知っておくと得する？TOEICの「世界観」とは

英語の試験にはそれぞれ出題傾向があります。TOEIC🄬も例外ではありません。特に、TOEIC🄬においては取り上げられるシチュエーションや、扱われない話題などがある程度決まっており、特有の「世界観」のようなものが形成されています。この「世界観」についてあらかじめ知っておくと、問題を解きやすくなるかもしれません。こちらでは、TOEIC🄬特有の世界観についてお話しします。

TOEICの「C」は「Communication」

TOEIC🄬の世界観に話を移す前に、まずはTOEIC🄬の基本的なコンセプトについてお話しします。

TOEIC🄬は「Test of English for International Communication」の略、つまり「国際コミュニケーション英語能力テスト」を意味します。つまり、コミュニケーションを想定した問題が軸になっているということです。シングルスピーカーによるスピーチやリーディングの問題などもありますが、基本的には「自分以外の誰かに情報を伝える」「誰かが伝えている情報を理解する」ための英語力が求められます。

そのため、さまざまなシチュエーションが問題の背景として選ばれます。もちろん、実際のコミュニケーションに活用しやすいように調整されているため、現実のシチュエーションから遠い状況は出題されません。また、世界中で実施されている試験のため、受験者の文化的背景に関わらずイメージしやすいシチュエーションが描かれています。

反対にいえば、独白や小説のような文章は出題されません。単語や表現も実際のコミュニケーションで使える実用的なもので構成されています。

TOEIC🄬によく出てくるシチュエーション

リスニングセクション、リーディングセクションともに、「どんなシチュエーションで繰り広げられている英語なのか」をすぐにイメージできる正答を選びやすくなるでしょう。シチュエーションをすばやくイメージするためには、よく出てくるシチュエーションを知っておくことが大切です。TOEIC🄬では以下のようなシチュエーションが頻出しますので覚えておきましょう。

ビジネス・日常生活の一般的な対応

同僚へのちょっとした依頼、問い合わせ対応、アポイントの変更などビジネスで当たり前のように起きるシチュエーションは頻出します。メール、電話対応、ビジネストークなども出題されますので、常套句を覚えておくとスコアアップが期待できます。

受発注業務

具体的な取引のシチュエーションが出題されることも少なくありません。発注のやり取り、見積もり依頼などがその代表例です。クレームなどのトラブル対応のシチュエーションが出題されることもあります。

プレゼン・営業

プレゼンや営業も代表的なシチュエーションのひとつ。飛び込み営業や、アポ取り、新製品のオリエンテーションといった状況の問題が目立ちます。企画書や見積書を資料として見ながら解いていく問題もあります。

会議・報告

会議やそれに関するレポートも出題が多いシチュエーションです。なかでも、会議のスケジューリングは頻出する状況のひとつ。近年のトレンドを反映し、テレカンファレンスに関する問題も少なくありません。

出張

出張に関する問題も多いため、シチュエーションをすぐに思い浮かべられるようにしておきましょう。レンタカー手配、出張先での病院予約、ホテル予約、ホテル送迎といった問題が代表的です。

オフィスでのコミュニケーション

オフィスでの比較的カジュアルなやり取りが描かれることもあります。業務の進捗確認から、ランチのスケジューリング、同僚へのサプライズパーティーなど業務と直接関係ない話題も取り上げられますので幅広くイメージできるようにしておきましょう。

就職

就職に関するシチュエーションが出題されることもあります。面接や採用通知の連絡が代表的です。リーディングパートでは、カバーレターやレジュメのドキュメントが出題されることもあります。

その他

上述した以外のシチュエーションが出題されることもありますが、いずれもビジネスや一般的ななんらかのコミュニケーションに関する問題です。メール、取引先への謝辞、ビジネスメールなどが挙げられます。

知っておくと役立つ？　TOEICあるある

何度もTOEIC🄬を受験している受験者の間では、TOEIC🄬で描かれるシチュエーションにおいて起こりがちな出来事が「TOEIC🄬あるある」として話題になっています。具体的には以下のような出来事・世界観が「TOEIC🄬あるある」として挙げられます。

• 飛行機が飛ばない
• コピー機が故障する
• 仕事中にランチの誘い
• 通販の配送トラブル
• 商品の故障、破損対応
• 政治や宗教に関しては出題されない
• 複雑な人間関係・過度に深刻な事態が出題されることはない
• 基本的に「平和な世界」

TOEIC🄬本試験や模試を何度も繰り返すとこうしたシチュエーションを描いた問題に何度も遭遇するはずです。そのため、受験を繰り返すうちにシチュエーションの予想がしやすくなり、正答もある程度予想できるようになっていきます。また、出題されない話題や起こり得ない話題の展開について知っておけば、ある程度安心して正答を選べるようになるかもしれません。

しかし、ここで気を付けなければならないのが先入観です。上述した「TOEIC🄬あるある」は公式からアナウンスされている問題傾向ではありません。シチュエーションを決めつけて問題に望むと理解に時間がかかることや誤答してしまうことが考えられます。

多くのシチュエーションを知っていることは大切ですが、十分な情報が得られていない段階でシチュエーションを決めつけないようにしましょう。また、大まかなシチュエーションが同じだとしても、登場人物の言動や行動は毎回細かく変わってきます。当然ながら正答も変わってきますので、「TOEIC🄬あるある」を過度に意識するのはやめましょう。

TOEIC🄬の英語は実際のシチュエーションで使える？

TOEIC🄬に登場する表現はフォーマルであり、実際に英語圏の方とのコミュニケーションで使用しても失礼な印象は与えません。しっかりと身に付けておけば、英語のコミュニケーションで頻繁に活用できます。出題されている状況と似たようなシチュエーションに実生活で遭遇した場合は、身に付けた英語を積極的に使っていきましょう。

【TOEIC】ゼロから勉強する人がまず最初にやるべきこと5選

シチュエーションをすべて「自分ごと化」する

シチュエーションをイメージしやすくするための方法のひとつが「自分ごと化」です。

すべて自分に対する問いかけ、自分を交えた会話、自分へのドキュメントと考えてみましょう。一気にシチュエーションのイメージがふくらみやすくなるはずです。没入感が生まれTOEIC🄬を映画のように楽しみながら解けるようになるため、2時間の試験を疲労せず集中力を維持したまま終わらせるためにも重要な心構えといえます。

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今回ご紹介したようなTOEIC🄬の出題傾向について知っておくことは重要です。特に、取り上げられない話題、起こり得ない展開など、世界観について知っておくとシチュエーションを理解しやすくなります。一方で、これらは公式からアナウンスされるわけではなく、実施回によってはイレギュラーとしてそれまでの世界観とは違う問題が出題される可能性もあります。世界観を意識する一方で、先入観にとらわれすぎず、正確にシチュエーションを把握するように努めましょう。

TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」

TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。

そんな方におすすめなのがトライズ。

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「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           

トライズでの１年は、
一生につながる１年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

Versant 29 → 40

目標：海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

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