JUL 28 2020 Tweet Share TOEIC(R) TOEIC600点のレベル・難易度やおすすめ勉強方法まとめ 多くのTOEIC初心者がまず目標にするのがTOEICスコア600点です。TOEIC600点以上を取得していれば、なんとなく「英語が得意な人」というイメージがありますよね。 TOEIC600点を取るのは一見難しいことのように思うかもしれません。しかし正しい方法で勉強すれば確実にTOEIC600点を取ることができます。 本記事では、 英語初心者がまずはTOEIC600点を目指すべき理由 TOEIC600点を取るための勉強法 TOEIC600点を取るためのコツ について英語講師歴6年の私の経験に基づいて解説します。 これからTOEIC学習を始める方、まずは600点を取りたい方は記事を最後までチェックしてみてください! 目次1 英語初心者がまずはTOEIC600点を目指すべき理由1.1 実現可能な目標だから1.2 就職(大学生)や転職(社会人)で使えるから1.3 基礎的な英会話や簡単なニュースの聞き取りができるようになるから2 TOEIC600点のレベルは?2.1 TOEIC600点は英検だと準1級と2級の間2.2 TOEIC600点の取得に必要な勉強時間は200〜300時間3 TOEIC600点を取るための勉強法3.1 単語3.2 文法3.3 実践問題演習4 TOEIC600点を取るためのコツ4.1 テクニックよりもいかに勉強時間を確保するか4.2 まずは頻出を徹底的に覚える5 TOEIC600点を取得するためにおすすめの参考書3選5.1 金のフレーズ5.2 ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点5.3 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試6 まとめ:TOEIC600点を突破するならTOEIC短期集中コースの「トライズ」 英語初心者がまずはTOEIC600点を目指すべき理由 英語初心者がTOEICを受験する場合、まずは600点を目指すべきです。理由は以下の3つです。 実現可能な目標だから 就職(大学生)や転職(社会人)で使えるから 基礎的な英会話や簡単なニュースの聞き取りができるようになるから それぞれ詳しく見ていきましょう。 実現可能な目標だから TOEIC600点は、英語初心者にとって十分に実現可能な目標です。なぜならTOEIC600点取得に必要なのは基礎的な単語と文法事項だけだからです。 私がTOEIC600点を初めて超えた時も、勉強の7割は単語学習で、勉強期間は2ヶ月ほどでした。 TOEICは990点満点の試験です。まれに英語初心者の方で、最初から800点や900点などの高得点を目標に掲げる人がいます。最終的な目標としてその点数を掲げるのは構いませんが、より身近な、実現可能なところにも目標を掲げるべきです。なぜなら目標が高すぎると、目標を達成できずにモチベーションを失ってしまうからです。 達成できない目標を立てても意味はありません。小さな目標を達成することで達成感を味わい、それが次の目標へのモチベーションになります。そういう意味でTOEIC600点は、英語学習初心者が最初に目指すのにぴったりな目標です。 就職(大学生)や転職(社会人)で使えるから TOEICは英検と並び、日本で最も認知されている英語試験の1つです。就職や転職でTOEICスコアを履歴書に記載することで就職・転職を有利に進めることができます。 例えば以下の企業では、TOEIC600点以上の取得が歓迎・推奨されています。 三菱自動車工業株式会社 三井物産フィナンシャルマネジメント株式会社 楽天グループ株式会社 ソニーグループ株式会社 日産自動車株式会社 株式会社ドール ボッシュ株式会社 株式会社トヨテック 三基商事株式会社 TOEIC受験者に大学生が多いのも、TOEICスコアを使って就活で有利になるためです。 ただしTOEICは英検と違って「級」がありません。試験問題は一律で、990点満点です。もちろんTOEIC200点を履歴書に書いても意味はありません。むしろ逆効果です。 「TOEIC何点から履歴書にかけるの?」という疑問があると思います。答えは志望する企業にもよりますが、一般的にはTOEIC600点以上を取得していれば履歴書に書いても構いません。 2020年1月に開催された第247回TOEIC L&Rテストの平均点は581.2点です。どの回も平均点は570〜580点前後です。そして学生のTOEIC平均点は社会人よりもわずかに低い560点前後です。 またこれらの平均点は、英語を普段から勉強している人たちの平均点だということを忘れてはいけません。なぜならTOEIC受験者のほとんどはTOEIC対策として日頃から英語を学習しているからです。 TOEIC600点は英語学習者の平均よりも少し上です。英語未学習者も含めるとより高い英語力を持っていることになり、就活や転職で役に立ちます。 就活や転職におけるTOEICスコアの活用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:TOEICスコアで就活無双!必要点数やアピール方法まとめ【大学生必見】 基礎的な英会話や簡単なニュースの聞き取りができるようになるから TOEIC600点を取得しても英語がペラペラになったり、映画を字幕なしで見れるようになるわけではありません。