
TOEIC L&Rのスコアを上げるために必要な3つの要素
TOEICのスコアアップに必要なことは、実はシンプルで、「単語」「速読力」「リスニング」です。
どれだけの単語を知っているのか、どれくらいの速さで情報を処理できるのか、どれくらい音声を聞き取れるのか。この3つです。
実はTOEICにそれほど難しい知識は必要ないのです。
高度な文法も難解なフレーズも求められることはありません。
TOEICのスコアアップに必要な要素について、もう少し詳しくご説明していきます。
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単語は1,000語でTOEIC100点アップ
まずは「単語」についてです。
TOEICのスコアと受験者の単語力は、非常に密接に結びついているという集計結果があります。具体的には、以下のような相関となっています。
単語 | TOEIC® L&R TESTスコア |
---|---|
5,000語 | TOEIC® L&R TEST500点 |
6,000語 | TOEIC® L&R TEST600点 |
7,000語 | TOEIC® L&R TEST700点 |
8,000語 | TOEIC® L&R TEST800点 |
もちろん個人差はありますが、おおむねこのようなスコアに収まるようです。
TOEICに必要な単語数は?
3,000語を知っている段階で、リーディングで登場する単語の約90%は理解できます。
多いようにも思えますが、単語の10個に1個は分からないという状態です。
Thatやaなどのごく簡単な単語も大量にあることを考えると、90%の理解では、文章を理解する上で重要な単語をいくつか落としてしまうことが想像いただけるかと思います。
6,000語を知っていれば、約98%は理解できます。
ここまでいけば、文章の大部分は正しく意味を取ることができるようになります。
TOEICスコアアップのために、人気の単語帳を知りたいという方は以下の記事でおすすめのTOEIC単語帳をまとめております。
関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説
TOEICに必要な速読力は150wpm
次に「速読力」についてです。
速読力は簡単にいえば、書かれている文章を理解しながら読む速度ですね。
TOEICは時間制限があるテストです。たっぷり時間が用意されているならともかく、そこまで優しいテストではありませんので、時間内で問題を解くために速読力は必須です。
TOEICリーディングを時間内に解くには?
TOEICのリーディングでは、約7,000語が登場します。テストによって多少前後はしますが、大体これぐらいです。これを75分間で解きます。
つまり時間内にすべての文章を理解するためには、1分間で93語を読む力が必要です。これを93wpmといいます。
7,000語÷75分=約93wpm
WPMとは、Words Per Minuteの略ですね。次からはこの表現を使用していきます。
TOEICで必要な速読力は?
さて、では93wpmで十分な速読力といえるでしょうか。
答えはNOです。まったく足りていません。
93wpmでは制限時間をすべて使い切って、ようやく文章をすべて理解することができます。これでは問題を解く時間がありません。
問題を解く時間を考えると、最低150wpmは欲しいところです。
これだけあれば、制限時間のうち3分の1を読み直しや解答に残すことができます。
180wpmもあれば時間が半分残るので、かなり余裕が出ますが、150wpmあればとりあえず十分といえます。
速読力を上げる勉強法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リスニングは4,000語で98%理解できる
3つ目の要素はリスニングです。
TOEICのリスニングで登場する単語数はリーディングよりも少なく、4,000語を聞き取ることができれば98%を理解することができます。
聞き取れる単語の数とTOEICスコアは、だいたい以下のような関係性になります。
単語 | TOEIC® L&R TESTスコア |
---|---|
2,000語 | TOEIC® L&R TEST500点 |
3,000語 | TOEIC® L&R TEST600点 |
4,000語 | TOEIC® L&R TEST700点 |
5,000語 | TOEIC® L&R TEST800点 |
リスニングではこの数字を目安に学習してください。
TOEICリスニングPart3やPart4が苦手という方は、以下の記事をお読みください。
リスニングと速読力の関係性
また実は速読力とリスニング力には関連性があります。
速読では目で見た情報を処理する、リスニングでは耳で聞いた情報を処理することになりますが、情報を処理する部分の能力に関しては、両方とも共通しているのです。
なので、どちらかを学習することで、もう片方の力もある程度鍛えることができます。
TOEICに文法は必要?
TOEICのスコアをアップさせる上で重要な3つの要素について、ご説明いたしました。
しかし実はもう1つだけ必要なものがあります。それは「文法」です。
ただし文法は高校生レベルの力があれば十分です。それを超える知識を、TOEICで求められることはほとんどありません。
具体的には、「関係代名詞」「現在完了形」「受身」あたりの文法知識までが、必要とされることを覚えておいてください。
もしこの辺りの文法に自信がなければ、必ず勉強しておいてください。
逆にここまでの文法が確かであれば、それ以上文法を勉強しない方がいいです。
勉強に使える時間やモチベーションは有限なので、新しく文法の知識を頭に入れるのではなく、問題演習や単語などのもっと効果的な勉強をしましょう。
関連記事:TOEIC文法の対策におすすめの 参考書5選【初心者から上級者まで対応】
まとめ:トライズのTOEIC短期集中コースでスコアアップ
これでTOEICのスコアを上げるために何を勉強すればよいのか、明確になったかと思います。
TOEICは優れたテストですが、英語を話す力をつけることに比べると、出題内容にも限りがあるので、的を絞った学習でより効率的にスコアを上げることができます。
トライズのTOEIC対策プログラムでは、専属コンサルタントと講師のサポートのもと、この3つの要素(+文法)を集中的に学習します。
TOEICのスコアアップのために何を勉強すればよいかは分かったが、どうやって勉強すればよいのかも知りたい、という方はぜひ無料カウンセリングにお越しください。英語力を様々なテストで診断し、あなたに合ったTOEICの勉強方法をご説明いたします。
TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」
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受講生のインタビューもご紹介します。

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。