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TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

TOEICで高得点を取得したからと言って、必ずしも英会話ができるわけではありません。

今回は、TOEICで800点以上の高得点を取得しても、英会話ができない3つの理由について解説します。

TOEICを勉強している方で、将来的には英会話もできるようになりたい方は必見です。

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

TOEICを運営するIIBCのTOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表によると、TOEIC860点を以下のように評価しています。

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれもを正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。

しかしTOEIC800点以上を取得しているからといって、必ずしも英会話ができるわけではありません。むしろTOEICでは高得点を取得しているのに、英会話ができずに悩んでいる方は多いです。

TOEIC800点を取得しても英会話ができない理由は、主に以下の3つです。

  • TOEICはインプット中心の試験だから
  • TOEICはビジネス英語に関する試験だから
  • TOEICはマークシート式の試験だから

TOEICはインプット中心の試験だから

英語はリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つに分類されます。そしてTOEICはリスニングとリーディングの試験です。

リスニングとリーディングの対策はインプット中心です。つまり英語を聞いたり読んだりできるように、単語や文法の知識をインプットします。

一方英会話を習得するにはアウトプットが不可欠です。これまでにインプットした知識を、正確かつスムーズにアウトプットできなければ、英会話はできるようになりません。

TOEICも英会話も同じ英語です。しかし求められる学習方法が異なります。よって、TOEICスコアが高くても英会話ができずに悩んでしまうのです。

TOEICはビジネス英語に関する試験だから

TOEICでは、ビジネス英語に関する問題が多く出題されます。日常英会話に関する問題も出題されますが、わずかです。

英会話には日常英会話とビジネス英会話があります。もしあなたが日常英会話を習得したい場合、TOEIC対策をしただけでは意味がありません。なぜならTOEICで学ぶビジネスに関する単語は、日常英会話ではほとんど使わないからです。使う機会がなければ、学ぶ意味はないですよね。

「ビジネス英語を学びたい」「ビジネス英語と日常英会話の両方を学びたい」という方はTOEICを受験すべきです。しかし日常英会話だけを学びたい方は、TOEICを受験するのではなく、日常英会話で使うような英単語を中心的に学ぶべきです。

TOEICはマークシート式の試験だから

TOEICはマークシート式の試験です。TOEICでは全部で200問の問題が出題されますが、全ての問題が選択式の問題です。3つか4つの選択肢の中から正しい答えを選びます。

TOEICはマークシート式の試験なので、答えは1つしかありません。記述式の試験やスピーキングテストのように、別解はありません。よって文章や音声を一言一句逃さないように、完璧に聞き取ったり読み取ったりしようとします。

しかし、実はこの完璧に聞き取ったり読み取ったりしようとしてしまう点が、英会話の上達を妨げます。なぜなら英会話では、完璧でなくても良いからとにかく話してみることが大切だからです。とりあえず話してみて、フィードバックをもらい、少しずつ英会話を改善していきます。

「日本人は他の国と比べても英語が苦手」とよく言われます。学校の英語教育では、正解か不正解かにばかり着目してしまうので、TOEICと同じように「間違ってもいいから英語を話そう」という考えが阻害されてしまいます。

TOEICと英会話は別物だと考えて、TOEICでは完璧を目指しても、英会話では完璧を目指さずに取り組むことが大切です。

TOEIC800点は英会話の土台になる

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由について解説しました。しかしTOEICスコアが英会話に全く役に立たないということはありません。

TOEICでの高得点取得は、英会話の立派な土台になります。

十分なインプット量を確保できるから

英会話にはアウトプットが必要だと解説しました。しかしアウトプットをするためには、インプットが必要です。

頭の中に入っていない知識に関しては、自由に使いこなすことはできませんよね。

英会話をゼロから学び始める方は、単語や文法のインプットをしながら、それと同時にアウトプットのための英会話の機会を確保しなければなりません。

しかしすでにTOEICで高得点を取得しているのであれば、インプットはほとんど完了しているということです。よって肝心な英会話の学習にフォーカスできます。

学習の習慣ができるから

英語は短期間で習得できるものではありません。英会話を習得するには、長期間の英語学習が必要になります。

TOEICも英会話と同じように数ヶ月単位での学習が必要です。TOEICで高得点を取得する頃には、英語学習の習慣が身についているはずです。その学習習慣を英会話にも活かすことができれば、英会話学習はうまくいくはずです。

一方TOEIC対策をせずに、初めて英会話の学習を始める方は、まずは学習習慣をつけるところから始めなければなりません。

多くの英語学習者は、最初こそやる気はあれど、学習習慣が身に付かずに、途中で学習を挫折してしまいます。

学習開始時点で学習習慣が身についているという点に関しては、TOEIC対策も無駄になりません。

TOEICと英会話を両立したいなら短期間でTOEICの目標を達成すべき

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

「TOEICで高得点をとって、英会話も習得したい」と考えている方もいるはずです。そういう場合は、まず最初にTOEICの攻略を目指しましょう。

TOEICは正しい学習方法で十分な学習時間を確保すれば、2ヶ月や3ヶ月の短期間で、100点や200点のスコアアップを目指すことも十分可能です。

そしてTOEICで身につけた語彙力や学習習慣を、英会話学習にも活用できます。

TOEICと英会話を両方学びたいのなら、まずはTOEICのスコアアップを目指しましょう。

短期間でのTOEICスコアアップなら英語コーチングスクールがおすすめ

短期間でTOEICスコアをアップさせたいのであれば、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールとは、一般的な英会話スクールとは異なり、レッスンに加えて自宅学習のサポートや、学習カリキュラム作成のようなサポートも受けられるサービスです。

TOEICにせよ英会話にせよ、英語学習には学習習慣と正しい学習方法が大切だと解説しました。英語コーチングであれば、この両方を習得できます。

やる気はあるけどその気持ちが持続するかは分からない、正しい勉強方法が分からないという方は、英語コーチングスクールの受講も検討してみてください。

まとめ

TOEIC800点でも英会話ができない3つの理由

TOEIC高得点でも英会話ができない理由について解説しました。

TOEICと英会話は、必要とされる対策が異なります。TOEICに必要なのはインプットで、英会話に必要なのはアウトプットです。

両者の違いを意識して、対策を行い、TOEICも英会話もどちらも習得できるように頑張りましょう。

2ヶ月で100点や200点のTOEICスコアアップも、全く夢ではありません。100点や200点スコアアップすれば、就活や昇進条件など、あなたの目的も達成できるはずです。

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受講生のインタビューもご紹介します。

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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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