APR 26 2021 Tweet Share TOEIC(R) TOEICとTOEFLの違いをわかりやすく解説!似ているようでまったく違う? TOEICとTOEFLは、どちらも日本でよく知られている英語能力テストです。進学や転職、キャリアアップなど、さまざまな理由でこれらのテストを受験する方は多いです。 しかし、そのなかでも「どちらのテストを受けたほうがいいの?」と思われる方もいるのではないでしょうか。そもそも、これら2つのテストには何の違いがあるのという話ですよね。こちらはそんなTOEICとTOEFLは何が違うのかを詳しくまとめている記事です。 記事のはじめでTOEICとTOEFLとは何をご紹介し、それからそれぞれの特徴と違いを解説していきます。どちらかを受けようか迷っているという方をはじめ、いつかは受験してみたいなという方にもぜひ見ていただきたい内容です。 本記事では以下のことがわかります TOEICとは、TOEFLとは TOEICとTOEFLの特徴と違い 目次1 TOEIC(トイック)とは1.1 TOEICの特徴2 TOEFL(トイフル)とは2.1 TOEFLの特徴3 TOEICとTOEFLの違いを比較3.1 受験目的の違い3.2 試験形式の違い3.3 受験費用、手続き、その他の違い4 まとめ5 TOEIC短期スコアアップなら英語コーチングのトライズ TOEIC(トイック)とは はじめに、TOEIC(トイック)とは何かをご紹介したいと思います。TOEICとは、Test Of English for International Communicationの頭文字をとった、英語能力テストです。 アメリカの非営利団体であるETSが開発し、日本のIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が運営しています。 TOEICは、知識や教養としてではなく、日常生活やオフィスで使われる英語力を測ることを目的としたテストです。英語を使った実際のコミュニケーション力を見るという点に、とくに重きを置いています。 みなさんもご存じのとおり、TOEICは国内年間200万人を超える受験者がいるなど、日本において最も選ばれているテストです。世界でも160か国でテストが実施されています。 実際のコミュニケーション力を測るテストであり、受験者の規模も大きいことから、日本ではたくさんの企業や学校がどのくらいの英語力を持っているかを知るための基準として、TOEICを採用しています。 日常生活やオフィスで使われる英語力を測るためのテスト 日本では最も受験者が多い たくさんの国内企業や大学が英語力を判断するための基準にしている TOEICの特徴 TOEICの特徴は、日常生活やビジネスシーンで使われる英語に重点を置いているという点にあります。そのため、出題される問題は、雑誌、新聞記事、広告、テキストメッセージ、契約書やレジュメといった、日ごろの生活にかかわるものが出されます。 また、日本において支持率が高いというのもひとつの特徴です。英語力を必要とするほとんどの企業がTOEICのスコアを判断の基準にしているなど、日本での就職活動やキャリアアップで強みとなるテストといえます。 一方、TOEFLやIELTS(アイエルツ)といった英語テストに比べて、国外ではあまり認知されていないという側面もあります。 日常生活やビジネスシーンで使われる英語に重きを置いている 国内多くの企業で採用されており、就職活動やキャリアアップで使える TOEFL(トイフル)とは 続いて、TOEFL(トイフル)とは何かをご紹介したいと思います。 TOEFLとは、TOEICとおなじく非営利教育機関のETSが開発し、TOEICとは異なるCIEE(国際教育交換協議会)という団体が運営している英語能力テストです。Test of English as a Foreign Languageの頭文字をとって、トイフルといいます。 TOEFLは大学や大学院といった、アカデミックな環境で必要とされる英語力を測ることを目的としたテストです。そのため、多くの学術的な題材やテーマが取り扱われ、また学校生活でよく耳にするような英語がおもに出題されます。 TOEFLテストのスコアは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった英語圏の大学や機関をはじめ、世界150か国、11,000以上の大学、機関で活用されており、日本でも大学入試、単位認定、教員試験、公務員試験、国際機関の採用といった、さまざまな場面での活用が進んでいるテストです。 アカデミックな場で必要とされる英語力を測るためのテスト 世界150か国、11,000以上の大学、機関で活用されている 日本でも大学入試、教員試験、公務員試験、国際機関の採用などで使われる TOEFLの特徴 TOEFLの特徴は、アカデミックな環境で使われる英語に重きを置いているという点にあります。入学したときに授業に参加できるかといった「英語で学ぶ力」があるかどうかを測ることを目的としたテストです。 また、採用している国や教育機関が多いというのもひとつの特徴となります。11,000以上の大学や教育機関で採用されているため、海外留学や進学で強みとなるテストだといえます。 アカデミックな場で使われる英語に重きを置いている 海外多くの学校機関で採用されており、留学や進学で使える 関連記事:TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説! TOEICとTOEFLの違いを比較 これまでTOEICとTOEFLとは何かを紹介し、またそれぞれの特徴をご紹介しました。ここからは、比較をしながら、違いを紹介していきたいと思います。受験の目的、出題される問題、受験にかかる費用など、さまざまな違いを見ていきましょう。 受験目的の違い 1つ目は、受験目的の違いです。TOEICとTOEFLは、スコアを活用できる場面が違ってくるため、スコアで何をしたいかという受験目的で、どちらのテストを選ぶかが変わってきます。 