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TOEICの公式認定証・アビメはどのように活用すれば良い?活用方法を紹介

TOEICの受験後に発行される公式認定証は単なるスコア通知ではありません。こちらでは、公式認定証の記載内容や、「Abilities measured(アビメ)」を勉強に活用する方法についてお話しします。

TOEICの公式認定証とは

TOEICを受験から約1カ月経過すると、登録住所に公式認定証が送られてきます。公式認定証はその名のとおり今回取得したスコアを公的に証明する書類です。就職・昇給、進学の審査などでTOEICスコアが条件になっているときは、公式認定証の提出が求められる場合があります。

団体受験であるIPテストでは、公式認定証は発行されません。代わりにスコアレポートが発行されます。企業や団体、組織によってどちらの提出が求められるかは異なるため、事前に確認しておいてください。

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公式認定証の見方

公式認定証に記載されている内容について簡単に説明しましょう。

  • Your Score

「Your Score」は今回のTOEICで取得したスコアです。トータルスコアのほか、リスニングセクション、リーディングセクションのスコアが別々に掲載されています。

  • Percentile Rank

「Percentile Rank」は今回取得したスコアに満たなかった他の受験者がどれくらいいるかを示すパーセンテージです。リスニングセクション、リーディングセクションのパーセンテージが別々に記載されています。

  • Score Descriptor Table

「Score Descriptor Table」はスコア帯別に長所・弱点が記載されているセクションです。こちらも、リスニングセクション、リーディングセクションで別に記載されています。

単純にスコアによって記載内容が決まるため、英語力の傾向を詳細に示しているわけではありません。あくまで、そのスコア帯の受験者の一般的な特徴が記載されています。

  • Abilities measured

「Abilities measured」は項目別正答率です。リスニングセクション、リーディングセクションでそれぞれ5項目に分類し、正答率を記載しています。

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アビメとは?

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「Abilities measured」は公式認定証に記載されている内容のひとつです。直訳すると「測定された能力」という意味になり、TOEIC受験者の間では「アビメ」と呼ばれています。

リスニングセクション、リーディングセクションに各5項目を設け、それぞれの正答率を表示しています。複数のPartから正答率が測定される項目もあります。公式認定証の記載内容のなかでは最も忠実に受験者の能力を反映しており、弱点や傾向を知ることで勉強に活用している人も少なくありません。自分の正答率だけではなく、受験者の平均正答率も記載されています。

測定項目と対応Partは以下のとおりです。

リスニングセクション

リスニングセクションの項目では、英語のコミュニケーションで求められる能力が測定されます。短い音声と長い音声、文脈の簡単な把握と詳細な理解など、どういった文章をどのように理解するのか分類して測定しているのが特徴です。リアルなコミュニケーションで必要になることが多い、言外の意思をつかむ能力なども測定されます。

  • 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる

対応Part:1、2

簡単な文章を聞き、情報を処理する能力を計ります。対応Partは1、2のため、短い音声の正確に理解する能力、また適したレスポンスを瞬時に判断する能力が求められます。

  • 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる

対応Part:3、4

長い文章を聞き、情報をどれだけ把握できるかを測定する項目です。Part3、4では、立て続けに聞こえてくる英文の情報を処理しなければなりません。特定の情報をピンポイントで聞く一方で、背景をイメージする能力も大切です。この項目の数値は長文から基本的な背景をイメージできる能力を示しています。

  • 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる

対応Part:1、2

短い会話から基本的な背景だけではなく要点を正確に聞くための能力を測ります。

  • 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる

対応Part:3、4

長い会話から基本的な背景だけではなく要点を正確に聞くための能力を測ります。

  • フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる

対応Part:1~4すべて

実際の会話では、重要な情報が明確に語られるとは限りません。この項目では、はっきりとは語られていない情報を察するための能力が示されます。

リーディングセクション

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リーディングセクションの項目は、語彙や文法など英語の知識に関連したものと、情報処理、情報同士の関連付けなど英語に限らない文を読むための一般的な能力に関連したものに分けられます。ほとんどの項目がPart7と対応していることからもわかるとおり、Part7はリーディングセクションの集大成といえるPartです。

  • 文書の中の情報をもとに推測できる

対応Part:7

問題によっては、与えられた情報から推測して解かなければならないものがあります。とりわけ、Part7ではそうした問題が頻発します。

  • 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる

対応Part:7

Part7のいくつかの問題は答えが文中に記載されています。それらを素早くピックアップすることも、リーディングセクションでは重要なスキルです。

  • ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる

対応Part:6、7

複数の文書が連なるPart6、7では、複数の文章の情報を組み合わせて答えを導くことも少なくありません。メールや新聞、インターネット記事など、実際の英文を読む際にも役立つスキルです。

  • 語彙が理解できる

対応Part:5~7

語彙はどれだけスコアが高くなっても求められるスキルです。700点を超えるためには、5000語を超える語彙力が必要だと考えられています。

  • 文法が理解できる

対応Part:5、6

Part5、6の一部の問題は文法の知識さえあれば全体を読まなくても解くことができます。序盤をスピーディーに解いて後半に時間を残すためにも、文法の知識は大切です。

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答え合わせができないからこそアビメを活用

TOEICは問題用紙を持ち帰れないため、受験者自身での答え合わせができない試験です。セクションごとのスコアとトータルスコアはわかりますが、どの問題を正答したのかは正確に知ることができません。また、当然ながら回答が後日発表されることもありません。

そのため、自分の弱点を知りづらい試験といえます。弱点を自覚している場合は対策できますが、一方で自覚なくスコアをロスしていることも少なくありません。その場合、対策が必要なこと自体に気づけないため、スコアアップまでに時間がかかってしまいます。

こうしたケースに役立てていただきたいのがアビメです。各項目の正答率と対応パートを見ると、自分がどういった弱点を持っているのかがわかります。正答率が引く項目があればその弱点を補填するように分析する、対応Partを重点的に対策するなど、アビメをフル活用しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。単なるスコア通知として認識されがちな公式認定証ですが、その後の勉強に役立つ重要なヒントが記載されています。特に、スコアが低いうちは自分の弱点探しに役立つはずです。アビメから自分の弱点を知り、着実にスコアアップしていきましょう。

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受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

Versant 29 → 40

目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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