NOV 27 2020 Tweet Share TOEIC(R) TOEIC満点は何点?すごさや勉強法・意味ないと言われる理由について解説 本気で英語を学んでいる方、TOEICでそこそこのスコアを持っている方でしたら一度は「TOEIC満点」を目指したくなるものです。 TOEIC満点と聞くと、一部の人しか到達できない場所のようなイメージがあるかもしれません。しかし時間をかけてTOEIC対策を行えば、誰でもTOEIC満点を目指すことは可能です。 本記事では「そもそもTOEIC満点は何点なの?」という基礎的なところから、TOEIC満点のすごさ、意味ないと言われる理由、勉強法などについて解説します。 記事を最後までチェックして、TOEIC満点がどのようなものなのか、具体的なイメージを持ちましょう。 目次1 TOEIC満点は何点?1.1 TOEIC満点はなぜ990点なのか2 TOEIC満点を取得するすごさ2.1 試験ごとのTOEIC満点の人数は?3 TOEIC満点が意味ないと言われる理由3.1 TOEICがリスニングとリーディングの試験だから3.2 TOEICはテクニックで攻略できる試験だから4 TOEIC満点を取得するための勉強法4.1 時間配分に慣れる4.2 テクニックを身に付ける4.3 効率的な学習方法を取り入れる4.4 速読力を身に付ける4.5 問題演習→復習をひたすら繰り返す5 まとめ TOEIC満点は何点? TOEICの満点は、990点です。 TOEICはリスニングとリーディングの試験で、それぞれ495点満点で、合わせて990点となります。 TOEIC満点はなぜ990点なのか 「なんで1,000点ではなく990という中途半端なスコアが満点なの?」と疑問に思う方も多いでしょう。 TOEICの満点が990点という中途半端な数字である理由は、TOEICの採点方法にあります。 TOEICでは1問5点のように配点が固定されていません。なぜなら配点を固定してしまうと、実施回によって平均点に大きな差が出てしまうからです。 例えば難易度の高い回の平均点が400点で、難易度が低い回の平均点が700点だとしたら、難易度が高い回に受験した方は損をしますよね。 履歴書にTOEICスコアを記載した場合「難しい回だったのでこのスコアです」といった言い訳は通用しません。 配点の詳しいルールは公開されていません。しかしTOEICでは、難易度が高い回は数問間違えても満点を取れる可能性があり、難易度が低い回では全問正解でも満点を取れない可能性があります。 こうやってTOEICの平均点が毎回600点前後になるように調整をしています。 TOEICの問題数は200問なので、1問5点で1,000点満点とすれば単純なのですが、あえて990点にして10点分の幅を持たせることで、この特殊な採点方法を可能にしているのです。 TOEICは1問5点は間違い!配点の仕組みとスコア換算表まとめ TOEIC満点を取得するすごさ TOEIC満点と聞くと「すごい」と感じますが、具体的にどのくらいすごくて、どんなことができるのでしょうか? TOEICの公式には、スコアごとのコミュニケーション能力レベルが記載されているのですが、最もレベルの高いレベルAでも、860点以上となっています。 860点以上を取得した際のコミュニケーションレベルは次の通りです。 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 またTOEIC満点を取れば、以下の能力があるとされています。 英検1級を取得できる 企業の昇進条件や海外赴任の条件として設けられているレベルよりも遥かに上のレベル TOEIC講師として他人にTOEICを教えられる 試験ごとのTOEIC満点の人数は? TOEICでは、毎回得点分布表が公開されます。例えば2019年6月のTOEICでは、TOEIC895点以上をとった人数は3,617人で受験者全体のたったの3.6%でした。 990点満点を取得した方の人数は公表されていませんが、以上の数字から考えるとTOEIC受験者全体の1%以下であることは間違いないでしょう。 TOEIC満点が意味ないと言われる理由 TOEIC満点は「すごい」と言われる一方で「意味ないのでは?」という声もあります。 TOEIC満点が意味ないと言われる理由は以下の2つです。 TOEICがリスニングとリーディングの試験だから TOEICはテクニックで攻略できる試験だから それぞれ詳しく見てみましょう。 TOEICがリスニングとリーディングの試験だから 言語にはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4つの技能が必要です。そしてTOEICで測定されるのは、リスニングとリーディングだけです。 よって「スピーキングとライティングの能力が測定されないからTOEICは意味がない」といった声が上がります。 確かにTOEICで満点を取得したからといって、ネイティブレベルで英語を話したり書いたりできるわけではありません。 しかし英語の新聞や書籍、映画やニュースの内容はほとんど理解できるようになります。 TOEIC満点で得たリスニング力とリーディング力を、その後のスピーキングやライティングの学習に活かすことができます。 「TOEICは意味ない」の真実は?就活・転職での必要性とメリットを解説 TOEICはテクニックで攻略できる試験だから TOEICでは、TOEICの傾向や、TOEICでのみ使えるテクニックを知っているかどうかが、スコアに大きく影響します。 「このパターンはこう解く」のようなパターンを抑えて置くことで、実力以上のスコアを獲得できることも。 確かにテクニックはTOEIC以外の場所では一切役に立ちません。 しかし試験に傾向やテクニックが存在するのはどこも同じですし、テクニックで解けた問題が数問あったからといって、全く意味がないということはありません。 TOEICテクニック13選!知るだけで点数UP!【パート別】 TOEIC満点を取得するための勉強法 TOEICで満点を取るための勉強法のうち、今日からでもすぐに実践できるものを5つまとめました。以下の5つの中で実践していないものがあれば、ぜひ実践してみてください。 