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TOEICに過去問はない?入手方法と無料学習サイトを紹介

TOEICに過去問はない?入手方法と無料学習サイトを紹介

資格試験対策をする上で大切なのが、過去問を使った問題演習です。過去問を解くことで、問題の傾向を掴めたり、現在の実力を測れたりします。

TOEIC対策をしている方で「TOEICの過去問はどうやって入手できるのかな?」と思いこのページに辿り着いた方も多いのではないでしょうか?

しかし残念ながら、TOEICには公式の過去問が存在しません。よって代わりに、公式の実践問題集や非公式の過去問を使用します。

本記事では、以下の内容についてまとめています。

  • TOEICに過去問がない2つの理由
  • 韓国版TOEICの過去問の概要と入手方法
  • 公式の実践問題集の概要と使い方
  • 無料でTOEIC問題を解けるサイト3選
  • 効率的にTOEIC対策をする方法

記事を最後までチェックすれば、 TOEICの過去問に関する知識が一通り手に入り、 TOEIC対策に役立ちますよ。

TOEICに過去問がない2つの理由

TOEICに過去問がない2つの理由

TOEICに過去問がない理由は以下の2つです。

  • TOEICは試験中にメモが取れないから
  • 問題用紙は試験終了後に回収されるから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

過去問がない理由①:TOEICはメモが取れない

TOEIC試験中は一切のメモが禁止されています。メモが禁止されている理由としては、試験問題の流出を防ぐためです。

出た問題をメモしておけば、試験終了後にどんな問題が出たかを確認できますよね。

TOEICではメモが禁止されているので、試験問題をメモとして外に持ち出すことができないとともに、問題を解く際にも影響が出ます。

過去問がない理由②:問題用紙は試験終了後に回収される

TOEIC試験では、問題用紙・解答用紙の試験会場外への持ち出しは一切禁止です。問題用紙の持ち出しができれば、非公式に過去問が出回りますよね。高校受験でも、翌日には塾が非公式に過去問を公開していたはずです。

TOEICが問題用紙の持ち出しを禁止しているのは、スコアの統一化(イクエイティング)を行っているからです。具体的には、過去に出題した問題の一部を新しい試験に折り込むことで、TOEICテストの難易度に差が生まれないように調整しています。

【裏技】韓国のTOEIC過去問であれば簡単に入手可能

日本では販売されていないTOEICの過去問ですが、韓国では販売されています。

日本では出版されていないのに韓国でだけ出版されていると聞くと「海賊版じゃないの?」「本当に大丈夫なの?」と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。しかしETSが公式に出版しているものですので、ご安心ください。Amazonや楽天にて日本からでも1冊3,000円程度で気軽に入手できます。

ただし解説が全て韓国語であるという点と、韓国で実施されたTOEIC試験の過去問であるというデメリットがあります。

特に解説が韓国語であるという点については、英語初心者にとっては致命的です。模範解答さえ分かれば自力で調べて復習ができるTOEIC600点レベル以上の方は、韓国の過去問を解いてみてもいいでしょう。

TOEICの実践問題(過去問)は公式問題集がおすすめ

TOEICの実践問題(過去問)は公式問題集がおすすめ

TOEICに過去問はないので、問題演習の際は模試形式の実践問題集を使います。実践問題集は様々な出版社が出版していますが、実はTOEIC公式も「公式問題集」を出版しています。

TOEIC公式の「公式問題集」が現状、TOEIC本番に最も近い問題集です。公式問題集がTOEIC本番に最も近い実践問題集である理由は大きく2つあります。

  • TOEICの制作チームが制作した問題集
  • TOEIC公式と同じリスニングのナレーター

他の出版社はTOEICの傾向を分析してTOEICに似た問題集を作っていますが、「公式問題集」は、TOEICの制作チーム自身が作成したものなので、TOEIC本番に最も似た問題集と言えます。

また、リスニングテストのナレーターも本番と同じです。本番と同じナレーターの声でリスニング練習をすることで本番でも有利になります。

現在TOEIC公式問題集は全8冊出版されています。TOEIC公式問題集については、以下の記事で詳しく解説しています。

TOEIC公式問題集のおすすめはどれ?勉強法や効果的な使い方を解説

ただし公式問題集の値段は高め

TOEIC本番に最も近い問題集である「公式問題集」ですが、1つだけ欠点があります。それは値段です。

TOEIC公式問題集は、模試2回分(400問)が収録されて3,080円です。他の実践問題集では、2,800円程度で模試3回分(600問)を収録しているものもあります。値段だけで考えると、他の実践問題集の方がお得です。

また公式問題集以外の実践問題集や参考書については以下の記事でまとめています。

【2022最新版】TOEIC初心者向けおすすめ参考書5選【ジャンル別】

実践問題を使って効率的にTOEIC対策をする方法

実践問題を使って効率的にTOEIC対策をする方法

実践問題を使って効率的にTOEIC対策をする方法は以下の3つです。

  • 本番と同じ環境を用意する
  • 実践問題を使う時期
  • 必ず復習も行う

本番と同じ環境を用意する

できるだけ本番と同じ環境を用意しましょう。

TOEICのリスニング音声はスピーカーから放送されます。センター試験など、試験によってはイヤホンが配布される試験もありますが、TOEICのリスニング音声はスピーカーです。

