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TOEIC出題形式の特徴と活かし方!形式を把握して対策を取ろう

TOEIC出題形式の特徴と活かし方!形式を把握して対策を取ろう

TOEICは日本で最も受験者の多い英語能力テストです。就学や転職、キャリアアップなどを目的にこれからTOEICを受験しようという方も多いのではないでしょうか。

そんな方にぜひ知っていただきたいのは、TOEICにはきちんとした対策が必要だということ。そのなかでも、どのような問題がどのような形式で出題されるかを把握することは、TOEICでいいスコアを取得する上で重要になってきます。

そこでこちらでは、これからTOEICを受験しようという方に向けた、TOEICの出題形式に関する情報をいろいろご紹介したいと思います。TOEICの出題形式を知っているかいないかでは、スコアが大きく変わってきますよ。

本記事では以下のことがわかります

  • TOEICの出題形式の特徴
  • 出題形式の活かし方

2022年TOEIC公開テストの日程については、以下の記事をご覧ください。

【2022年度】TOEIC試験日程まとめ【準備ややるべきことも紹介】

出題形式がわかれば対策が取れる

TOEIC出題形式の特徴と活かし方!形式を把握して対策を取ろう

TOEICだけでなくどのテストでも言えることですが、テスト問題の形式をしっかり把握することができればより高いスコアの取得を見込めます。というのも、問題の出題形式を把握できれば、きちんとした対策を取ることができるからです。

たとえば、受験しようとするテストに記述式の問題が多ければ、文章をつくることを中心に学習を進めていくことができますし、読解問題が多ければ、長文をたくさん読むといった対策を取ることができます。並べかえ問題が多ければ、文法を見直そうとするかもしれません。

ほかにも、それが何を測定しようとするテストなのかを把握できれば、いま何を勉強すべきかもわかります。このように、自分が受けようとするテストのどのような問題がどのように出題されるかを知ることは、テストを受けるうえでの必要不可欠な準備であり対策といえます。

また出題される問題だけでなく、試験時間や解答方法といった詳細を把握することも、テストでいい結果を残すための重要な対策となります。

TOEICの出題形式と特徴

それでは、ここからはTOEICの出題形式とその特徴についていろいろご紹介していきたいと思います。これからTOEICを受験しようという方は、こちらでしっかり出題形式を確認して、対策を取っていきましょう。

テストの種類

TOEICには、大きくわけて、「聞く、読む」を測るTOEIC L&Rテストと「話す、書く」を測るTOEIC S&Wテスト、そして「話す」を測るTOEICスピーキングテストの3つがあります。またTOEICよりも、より身近な題材をあつかうTOEIC Bridgeという試験もあります。

わたしたちが一般にいうTOEICとは、この中の「聞く、読む」を測るTOEIC L&Rを表しており、TOEIC受験者の9割以上がTOEIC L&Rを受験しています。

そのため(もちろんこれからTOEIC S&Wといったテストを受験される方もいらっしゃると思いますが)ここからは最も受験者の多いTOEIC L&R(以下TOEIC)の出題形式とその特徴について紹介していきたいと思います。

  • TOEICには、L&R、S&W、speaking、Bridgeというテストがある

TOEICの種類は全部で3つ!それぞれの特徴と受験すべき試験を解説

  • TOEICの受験者の9割以上はL&Rを受けている

各問題の出題形式

TOEICで出題される問題の形式は、リスニング、リーディングどちらも同じです。問題に対し、(A)(B)(C)(D)の選択肢の中から答えを1つを選ぶ「択一問題」となっています。そのため、TOEICでは、選択肢の中から2つ以上を選択することや、実際に解答を記述するということはありません。

またTOEICには、試験会場で受験する「公開テスト」と、オンラインで受験する「IPテスト」がありますが、公開テストの場合は、問題用紙と解答用紙の2つが用いられ、解答は、鉛筆で答えを塗りつぶすマーク式となっています。(オンラインの場合はパソコンで入力)問題用紙への書き込みは禁止となっており、マークシートへの記入のみです。

  • 問題は、(A)(B)(C)(D)の中から、答えを1つを選ぶ「択一問題」
  • 解答方法はマーク式

出題形式の例

Jamal Nawzad has received top performance reviews ——- he joined the sales department two years ago.