時間配分に慣れる テクニックを身に付ける 効率的な学習方法を取り入れる 速読力を身に付ける 問題演習→復習をひたすら繰り返す 時間配分に慣れる TOEICの時間配分に慣れましょう。TOEICは120分間で200問の問題を解く試験です。文章の量も他の試験と比べると圧倒的に多いです。 TOEICの問題を試験時間内に解き終えることができなければ、TOEIC満点を取ることはできません。つまりTOEICを時間内に解き終えるための時間配分が必要になります。 リスニングは音声に沿って問題を解いていくだけなので、時間配分を意識する必要はありません。しかし、リーディングは自らの時間配分が命取りとなります。 TOEICの時間配分を参考までに以下にまとめました。 パート5:1問20秒 パート6:1問20秒 パート7:1問1分 この時間配分を守れば、数分間余らせた状態でTOEICを解き終えることができます。残った時間は、悩んだ問題の再確認に使えます。 普段の問題演習からこの時間配分を意識することで、時計をみなくても感覚的にこの時間配分で解き進められるくらいのレベルまで慣れておきましょう。 関連記事:TOEICの時間配分は秒単位で決めるべき!パートごとに解説 テクニックを身に付ける TOEICのテクニックを身につけましょう。TOEICは英語力を測るための試験ですが、英語力が高ければそれがそのまま点数に直結するわけではありません。 TOEICに関するテクニックを知っているかどうかもTOEICの点数には大きく影響します。 TOEICはリスニングとリーディングに分かれていて、さらにパート1〜7まで分かれています。「リスニングでこの表現が出たら正解はこれ」「パート1にはこの問題が出題されやすい」のようなテクニックが多数存在します。 このようなテクニックを知っていれば、問題の正答率が上がりますし、問題を解く時間を短縮できるので、難しい問題により長い時間を割くことができます。 これらは純粋な英語力とは関係なく、知っているか知っていないかによって点数に差がつくので、TOEIC満点を目指すのであれば絶対に知っておきたいことです。 TOEICテクニック13選!知るだけで点数UP!【パート別】 効率的な学習方法を取り入れる TOEICに適した、効率的な学習方法を取り入れましょう。TOEICの学習ができる時間は限られています。特に社会人でTOEICの受験をする場合は、なかなか時間を確保することができませんよね。仕事が終わって勉強をするにもクタクタなはずです。 そこで効率的な学習方法を採用することによって、短い時間で確実にスコアアップを目指すことができます。 その中でもおすすめなのが、シャドーイングとディクテーションという勉強方法です。 シャドーイングとは、流れる音声を追いかけるように発音を行う勉強方法です。ネイティブの発音を聴きながら同じスピードで発音をするので、リスニング力が鍛えられます。ネイティブの発音をネイティブの速さで聞き取れるようになります。 またTOEICパート7の速読にも役立ちます。リスニングとリーディングを同時に対策できるので効率的です。 関連記事:【初心者向け】シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説 ディクテーションとは、英語の音声を聞いて、それを文字に書き起こす学習方法です。文字に書き起こすことで、自分がどの単語を聞き取れてどの単語を聞き取れていないのかを明確に把握することができます。 TOEICのスコアを上げるには、自分が解けない問題を解けるようにすることが大切です。ディクテーションでは効率的に自分がわからない単語を判別できるので、TOEIC中・上級者におすすめの勉強法です。 関連記事:ディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説 速読力を身に付ける 速読力を身につけましょう。TOEICは他の英語試験と比べても文章量が多い試験です。文章を速く読む、速読力が求められます。 特にTOEICパート7の長文問題は、速読ができるかどうかがスコアを大きく分けます。速読力を上げるには、まずは語彙力を増やして知らない単語をなくしましょう。その後、単語を見て瞬時に意味が出てくるレベルまで単語を学習することで、速読が可能になります。 TOEICパート7はTOEICの最後のパートなので、前から順番に解いていけば、一番最後に解くことになります。つまり疲労した状態で速読をしなければなりません。 関連記事:今度こそ時間内に解ききる!TOEICリーディング攻略法 問題演習→復習をひたすら繰り返す 問題演習と復習をひたすら繰り返しましょう。TOEICで満点を取るためには、いかに自分がわからないところを把握して改善できるかがポイントです。 問題演習をすれば、自分がわからない問題がわかります。それを復習することでその問題を理解し、次に同じ形式の問題が出題されても、解けるようになります。これを繰り返すことで、自分が解けない問題がどんどん減っていきます。 問題演習を解いて、その後何もせず、解いただけで満足する方がいますが、それではTOEICスコアは上がりません。問題演習は復習とセットで行ってこそ意味があります。 わからない問題を減らすために、問題演習と復習をひたすら繰り返しましょう。 まとめ TOEIC満点について解説しました。 TOEIC満点がどんなレベルなのか、どうすれば取得できるのか、具体的にイメージできたのではないでしょうか? 英語コーチングスクール「トライズ(TORAIZ)」では、専属コンサルタントに学習管理をしてもらいながら英語学習ができます。 短期間でTOEICスコアを100点200点と上昇させることも可能です。 気になった方はトライズの公式サイトから無料カウンセリングに申し込んでみてください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: TORAIZTOEIC(R)TOEIC990, TOEICテスト, TOEIC勉強法, TOEIC対策, TOEIC満点 TOEICに過去問はない?入手方法... 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