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海外留学経験はTOEICスコアに有利って本当?

海外留学経験はTOEICスコアに有利って本当?

英語力向上の最終手段ともいえるのが海外留学です。TOEICのスコア向上のために海外留学を検討する方も多いようです。海外留学経験はTOEICにおいて有利に働くのでしょうか。こちらでは、海外留学のメリット・デメリットやTOEICスコアアップへの効果についてお話しします。

海外留学のメリット・デメリット

海外留学経験はTOEICスコアに有利って本当?

多くの方が英語力の向上を期待して海外留学を選択します。実際に、海外留学を経験すると英語力への好影響は少なくありません。しかし、同時に海外留学が英語スキルに悪影響を与える可能性についてもしっておく必要があります。

海外留学で考えられるメリット・デメリットをご紹介しましょう。

メリット

海外留学による英語学習のメリットは以下の4つです。

  • ネイティブの英語に触れられる
  • 24時間英語に囲まれて生活できる
  • 海外の文化を知ることができる
  • 出会いがある

ネイティブの英語に触れられる

英語圏への留学中に聞こえてくるのは、日本では触れることが難しいネイティブスピーカーによるリアルな英語です。参考書だけでは学べないナチュラルな表現に触れることができるかもしれません。ネイティブとコミュニケーションがとれるという経験も、その後の英会話において自信につながるでしょう。

24時間英語に囲まれて生活できる

留学先では、否応なしに英語を使う必要があります。また、校内で使用できる言語を英語のみに制限している語学学校も少なくありません。英語に触れずに生活することのほうが難しいため、「英語漬け」になるにはこのうえない環境です。

海外の文化を知ることができる

本当に実用的な英語力を身に着けるためには、語彙力や文法力だけではなく、海外への文化的な理解も必要です。留学中の海外生活では、さまざまな経験から滞在国の文化的な理解が深まるでしょう。日本にいながら同じように深く海外文化を理解するのは困難かもしれません。

出会いがある

留学先では、現地の人や同じ境遇の留学生などとの出会いがあります。インターネットが世界的に普及している現在、留学先で他の人と関係性を築けば、帰国してからもSNSやメールで交流することが可能です。日常的な英会話を上達させるためには、こうした出会いがプラスに働くでしょう。

デメリット

海外留学による英語学習のデメリットは以下の4つです。

  • 費用がかかる
  • 間を要する
  • 留学後の学習がうまく進まなくなる
  • 基礎力が疎かになる

費用がかかる

留学には、航空券の費用、滞在費、語学学校の費用、ビザ、パスポートの取得費用など多くの費用が発生します。多くの方にとって、この費用は大きな負担となるでしょう。

期間を要する

語学留学の期間は最短でも1週間程度です。英語力の確実な向上を期待するのであれば、その分だけ必要な期間は長くなります。社会人の場合、休暇中に留学し、復帰するのは現実的ではありません。通常、留学する場合は退職を選択することになるでしょう。

留学後の学習がうまく進まなくなる

留学先で自然に英語を身に付けると、その環境での学習に慣れてしまい、日本に帰ってからの参考書などを使用した地道な学習に抵抗感を覚える方が多いようです。そのため、留学で英語力を伸ばした人は、帰国後に英語力を向上させることに苦労してしまう傾向があります。留学者が着実に英語力を伸ばすためには、むしろ帰国してからの取り組みが重要だといえるでしょう。

基礎力が疎かになる

留学では会話をする機会が多く、カジュアルなスピーキング能力が伸びやすい傾向があります。対して、日本での英語教育のような基礎力を上げるための勉強は無視されがちです。そのため、カジュアルなスラングなどはたくさん学べたとしても、フォーマルな英語のスキル、リーディング、語彙力・文法力などが上がらないことが少なくありません。留学経験者は仕事の場面で表面上は流暢に話せるものの、リーディングは国内で学習したTOEIC高得点者よりも苦手、というシーンがよく見られます。

「留学すれば英語力やTOEICが向上する」は間違い

海外留学経験はTOEICスコアに有利って本当?