しかし基礎的な英会話や簡単なニュースの聞き取りはできるようになります。 私は海外旅行が趣味なのですが、TOEIC600点時代でも旅行時に英語で困ることはほとんどありませんでした。これはTOEICの問題にホテルやレストランなど旅行と関連した内容が多いのも原因でしょう。 そして映画は聞き取れませんが、ニュースや演説などは比較的良く聞き取れました。なぜならゆっくりはっきりと滑舌良く読んでくれるからです。TOEIC600点を取得したからと言って、ネイティブと流暢にコミュニケーションが取れるわけではありません。また英語を使ってビジネスができるわけでもありませんが、TOEIC600点を取得すればほとんど不自由なく外国人とやりとりできますよ。 TOEIC600点のレベルは? TOEIC公式によると、TOEIC600点は「日常生活のニーズを充足し限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベルです。 関連記事:【3分で分かる】TOEICスコア(点数)の目安をレベル別7段階で簡単解説 TOEICの平均点は毎回600点前後です。つまり600点を取得すれば、平均レベルの英語力を持っていることになります。TOEICの平均点について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。 関連記事:TOEIC平均点って何点?大学生・社会人・役職別それぞれ平均スコアの目安をまとめて解説! TOEIC600点は英検だと準1級と2級の間 英検取得者のTOEICスコアには、英検準1級保持者のTOEIC平均スコアは713点、英検2級保持者のTOEIC平均スコアは517点と記載されています。つまりTOEIC600点は英検に換算すると、準1級と2級の間ということになります。 関連記事:TOEICを英検に換算すると?どちらを受けるべき?違いを解説 TOEIC600点の取得に必要な勉強時間は200〜300時間 一般的にはTOEIC600点の取得には200〜300時間の勉強時間が必要だと言われています。つまり1日3時間勉強すれば、2ヶ月程度の勉強期間が必要になります。 しかしTOEIC600点の取得に必要な勉強時間は、あなたの現在の英語力によって異なります。単純に考えて、すでに500点レベルの英語力があるのであれば、勉強時間は短くて済みます。一方で現在300点レベルの英語力しかないのであれば、長い勉強時間が必要になります。 また勉強時間のことばかりを考えてしまうと、質より量の勉強になってしまいます。よって勉強時間についてはあまり考えず、淡々と目の前の課題をクリアしていきましょう。 TOEIC600点を取るための勉強法 TOEIC学習は大きく3つに分けられます。単語・文法・実践問題です。TOEIC600点を取るためには、単語7割・文法2割・実践問題1割の配分で学習を進めましょう。 単語 英語初心者に最も必要なのが単語です。単語力さえあればTOEIC600点を取れるといっても過言ではありません。なぜなら単語がわかれば文章の大まかな意味は理解できるからです。 TOEICで高スコアを取るためには、単語力と文法力両方を駆使して文章を細かく読み解く必要があります。しかしTOEIC600点であれば、まず力を注ぐべきは単語です。大体の意味がわかれば多くの問題は解けますし、少なくとも4択から2択に絞り込めば2分の1の確率で正解します。 単語を覚えるコツは「1日10単語覚える」ではなく「10日かけて100単語覚える」という意識を持つことです。単語は一度覚えても忘れてしまいますが、毎日復習することで忘れにくくなります。 1日で覚える必要はないので、とにかく毎日たくさんの単語に繰り返し触れましょう。 TOEIC600点を目指す方におすすめの単語帳については、以下の記事でも解説しています。 関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説 文法 TOEIC600点に向けて、単語の次に大切なのが文法です。文法を理解すれば文章の細かい意味まで読み取れるようになります。 例えば文法の知識なしで以下の文章を見たとしましょう。 ”The car’s windows are being cleaned.” その場合“car’s windows” “clean” の2単語で「車の窓をきれいにする」という大まかな意味をつかめます。そこに文法の知識が加わると「車の窓が今ちょうど掃除されています」という進行形の意味であることがわかります。 TOEICでは2択まで絞れてもこのように文法がわからないと正解を判別できないことがあります。ただし文法が必要な問題が解けずともTOEIC600点を取ることは十分可能なので、単語と比べて勉強の優先順位は低いです。 実践問題演習 TOEIC600点を取るためには、実践問題演習はほとんど必要ありません。「とにかく解いて覚えるべき」という考えでTOEIC初心者にもかかわらずいきなり問題演習を行う方がいますが非常に効率が悪いです。なぜならほとんどの問題を解くことができず、要復習問題が増え、手が回らなくなるからです。 いきなり問題を解かずに、まずは問題を解くために必要な単語や文法を覚えましょう。ただし問題を全く解いたことがない状態でTOEIC本番に臨むのもNGです。試験1ヶ月前くらいから徐々に実践問題を解いて慣れましょう。 関連記事:TOEICに過去問はありません!