AUG 06 2020 Tweet Share TOEIC(R) 「実用的な英語」にこそTOEICが効く!その理由と効果的な活用法 日本では、英語力を評価する指標として広く定着しているTOEICですが、「実用的ではない」、「あまり意味がない」などという意見も昨今よく見かけます。果たしてそれらの意見は本当なのでしょうか…? テストの特性上、TOEIC対策だけを極めても、実生活での応用ができない場面も多いことは事実です。しかし、決して無駄ではなく、むしろうまくTOEICを活用することで、実用的な英語の習得を格段に速くしてくれる効果もあります。 目次1 TOEICが実用的ではないと言われるワケ1.1 TOEICで高得点をとっても話せない1.2 ライティングのスキルは測れない1.3 字幕なしの洋画や海外ドラマは理解できない2 実用的な英語のためにこそ、TOEIC対策をするべき理由2.1 あらゆる英語力の基礎を固められる2.2 文章を読むスピードが格段に上がる2.3 スキャニング能力が身につく3 TOEIC対策を、より実生活に活用するには?3.1 リスニングはすべてを聞き取る&シャドーイング3.2 フレーズを覚えて自分のものに3.3 文章の構成にも注目する4 まとめ TOEICが実用的ではないと言われるワケ 一般的に、「TOEICにはあまり意味がない」という意見は、以下のような理由で主張されているようです。 TOEICで高得点をとっても話せない 一部の方は「TOEIC高得点=英語ペラペラ」という認識を持っており、そういったイメージをもつ会社の期待に応えられない…と悩む、スピーキングが苦手なTOEICハイスコア保持者も少なくありません。 最も一般的なTOEIC L&Rはリスニングとリーディングのスキルを評価するテストなので、確かにTOEIC対策の勉強をしていても、それだけでは英語が流暢に話せるようにならないのが実情です。 ライティングのスキルは測れない 先述したとおり、広く受験されているTOEIC L&Rには、ライティングのテストはありません。 リーディングが得意であれば、ライティングも何となくできるような気もします。しかし、自分で一から英文をつくるとなると、全体的な構成から考え、文章の主語を決め、細かい文法にも気を配るなど、意外と難しいものです。英語のライティングには、TOEIC対策とは別のトレーニングが必要であると言えるでしょう。 字幕なしの洋画や海外ドラマは理解できない 日本での生活で英語に触れる機会といえば、洋画や海外ドラマを観ることが多いかと思います。「英語の勉強を頑張って、いつか字幕なしで理解できるようになりたい!」と憧れを抱く英語学習者も多いはず。しかし、洋画や海外ドラマで話される会話には略語やスラングも多く、またハッキリと発音される場面ばかりではないことから、完全に理解することはかなり高難度です。 従って、TOEICのリスニングでいかに高得点をとっても、洋画や海外ドラマの理解度へは直結しません。 実用的な英語のためにこそ、TOEIC対策をするべき理由 このように、「TOEICには意味がない」という主張には正しいことも多く、TOEICで高得点を取ったとしても、英語でできないことが多いのは事実です。 しかし、だからと言ってTOEICが実用的ではないということは全くなく、むしろ英語学習者はまずTOEIC高得点を目指して勉強すべきだと感じています。その理由を見ていきましょう。 あらゆる英語力の基礎を固められる TOEICでは、ビジネスと日常場面における基礎的な語彙・文法・コロケーション・長文読解力・リスニング能力などが求められます。高得点を取得できるということは、それらがきちんと身についているということです。これらはあらゆる英語スキル、例えばTOEICで身につかないとされるスピーキングやライティングスキルを習得するうえでも、欠かせない土台となる要素たちです。 このように基礎固めをしてからスピーキング、ライティングのトレーニングをしていくと、上達スピードがぐっと速くなり、理解度も全く違います。TOEIC対策という基礎固めを行わずにそれらのトレーニングをしてしまうことは、大人として使う正しい英語を身につけるためには、かえって遠回りかもしれません。 文章を読むスピードが格段に上がる TOEICは時間との勝負です。