「留学すれば英語力が伸びる」と安直に考えるのは危険かもしれません。留学を経験しても満足に英語が使えるようにならなかった人はたくさんいるのです。

そもそも、留学によって英語力の向上が約束されるわけではありません。日本でも海外でも英語習得に必要な時間は変わらないといえます。留学は英語の学習に集中しやすい環境ではありますが、英語力が向上するかどうかは結局のところ留学者の取り組み次第です。

また、下地となる英語力がなければ、英語話者とコミュニケーションをとりやすい環境をフル活用できない可能性もあります。上述したように、コミュニケーション能力ばかりが向上して、文法的に正しい英語が身に付かないケースも少なくありません。海外留学は英語力向上以外の目的がある方や、レジャーやリフレッシュ、文化の理解とともに英語に触れたい方向けの学習方法といえます。

海外留学経験によるTOEICスコアへの影響

留学によってどれほどTOEICスコアが伸びるかは、留学期間や通う語学学校、本人の取り組み方次第といえます。英語で話す機会は必然的に多くなりますが、Speakingが出題されないTOEICの一般テストでどこまでスコアに影響するかはわかりません。また、留学先でTOEICに出てくるようなビジネス英語を使うとは限りません。もちろん、留学中にしっかりとTOEICを意識して勉強に取り組めば、大幅なスコアアップも可能です。結論として、海外留学がTOEICに有利に働くことはあるが、必須ではないといえます。

関連記事:TOEICスコアと就職・転職の関係性について

海外留学前に一度TOEICを受験して英語力を高めておく

海外留学経験はTOEICスコアに有利って本当?

留学の体験を有意義なものにするためには、出国する時点である程度の英語力を持っておくことが大切です。下地となる英語力を培っておけば、留学先では実践的・応用的な勉強に時間を費やすことができます。特にListeningとReadingを留学前に向上させておけば、留学中にSpeakingやWritingなどアウトプットの向上に集中できるでしょう。

そのためにも、日本にいる時点でTOEICを受験しておくのがおすすめです。日本にいる段階でTOEICのスコアアップに取り組み、非ネイティブとして十分なレベルに英語力を上げておけば、大学での専門分野の勉強、週力、ボランティア、友人作りなど英語の勉強以外のことを留学の目的にすることも可能でしょう。帰国後にもう一度TOEICを受験すれば、自身の英語力の成長を確かめることもできます。

TOEIC対策は日本のスクールでも可能

海外留学経験なしで高い英語力を持っている人はたくさんいます。海外留学未経験のTOEICのハイスコアホルダーも少なくありません。あくまでTOEICのスコアを向上させたいのであれば、国内のTOEIC対策スクールに通うことをおすすめします。海外留学に対して費用面やスケジュール面で現実的であり、TOEICスコアアップの効果も留学と遜色ありません。

TORAIZでは、TOEICのスコアアップをサポートするコースを実施しています。TOEICでハイスコアを取るために留学を検討している方は、ぜひ当スクールにご相談ください。また、留学前に英語力を向上させておきたい方にも、当スクールのご利用をおすすめします。

英語コーチングTORAIZ(トライズ)のTOEIC対策プログラムとは?特徴や効果を解説

 

留学は英語力を向上させる絶好の機会ですが、その効果は本人の意識や留学期間、選ぶ語学学校、留学までの準備によって変わってきます。費用対効果を考えると、英語力の向上のための留学は必ずしも最適な手段ではないかもしれません。今回ご紹介したとおり、あくまでTOEICのスコアを向上したいだけであれば、高い費用や時間をかけて海外留学をする必要はないと考えられます。 TOEICのスコア向上のために留学を検討されている方は、その前に国内のTOEIC対策スクールを利用してみてはいかがでしょうか。

TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」

TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。

そんな方におすすめなのがトライズ

トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。

「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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