実践問題の解き方も解説 TOEIC600点を取るためのコツ TOEIC600点を取るためのコツは以下の2つです。 テクニックよりもいかに勉強時間を確保するか まずは頻出を徹底的に覚える それぞれ詳しく見てみましょう。 テクニックよりもいかに勉強時間を確保するか TOEICには数多くのテクニックが存在します。しかしTOEIC600点を取るためには、こういったテクニックよりも、勉強時間の確保の方が大切です。TOEIC600点は単語と最低限の文法知識があれば力技で取れてしまいます。しかし単語を覚えるのには時間がかかります。 最低でも1日1時間の勉強時間は確保しましょう。 まずは頻出を徹底的に覚える TOEICにはTOEIC頻出単語・頻出問題があります。 TOEIC600点を最短で取るためには、まずは頻出のみを覚えましょう。高スコアを取るためにはマイナーな単語や問題まで網羅する必要があります。しかしまずは出やすいものを確実に覚えた方が効率的です。 TOEIC600点を取得するためにおすすめの参考書3選 TOEIC600点を取得するためにおすすめの参考書は以下の3冊です。 金のフレーズ ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試 金のフレーズ 価格:979円 「金のフレーズ」は、TOEIC単語帳の中で最も人気の高い単語帳です。TOEIC頻出単語が目標スコア別にまとめられています。 TOEIC600点を目指す方のための英単語は400単語収録されているので、まずは最低限この単語を覚えてから本格的にTOEIC対策を始めましょう。600点を取得したあとは他の単語を学習できるので、TOEICを受験する方が常に使える単語帳です。 金のフレーズについては以下の記事でも詳しく解説しています。 関連記事:TOEIC単語には金のフレーズがおすすめ!使い方や注意点を解説 ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点 価格:1,980円 「ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点」は、TOEICのパート別参考書です。全7パートを満遍なく対策できます。 TOEIC600点を目指す方の中には、どのパートがどんな問題なのかを覚えていない方もいらっしゃるでしょう。本書はそういった方が各パートのイメージを使うのにも役立ちます。 600点レベルで作られているので、各パートの優しい問題だけが収録されているのも良い点です。 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試 価格:2,090円 「世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試」は、TOEICの実践問題集です。本番形式の模試が2回分収録されています。 本書の特徴は、カリスマTOEIC講師としても知られる関正生先生の分かりやすい解説付きである点です。TOEIC600点未満の方のスコアアップに大切なのは、復習を通して分からない問題を分かるようにすることです。 本書の解説を読めば、なぜその回答になるのかがはっきりと理解できますよ。 参考書には単語帳・文法書・実践問題集・パート別問題集があります。その中でもまず最初に取り組むべきは単語帳です。 TOEIC600点取得のために単語が最重要なのは、すでに解説した通りです。TOEIC600点を取得するための単語帳については、以下の記事でも詳しく解説しています。 関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説 まとめ:TOEIC600点を突破するならTOEIC短期集中コースの「トライズ」 英語初心者にとってTOEIC600点が最初の難関です。しかししっかりと戦略立ててやるべきことをやればTOEIC600点は確実に取れます。TOEIC600点で挫折する人の英語力は一生上がりませんが、600点を達成すれば700点・800点もすぐそこです。 社会人の方で仕事が忙しく、自宅で学習時間を確保できる自信がない方は、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールでは、コーチが自宅学習の管理や学習カリキュラムの作成をしてくれるので、忙しい方や限られた時間しかない方でも、TOEICの短期スコアアップができます。 TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。 最初の2ヶ月で正しい勉強方法や学習習慣を身に付けられれば、あとは自走して700点800点とスコアを伸ばしていくだけです。その最初の2ヶ月間を、ぜひトライズにお任せください! 無料カウンセリングも行っています。以下より詳細をご確認ください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: WTTOEIC(R)TOEIC, TOEIC500, TOEIC550, TOEIC600, TOEIC650, TOEIC700, TOEICスコアアップ, TOEIC初心者, TOEIC勉強法, TOEIC対策, 単語帳, 参考書, 英単語, 英文法 TOEICの時間配分全パートまとめ... 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