リーディングセクション前半は、文法や語彙をいかに正しく覚えているかが問われる問題が多いですが、後半はまとまった文章を素早く読解していかなければなりません。このTOEICの時間配分に慣れるということは、英文を読むスピードを格段に上げることに繋がります。 ビジネスで英語を使う方は、ニュースや資料などを英文で読む機会も多いでしょう。多忙なビジネスパーソンは素早くニュースを読む必要がありますし、同僚を待たせることなく資料の内容を理解しなければなりません。このように、英文を読むスピードが求められる場面はよくあるので、役立てることができるでしょう。 スキャニング能力が身につく スキャニングとは、「文章から必要な情報を探し出す技術」のことで、日本語では誰もが無意識にやっているはず。しかし、英語で実践しようとするとある程度の慣れが必要になります。TOEICでは、リスニングセクションの図表から情報を拾う際や、長文から日時や場所などを探す際に役立つスキルです。 これはビジネスを含め実生活でも大いに役立つスキルで、例えばメールからミーティングの日時を瞬時に理解したり、広告から自分が関心のある商品の情報のみを素早く収集することが可能になります。 TOEIC対策を、より実生活に活用するには? 以上のように、TOEIC対策で得たスキルも、実生活に非常に役立ちます。ここからは、TOEIC対策をより実用的にしていくためにできることをご紹介します。 リスニングはすべてを聞き取る&シャドーイング リスニングセクションでは、解答に必要な箇所だけではなく、極力読まれた音声全てを理解するよう努めます。重要な部分だけを拾い聞くのでなく、会話の流れ全てを聞き取って把握することができる英語耳をつくることができ、実生活での英会話にも大いに役立ちます。 また、リスニングスキルを上げるには、シャドーイングは非常に効果的です。練習問題で不正解だった問題はもちろん、正解した問題でも聞き取れなかった部分があれば、そのフレーズを音声に合わせて自分でも音読しましょう。また、シャドーイングはスピーキングスキルを鍛える練習にもなります。 フレーズを覚えて自分のものに メールでの連絡によく使われるフレーズ、電話での会話でよく使われるフレーズなど、TOEICにはビジネスシーンも含めた実生活でとてもよく使われるフレーズが、非常に多く出てきます。直接解答とは関係ない箇所でも、とくに自分の立場や生活で使えそうなフレーズは、ぜひ暗記してしまいましょう。実践で自信をもって使えるように、自分のものにしてしまうことがおすすめです。 文章の構成にも注目する これはライティングスキルを上げるために使えるテクニックです。ある程度まとまった量の英文を自分で一から文作りライティングをしようというときに、意外と悩んでしまうのが文章の構成です。全体構成として何から書き始めるのか、一番伝えたい中盤部分はどう表記したら伝わりやすいのかなど、悩んで時間を使ってしまうということもよくあるかと思います。 また、文章の組み立て方も、気が付くと文頭が「I would like to…」「I will…」と「I」の繰り返しになってしまい、いまいち自然な文章にならないというのもよくある悩みです。 TOEICにでてくる長文は、自然な英文かつわかりやすい文章構成になっています。普段から、「自分がライティングするとしたら」という視点で、ライティングにも活用できるように見ておくと良いでしょう。 まとめ 昨今よく言われるように、確かにTOEIC単体で万能なわけではありません。しかし、あらゆる英語力の下地を固めるという意味で、TOEIC対策は非常に実用的な勉強だと言えるでしょう。逆に、TOEICで高得点が取れないような人が英語上級者になるためには、かえって長い時間を要し、とても難しいと思われます。 TOEIC対策で得た知識やスキルを活かしつつ、同時にスピーキングとライティングも積極的に鍛えながら、体系的に英語学習を進めていくのが理想的です。 TOEIC対策コースで高得点を狙いたいという方は、コーチング英会話のトライズがおすすめです。一度無料カウンセリングで、TOEICの相談をされてみてください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: WTTOEIC(R)TOEIC対策 TOEICリーディングが伸びない方... 【学習前に】まずはTOEICで目標...