カフェや図書館などで実践問題を解く場合は、イヤホンを付けなければなりません。しかし自宅で実践問題を解く時は、できればスピーカーからリスニング音声を流しましょう。実践問題集のリスニング音源は、Web上でダウンロードできるものがほとんどです。スマホやパソコンから簡単に音源を流せます。

実践問題を解く際は、リスニング環境も本番にできるだけ近づけましょう。

関連記事:TOEIC®で必要なものは何?勉強中・試験当日に分けて解説

実践問題を使う頻度や時期

TOEIC対策は実践問題を解くことだけではありません。単語・文法・パート別対策などたくさんの学習方法があります。

実はTOEICの目標スコアによって、実践問題を解くべき頻度は異なります。

具体的には目標スコアが低いほど、実践問題よりも単語や文法などの基礎学習に力を注ぐべきです。基礎ができていないのに実践問題を解いても効果はあまりありません。なぜなら基礎ができていないのにTOEIC実践問題を解くと「解けない→復習すべき問題が多い→復習に手が回らない→モチベーションの喪失」という流れに陥ってしまうからです。

TOEICの目標スコアが600点未満の場合は、試験1週間前くらいから実践問題を解き始めましょう。「実践問題を解いてスコアアップを目指す」というよりは、本番の感覚を掴むという気持ちで実践問題を解きましょう。

一方TOEICの目標スコアが高いほど、実践問題を解いて、解ける問題と解けない問題を把握すべきです。TOEIC600点以上をすでに取得している方は、TOEICで必要な基礎的な単語や文法は理解しているはずです。どんどん実践問題を解きましょう。

必ず復習も行う

TOEICの実践問題を解いた後は、必ず復習もセットで行いましょう。復習は勉強において最も重要なことの一つです。復習するために実践問題を解いていると言っても過言ではありません。

実践問題を解いてそのままにしてしまうと、何の意味もありません。実践問題を解いたら必ず間違いがあります。その問題をなぜ間違えたのか確認し復習することで、次同じ問題が出題されても正解できるようになります。

このように「問題を解く→復習」のサイクルを繰り返すことで、解ける問題がどんどん増えていきます。

TOEIC問題を無料で解けるWEBサイト

TOEIC問題を無料で解けるサイト

TOEIC問題を数十問まとめて解ける無料サイトは以下の3つです。

  • 公式サンプル問題ETS TOEIC Program
  • 過去問.com
  • Eigo Love

それぞれ詳しく見ていきましょう。

公式サンプル問題ETS TOEIC Program

「公式サンプル問題ETS TOEIC Program」は、TOEIC問題を作成しているETSがTOEIC公式サイト内にて公開しているサンプル問題です。パート1〜7までの問題を数問ずつ解くことができます。

公式が提供するサンプル問題ですので、ナレーターも本番と同じで最もTOEIC本番に近い問題を解ける無料サイトであると言えます。

問題数こそ少ないですが、初めてTOEICを受ける方がTOEICの問題の雰囲気を掴むのにはおすすめです。

公式サイト:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample01.html

過去問.com

「過去問.com」は、TOEICの予想問題を無料で公開しているWebサイトです。パート1・2・5・6の問題と、単語・熟語問題が収録されています。

パート1・2・5・6は、TOEIC600点未満の方が効率的にTOEICのスコアアップを目指す際に重点的に対策すべきパートです。よって「過去問.com」は、TOEIC600点未満の方が問題演習をするのにおすすめのWebサイトです。

付箋を貼った箇所を確認できたり、間違えた問題のみをまとめて解けたり、便利機能がたくさん付いているのも特徴です。

公式サイト:https://kakomonn.com/TOEIC/

Eigo Love

「Eigo Love」は、TOEIC満点講師が作成したTOEIC練習問題を無料で解けるWebサイトです。パート3・5の問題のみが収録されており、大半はTOEICパート5の問題です。

よってTOEICパート5を重点的に対策したい方にはおすすめです。

公式サイト:https://www.eigo-love.jp/toeic-practice-questions/

TOEIC問題を無料で解けるサイトについては、以下の記事でも詳しくまとめています。

TOEIC模試を無料で解けるサイトは?おすすめを紹介

TOEICを短期でスコアアップするなら「トライズ」

TOEICの過去問について解説しました。TOEICには過去問はありませんが、実践問題集でTOEICの本番と同じような状況で問題を解くことができます。

また実践問題集を解く際には、本番と同じような環境を整えるなどの工夫も必要になります。

効率的かつ効果的にTOEICの実践問題集を解いて、TOEICのスコアアップを目指しましょう。

TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。

参考書を買うだけだったり、なんとなく問題集を解いてもスコアは上がりません!あなたの英語力を分析し、最適なスコアアップ可能な学習計画・勉強法をトライズが作ります。TOEICスコアアップのための2ヶ月間を、ぜひトライズにお任せください!

トライズTOEIC対策スクール
無料カウンセリングも行っています。以下より詳細をご確認ください。

 

TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」

TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。

そんな方におすすめなのがトライズ

トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。

「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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TOEIC対策スクールのトライズ