
書くのはNG!TOEIC単語の効率的な覚え方5ステップを解説
TOEIC対策には単語学習が欠かせません。覚えるべき単語が多く「できるだけ効率的に単語を覚えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
TOEIC対策に特化した単語の覚え方を理解することで、単語を覚える速度は3倍や4倍になることも……
そこで今回は、TOEIC単語の効率的な覚え方を5つのステップに分けて解説します。
TOEIC単語を最速で覚えたいのなら、とにかく無駄を避けることが大切です。記事を最後までチェックすれば、どういった流れで単語を学ぶとTOEICスコアを伸ばす上で最も効率的なのかが分かりますよ。
目次 [hide]
TOEICの単語学習で覚えるべきこと
単語学習には、以下のような種類があります。
- 和訳ができるようになる
- 英訳ができるようになる
- 聞き取れるようになる
- つづりを書けるようになる
- 正しく発音できるようになる
もちろん英語を習得する上では、上記5つ全てができるようになるに越したことはありません。
しかしTOEICはリスニングとリーディングの試験です。よってTOEICスコアを最優先に考えるのであれば、上記5つ全てを学ぶのは非効率です。
TOEICスコアを最優先に考えるのであれば、「和訳ができるようになる」と「聞き取れるようになる」の2つで十分です。それぞれ詳しく解説します。
和訳
TOEICの問題用紙は、説明から問題まで全て英語です。つまりTOEICの試験中は、英語を見て日本語に訳す機会はあっても、日本語を見て英語に訳す機会はありません。
TOEICリーディングパートでもリスニングパートでも、英語を「聞く」もしくは「読む」といった動作の後に、日本語に訳して解答を選びます。
よってTOEICの単語学習では、和訳ができるようになることを心がけましょう。
具体的には、単語帳に記載の英単語や例文を見て日本語に訳せるかどうかといったトレーニングが有効です。
リスニング
TOEICリスニングパートでは、英語の音声を聞いた後に日本語に訳して答えを選びます。つまり単語を見て和訳ができても、聞いて和訳ができなければ意味がありません。
単語帳には、単語と例文の音声が付属しています。音声はCDを使わずに、スマホから簡単に聞けるものが多いです。
音声を再生して、和訳できるかどうかを試しましょう。
ただし単語を見ただけでも、音声はある程度イメージできます。よって前述した「和訳」の方が優先順位は上です。和訳を一通り覚え終えた後や、電車の中などで手持ち無沙汰な場合などは、音声を使った和訳を実践してみてください。
TOEICの単語学習で覚えなくても良いこと
続いてTOEICの単語学習で覚える必要のない以下2つのことについて解説します。
- 英訳
- つづり(書く)
これら3つをTOEIC対策から除外することで、より効率的にTOEIC単語を覚えられます。それぞれ詳しく見てみましょう。
英訳
前述の通り、TOEICでは英語を日本語に訳す必要はあっても、日本語を英語に訳すことはありません。
よって日本語訳を見て英単語が思い浮かぶかどうか(=英訳)の学習は不要です。
つづり(書く)
TOEICはマークシート式の試験です。つづりを直接解答用紙に書くことはありません。よってつづりの学習は不要です。
「単語学習=ノートにひたすら書く」といったイメージを持つ方も多いです。しかしTOEICのスコアアップを第一に考えるのであれば、「単語学習=書く」から「単語学習=見る&聞く」に考え方を変える必要があります。
TOEIC単語の効率的な覚え方5ステップ
TOEICにおける単語学習では、何を覚えるべきで何を覚えなくてもよいのかについて解説しました。
続いては、TOEIC単語の効率的な覚え方を以下5つのステップに分けて紹介します。
- ステップ①1〜100までの単語を可能な限り覚える
- ステップ②1〜100までの単語をテストして覚えられていない単語にチェックをつける
- ステップ③101〜200までの単語でもステップ①、ステップ②を行う
- ステップ④1〜200までのチェックをつけた単語のみテストをする
- ステップ⑤201〜300までの単語を可能な限り覚える
各ステップについて詳しく解説します。
すでにTOEIC対策用の単語帳を持っている方は、手元に単語帳を用意して読み進めてみてください。
ステップ①1〜100までの単語を可能な限り覚える
まずは100単語分の和訳を可能な限り覚えましょう。
コツは、1つの単語に時間をかけないことです。1つの単語にかける時間は長くても30秒程度で、すぐに次の単語に進みます。
10単語、20単語と区切りのいい数まで学習を終えたら、そこまででいいのでテストをしてみましょう。
こうやって、「少しだけ覚える→テスト」を繰り返しながら100単語目まで到達することで、100単語目に到達した頃には何度も反復学習を終えていることとなり、単語が記憶に定着しやすくなります。
ステップ②1〜100までの単語をテストして覚えられていない単語にチェックをつける
100単語を覚えたら、1〜100単語目までをテストしましょう。和訳ができなかった単語については、チェックをつけておいてください。
今後1〜100の単語を復習する際は、100単語全てに目を通すのではなく、ステップ②でチェックをつけた単語のみに目を通します。
そうすることで覚えている単語に時間を使わずに済み、学習効率はアップします。
ステップ③101〜200までの単語でもステップ1、ステップ2を行う
ステップ①とステップ②を、全く同じ手順で次の100単語(101〜200単語)にも実践しましょう。
このとき気分転換として、1〜100単語のなかでチェックをつけたものを、テストしても構いません。
ステップ④1〜200までのチェックをつけた単語のみテストをする
1〜200単語目を、覚えられた単語と覚えられていない単語(チェックをつけた単語)に分けたら、チェックをつけた単語だけをテストしましょう。
ステップ⑤201〜300までの単語を可能な限り覚える
続いて201〜300単語目も同様の手順で覚え、覚えられなかった単語にチェックをつけます。
以下繰り返しです。
TOEICの単語学習におすすめの単語帳2冊
TOEIC対策用の単語帳をまだ持っていない方は、以下2冊のいずれかがおすすめです。
- 金のフレーズ
- 銀のフレーズ
それぞれ詳しく見てみましょう。
なお「もっと多くの選択肢から単語帳を選びたい」という方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説
金のフレーズ
TOEIC400点以上の英語力を持っているのであれば、金のフレーズがおすすめです。金のフレーズには、TOEIC頻出単語が1000単語、目標スコア別に収録されています。
関連記事:なぜこれほど人気?TOEIC対策に金のフレーズが選ばれる4つの理由!
銀のフレーズ
TOEIC400点以下の英語力しか持っていない場合は、銀のフレーズがおすすめです。
銀のフレーズには、TOEIC600点を目指すために必要な英単語が1000語収録されています。
関連記事:単語帳「銀のフレーズ」がTOEICで選ばれる理由!金のフレーズとの違い
関連記事:ターゲット1900はTOEIC対策に使える!3つの理由や単語帳の購入順を紹介
まとめ
TOEIC単語の効率的な覚え方を5つのステップに分けて解説しました。本記事の内容を実践すれば、最も効率的にTOEIC単語を覚えられます。
早速本日の単語学習から、今回紹介した内容を取り入れてみましょう。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。