(A) despite
(B) except
(C) since
(D) during

正解(C)

(出典:TOEIC公式サンプル問題)

テスト問題の構成

TOEICは、リスニングが4パート、リーディングが3パートの、計7つのパートから構成されるテストです。それぞれのパートでは、出題される問題が決まっており、Part5は「短文穴埋め問題」、Part7では「長文穴埋め問題」というように、出題される問題がはっきり分けられています。

出題される問題は、TOEICの特徴であるオフィスや日常生活で使える英語を中心として出題されます。具体的にいうと、仕事場での会話や電話の聞きとり、文法問題、契約書や納品書、ビジネスレターなどを読解といった問題が出題されます。

問題数は、リスニング100問、リーディング100問、合計200問が出題され、内訳は各パートによって異なります。またテスト時間は、パートごとではなくセクション(リスニングとリーディング)でわかれており、リスニング約45分、リーディング約75分、合計120分の時間が設定されています。

  • リスニングが4パート、リーディングが3パートの、計7つパート
  • オフィスや日常生活で使われる英語を中心とした問題
  • 問題数は、リスニング100問、リーディング100問、合計200問
  • リスニング約45分、リーディング約75分、合計120分で実施される

リスニングセクション(約45分間・100問)

Part 1
写真描写問題:6問
1枚の写真の説明文が4つ放送され、最も的確に写真を説明する文を1つ選択する
Part 2
応答問題:25問
放送される設問に対して、最もふさわしい答えを3つの中から1つ選択する
Part 3
会話問題:39問
2人または3人による会話を聞いて、問題用紙にある設問の答えとなるものを、4つの中から1つ選ぶ
Part 4
説明文問題:30問
アナウンスやナレーションのようなトークを聞いて、問題用紙にある設問の答えを、4つの中から1つ選ぶ

リーディングセクション(約75分間・100問)

Part 5
短文穴埋め問題:30問
短文の空欄に入る答えを、4つの中から1つ選ぶ
Part 6
長文穴埋め問題:16問
長文の空欄に入る答えを、4つの中から1つ選ぶ
Part 7
1つの文書:29問
複数の文書:25問
文書を読んで、設問に対する答えを4つの中から1つ選ぶ
各文書には設問がいくつかある

ちなみに、これらの出題形式は、毎回同じで変わることはありません。形式が改訂されたことは過去にありますが、これまで2006年と2016年5月の2回のみとなっており、基本的に変わることはないと考えられます。

※具体的にどのような問題が出題されるかは、こちらを参考にしてみてください。パートごとの例題をご紹介しています。

TOEIC出題形式のメリットと活かし方

TOEIC出題形式の特徴と活かし方!形式を把握して対策を取ろう

これまでTOEIC公開テストの出題形式についていろいろとご紹介してきました。ここからは、そのTOEICの出題形式のメリットと活かし方をいくつかご紹介したいと思います。

あらかじめ設問を確認できる

TOEICの出題形式の特徴の一つに、設問をあらかじめ確認できるという点があります。たとえば、リスニングPart1の「写真描写問題」など、音声が始まる前に写真を見ることができますし、その後のパートでも、問題用紙に印刷された設問を確認できます。

つまり、はじめから選択肢にある答えを確認しながら、音声を聞くことができるというメリットがあるということです。もちろん中には、設問に意識がいって音声を聞けないという人もいるかもしれませんが、その場合は設問を見ないという選択もできます。

英語能力テストの中には、ひとつひとつ段階をおってでないと解答を進められないものもあるので、あらかじめ設問を見ながら解いていくというやり方は、TOEICならではの方法ではないでしょうか。

各パートの時間配分をする

TOEICのリーディングには、約75分という時間が設けられていますが、各パートには、制限時間はありません。3パートあわせて75分です。そのため、どのパートに時間を費やすかは、自分で時間配分できることになります。

たとえば、ひとつのパートに時間をかけたり、かけなかったりすることも可能ですし、得意なところから解き始めることもできます。

このように、各パートの時間配分ができるというのも、TOEICの問題形式が持つメリットであり、うまく活用できるポイントでもあります。

すべてが択一問題

TOEICの最大の特徴といえば、すべての問題が、選択肢の中から答えを1つ選ぶ「択一問題」であるという点です。空欄を自分で埋める問題とは異なり、答えが必ずそこにあるため、いってしまえば、わからなくてもどれかを選べば、正解となる場合があるということです。

また、選択問題の特徴に、明らかに正解ではないものを選択肢から外す、消去法を使うこともできます。穴埋め問題などで、選択肢にわからない単語があったとしても、ほかの単語が誤りであるとわかれば、答えを導き出すことができます。

このようにすべてが択一問題であるという特徴をうまく利用できると、スコアアップが見込めるのではないかと思います。

まとめ

こちらでは、TOEICの出題形式についていろいろな情報をまとめてみました。英語能力テストにはさまざまなものがあり、それぞれ出題される問題の傾向や形式は異なります。

そのためテストを受ける上でまず大切なのは、どのような問題がどのように出されるかを知ることです。そこからしっかり対策を取っていけると、より高いスコアを取ることができるのではないかと思います。

TOEICは、必要な対策を打てば短期間でスコアアップが期待できます。

2ヶ月後には100点や200点のTOEICスコアアップも、全く夢ではありません。100点や200点スコアアップすれば、就活や昇進条件など、あなたの目的も達成できるはずです。

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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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