まずTOEICは、日常生活やビジネスシーンで使われる英語が出されるテストです。そのため、どのくらい日常英語、ビジネス英語がわかるかを測りたいという、学生やビジネスパーソンなどがTOEICを受験しています。 また、国内での認知度も高いことから、進学や就職、キャリアアップなどで使うという目的で受験する方も多いです。 対するTOEFLは、英語で学べる力があるかどうかを測るテストです。アカデミックなトピックが出題されるテストなので、大学で講義を受けることのできる英語力があるかを測りたいという方が受験します。 また、海外のほとんどの大学がTOEFLのスコアを採用しており、入学できるかのひとつの基準ともなっているので、海外留学にそなえてスコアを取るという方が多いです。 TOEICは、日常会話、ビジネス英語を勉強したい人が受ける 国内での進学や就職、キャリアアップなどで使うために受験する TOEFLは、アカデミックな英語力を測りたい人が受ける おもに海外留学を目的とする人が受験する TOEICスコアの目安とは?各スコアごとのレベルや勉強法をご紹介! 試験形式の違い 2つ目の違いは、試験の形式です。TOEICとTOEFLは出題される問題をはじめ、試験科目や試験時間など、さまざまな違いが見られます。 まずTOEIC公開テストは、リスニングとリーディングの2技能です。スピーキングとライティングに関しては、TOEIC S&Wテストというほかのテストを受けることになります。試験問題は合計200問、2時間をかけて解答し、990点満点で採点されます。マーク式の選択問題です。 対するTOEFLは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能です。合計200問、3時間で、120点満点で採点されます。パソコンを使って解答を選択、入力していきます。 TOEICは、リスニングとリーディングの2技能 200問、2時間、990点満点、マークシート式 TOEFLは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能 200問、3時間、120点満点、パソコンで解答 そのほか試験の詳細は、こちらの表にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。 TOEIC TOEFL 試験内容 リスニング、リーディング リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング 試験時間 リスニング(45分)、リーディング(75分) リスニング(54~72分) 、リーディング(41~57分)、スピーキング(14分)、ライティング(50分) 問題数 リスニング(45分、100問)、リーディング(75分、100問) リスニング(30~40問) 、リーディング(28~39問)、スピーキング(4タスク)、ライティング(2タスク) 解答形式 マークシート方式 パソコン入力、録音 出題傾向 日常生活、ビジネスシーンに関する内容が多い 大学の講義、会話、学術的なトピックが多い スコア 各技能450点、990点満点 各技能30点、120点満点 【新形式】TOEICとはどんな試験?問題形式をパート別に解説 | トライズ 受験費用、手続き、その他の違い TOEICとTOEFLは、それぞれ受験にかかる費用や手続き、そのほかどこで受けるかどのように応募するかなどさまざまな違いがあります。 こちらでは、試験を受けるうえで必要となる情報をまとめているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。 TOEIC TOEFL 実施場所 全国(大学や教育機関) 全国のテストセンター 実施回数 年およそ10回 年45回以上 受験費用 6,490円(税込) $235(アメリカドル) 支払い方法 クレジットカード、コンビニエンスストア、楽天ペイ クレジットカード、PayPal 申込方法 オンライン オンライン、電話、郵送 申込締切 試験日の約2カ月前、1週間ほどの申込期間がある 試験日7日前まで(オンライン)4週間前まで(郵送) 必要な書類 受験票、証明写真、本人確認書類 パスポートもしくはletter of identity(※)or 学生証 + 本人確認書類 ※卒業もしくは在中の高校、大学から発行できる TOEIC公開テスト試験会場はどう決まる?仕組みと2021年会場まとめ まとめ こちらでは、TOEICとTOEFLの違いをご紹介しました。TOEICとTOEFLにはいろいろな違いがありますが、最も大きな違いは、TOEICは日常会話、ビジネス英語に重きを置いた国内での活用度が高いというテスト、TOEFLはアカデミックな英語に重きを置いた海外留学に使われるテストという点にあります。これらは大きな違いですので、それぞれ目的に応じたテストを受ける必要があります TOEIC短期スコアアップなら英語コーチングのトライズ 社会人の方で仕事が忙しく、自宅で英語の学習時間を確保できる自信がない方は、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールでは、コーチが自宅学習の管理や学習カリキュラムの作成をしてくれるので、忙しい方や限られた時間しかない方でも、TOEICの短期スコアアップができます。 TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。 無料カウンセリングも行っています。以下より詳細をご確認ください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: TORAIZTOEIC(R)TOEFL, TOEIC, TOEICテスト, TOEIC受験, TOEIC対策, 英語学習, 英語試験, 試験形式 TOEIC860点ってどんなレベル... キクタンTOEICとは?内容や特徴...