っているかどうかも考えてみましょう。
勉強方法や教材が自分に合っていない場合、あまりモチベーションが上がりません。
特に教材は、合う・合わないが大事です。合わない教材は、途中でやめてしまう人の方が多いでしょう。ですから、教材を選ぶときには必ず書店で中身を確認し、ピンと来たものや「これなら続けられる」と感じたものを選ぶようにしてください。
上達が目に見えるものがあるとベスト!
モチベーションを上げるのに一番良い方法は、自分の上達度を感じられることです。
きちんと英語学習に取り組んでいれば、1ヶ月でもある程度上達します。ですが、なかなかそれを自分で実感出来る人は少ないでしょう。
ですから、できれば上達が目に見えるものを用意しておきましょう。たとえばテストが付いている教材は、以前と今の点数を比べられるのでおすすめです。
先述のTOEICも、目安スコアが出せる教材がありますから、毎月1回自分で模擬試験をしてもいいでしょう。
ビジネス英会話力のテストであるVersantは、アプリでいつでも手軽に受験できるので、上達を確認したいときにいつでもチェックできます。自分なりの工夫をして、上達を目で見られるようなものを準備しておきましょう。
関連記事:英語スピーキング能力テストVersantとは?試験の信頼性やTOEICとの違いを解説
英語のモチベーションを上げるのにおすすめのYouTube動画
YouTubeは英語学習のみならず、英語のモチベーションを上げるのにも役立ちます。
例えば以下のような動画は、英語学習のモチベーションアップに繋がるでしょう。
- 海外旅行動画
- 海外に留学中の方の体験談
- 英語のモチベーションの上げ方に関する動画
- 海外YouTuberの動画
「今日はなかなか英語のモチベーションが上がらないな」という場合は、YouTubeにて上記のような動画を見てみましょう。
わずかながら英語力も上がりますし、「よし、勉強するか!」とスイッチも切り替えられるはずです。
ダラダラと英語とは関係のないSNSや動画に時間を使ってしまうよりは、英語に関連するコンテンツに触れた方が良いです。
英語のモチベーションを上げるのにおすすめの本3選
英語学習における「本」と言えば、参考書を思い浮かべる方が大半でしょう。
しかし英語のモチベーションを上げるために、参考書以外の本に手を出してみるのも、1つの選択肢です。
ここでは、英語のモチベーションを上げるのに役立つ以下3冊の本について解説します。
- 英語で人生が変わる独学術
- 勉強が面白くなる瞬間
- 神モチベーション
それぞれ詳しく見てみましょう。
英語で人生が変わる独学術
価格:1,595円
「英語で人生が変わる独学術」は、社会人向けの英語勉強法についてまとめた書籍です。
国家公務員として働きながらTOEIC満点を取得した著者が実践していた勉強法やマインドがまとめられています。
本書を読むと、知らなかった考え方や勉強法を知れたり、間違って実践してしまっていたことが分かったりします。
「本書で知った内容を早速実践してみたい」と、英語のモチベーションがアップしますよ。
勉強が面白くなる瞬間
価格:1,540円
「勉強が面白くなる瞬間」は、韓国で社会現象を起こした、50万部を超えるベストセラー書籍です。
勉強のノウハウではなく、「マインド」に焦点を当てて解説されています。勉強に悩む中高生向けに書かれた書籍ですが、社会人にもおすすめです。
英語に関する本ではありませんが、本書を読めばきっと「勉強をしたくてたまらない」という気持ちになるはずです。
YouTubeでも解説動画がたくさんアップロードされているので、ぜひチェックしてみてください。
神モチベーション
価格:1,650円
「神モチベーション」は、無理をせずにモチベーションを上げるための方法を解説した書籍です。
具体的には、今の自分と理想の自分との「ギャップ」をうまく利用して、自然とモチベーションを上げさせます。
本記事では「無理をして行う勉強は長続きしない」と解説しました。本書でも無理をした努力はおすすめされていません。
勉強のみならず、仕事やそれ以外のことにも役立つ内容になっています。
英語のモチベーションを上げるには英語コーチングもおすすめ
色々工夫してみても、独学だとなかなかモチベーションが上がらないと感じる人もいるでしょう。
そんな人には、コーチング英会話を受けてみることもおすすめします。コーチング英会話では、毎日のように講師やコンサルタントと連絡をしあい、学習の進捗報告などをするので、モチベーションが保ちやすいです。
もしどう工夫しても学習が継続できず、でも本気で英語を習得したいと思うなら、コーチング英会話を検討してみてください。
英語コーチングでモチベーションを維持し成果を挙げた例3選
先述した通り、英語コーチングはコンサルタントとの密なコミュニケーションと、心理学に基づいたメゾットによってモチベーションを保つのに非常に役に立ちます。
ここでは、実際に英語コーチングTORAIZ(トライズ)でモチベーションを保ち、見事成果を挙げた例を見ていきましょう。
アパレル企業勤務(女性)の例
Q.コンサルタントのサポートで良かったと感じた点はございますか?
A.とにかく大きいリアクションで褒めてくれるところです。それで、自分がやっていることは、ちゃんと身に付いているんだなと分かったので、続けることができたのかなと思っています。
コンサルタントの方に励ましていただいたことと、1年間何とかやり遂げたい、英語を話せるようになりたいという思いがありモチベーションを維持できました。
医師(男性)の例
Q.コンサルタントのサポートで良かったと感じた点はございますか?
担当コンサルタントさんに初めてお会いして、リスニングがとても苦手だと相談したときに「自分も最初は全然できなかった」と仰っていたのがとても印象に残っています。
そんな人でも今はこんなに英会話ができるんだと思うと、モチベーションが上がりました。 また、言葉のニュアンスなどで迷ったときや悩んだときに担当コンサルタントに相談すると、ご自身でしっかり調べてくれた上に「僕も勉強になりました」と言ってくれるのが嬉しいです。
外資系企業会社員(女性)の例
Q.コンサルタントのサポートで良かったと感じた点はございますか?
トライズで英語力が身につけられた裏には、コンサルタント、コーチの存在はなくてはならないと思います。
私を担当してくれたコンサルタントさんは、毎回褒めちぎってくれてモチベーションを上げてくれました。だから次第に、この人の期待に応えるために頑張ろうという気持ちにもなれたと思います。
コーチも私が意見をはっきり言うものですから、それに付き合ってくれて、本当にありがたかったです。
モチベーションを維持し英語を話せるようになるなら「トライズ」
モチベーションを上げるというのは、何をするにおいても非常に重要で、そして難しいことでもあります。
ですが、少しの工夫次第で、楽しくモチベーションを保つことができるんです。今回ご紹介した方法すべてに取り組む必要はありませんから、ピンと来た方法を、あなたのモチベーションアップに役立ててみましょう。
モチベーションアップや英語学習を継続し目標を達成したいという方は、ぜひ一度コーチング英会話トライズの無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。