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TOEICパート7の概要・勉強方法・おすすめ参考書を紹介

TOEICパート7の概要・勉強方法・おすすめ参考書を紹介

TOEICパート7は、TOEIC全7パートの中で最も難しいパートです。TOEICパート7を攻略するためには、読み応えのある長文問題を、スピーディかつ正確に解き進めなければなりません。

パート7をうまく攻略できるかどうかで、TOEIC初心者(600点以下)から中上級者(600点以上)になれるかどうかが決まります。TOEIC800点以上を目指すのであれば、パート7は8割9割正解しなければなりません。

そこで本記事では、TOEICパート7の概要と勉強方法について解説します。

TOEICパート7のスコアで伸び悩んでいる方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

TOEICパート7の試験概要

TOEICパート7の試験概要

はじめにTOEICパート7の試験概要を紹介します。

TOEICパート7は、TOEIC公開テストのリーディングセクションの1パートです。リーディングセクションは以下のようにパート5〜7の3つのパートに分かれています。

  • パート5:短文穴埋め問題
  • パート6:長文穴埋め問題
  • パート7:長文読解問題

TOEICパート7の問題数は全部で54問。雑誌や新聞記事、広告、テキスト、Eメールなど、15の異なる形式の長文を読みながら設問に答えます。

またTOEICパート7の長文は、以下3つに分類されます。

  • シングルパッセージ
  • ダブルパッセージ
  • トリプルパッセージ

ここでいうパッセージは、まとまった文章を意味します。

シングルパッセージは1つ、ダブルパッセージは2つ、トリプルパッセージは3つの異なるまとまった文章を読みながら、問題に解答していきます。

■シングルパッセージの例

シングルパッセージの例

■ダブルパッセージの例

ダブルパッセージの例

(出典:IIBC サンプル問題)

たとえばシングルパッセージでは、ひとつの広告記事を読んで、その広告に関する問題に答えます。これがトリプルパッセージとなると、広告記事、買いもの履歴、Eメールといった異なる3つの情報をもとに、問題に答える方式となります。

  • シングルパッセージ(1つの文章 x 10問)
  • ダブルパッセージ(2つの文章 x 2問)
  • トリプルパッセージ(3つの文章 x 3問)
    =合計15の長文、54問から構成される

新形式の変更点

TOEICの問題形式は、2016年5月29日実施の第210回公開テストより変更されており、第210回以前を旧形式、第210回以降を新形式と呼びます。

最後にTOEICを受けたのが2016年5月29日以前の方は、新形式になってどう変わったのかを理解しておく必要があります。

新形式TOEICのパート7の変更点は以下の通りです。

  • 問題数:48問→54問
  • 出題形式:シングルパッセージが28問→29問に増加、ダブルパッセージ20問がダブルパッセージ&トリプルパッセージ25問に増加
  • 追加された出題内容:
    文書内に新たな一文を挿入する適切な箇所を選ぶ問題
    テキストメッセージなどの形式で複数名のやり取りに関する問題
    関連する3つの文書を読んで理解する問題
    文書中で書き手が暗示している意図を問う問題

TOEICパート7の問題傾向

TOEICは、オフィスや日常生活で使える英語の測定を目的とした英語テストです。そのため、英語圏の人たちが生活をするうえで、見たり読んだりするであろう文章が出題されます。

たとえば雑誌や新聞記事、メールやテキストメッセージといった日常生活にかかわる文章や、請求書や納品書、レジュメといったビジネスで使われる文章など、さまざまな文章が出題されます。

また問題はすべて英語で記されており、問題は(A)(B)(C)(D)の4つの選択肢の中から最も適当なものを選ぶ形式です。

  • 「この通知書の目的はなんでしょう」
  • 「この会社について言及されていないことは何ですか」

のような問題が出され、最も適当なものを選んでマークシートにマークします。

TOEICパート7はどのくらい難しい?

TOEIC パート7は、TOEICで最も難しいパートです。TOEIC600点未満の方であれば、自信を持って正解だと断言できる問題は、ほとんどないでしょう。

実はTOEICパート7最大の難しさは、文章や設問の難しさではなく、時間配分にあります。というのもTOEICパート7では、54問の問題を1問1分の合計54分で解かなければなりません。それもパート1〜6までを解いて疲弊した状態で臨まなければならないので、分からないのではなく時間が足りないケースが続出します。

TOEICを受験したことがある方なら誰しも「パート7の時間が足りない」という経験をしたことがあるはずです。

またパート7の設問には、ひっかけに近い選択肢もよく出てきます。

例えば「6カ月まえに修理をした」という文章が本文にあり、問題のなかには「6カ月まえに故障した」という選択肢があるなど。

本文には、6カ月前に車が故障したとは書かれていません。よって当然正解ではないのですが、「修理」という言葉が「故障」を思わせるので、誤って選択してしまいます。

結果的にひっかけ問題をかわすことができても「あれ、どっちだろう?」と迷うことで、時間のロスにつながります。

そのほか、パート7では答えがparaphrase(置きかえ、言いかえ)されるので、置きかえられた言葉を知らないと、答えが一向に見つからず、ただ時間が過ぎるという問題もあります。

このように、パート7はつねに時間を意識して問題を解いていく必要があり、そこにパート7の難しさがあります。パート7の難しさは、問題の難易度ではなく時間にあります。

  • パート7は長文が続き時間が足りないことが多い
  • 誤った問題を選ぶようなひっかけや、迷うような時間を与える問題が多い
  • 答えが置き換えられ、それを知らないと答えが本文から見つからない

TOEICパート7の対策・勉強方法3つ

TOEICパート7の対策・勉強方法3つ

次にTOEICパート7の対策方法を3つ紹介します。TOEICではパートに応じた対策が必要です。なぜならパートによって問題形式が全く異なるからです。

今回紹介する3つの対策方法は、全てTOEICパート7のためのものです。どれも簡単に取り入れられるので、早速本日のTOEIC対策から導入してみてください。

時間が足りない人は時間配分、時間管理のトレーニングをする

パート7の難しさは時間にあると紹介しました。当然ですが、パート7にはパート7だけの回答時間があるわけではありません。

リーディングセクション、つまりパート5、パート6全てをひっくるめて、75分(1時間15分)の試験時間が設けられています。

時間配分によって、パート7で使える時間を増やすことができます。しかし言いかえると、時間配分がうまくできずに、パート5やパート6に時間を費やしてしまうと、当然パート7の時間が少なくなってしまいます。つまり、時間配分のトレーニングが必須となります。

一般的に、それぞれのパートに費やす時間の目安としては、パート5が10分、パート6が8〜10分、パート7が54〜55分といわれます。ただしこの時間配分は絶対ではないので、自分に最適な時間配分をくり返しの練習のなかで見つけましょう

TOEICパート7では、合計15のセクション、54の設問と数多くの問題が用意されています。問題数が多いので、答えが見つからないときには、諦めて次のセクションに進むといった、切り替えも重要になってきます。

TOEICは時間が足りないテストだからこそ、時間配分や時間管理というものが必要になるということですね。

またTOEICパート7を時間内に解ききるためには、wpmを意識することが大切です。wpmとはword per minuteの略で、1分で読める単語の数を表すための指標です。TOEICパート7を時間内に解ききるためには、83.3wpm以上を目指しましょう。つまり1分間に83.3単語読める速読力を目指しましょう。

速読力の上げ方については、以下の記事で詳しく解説しています。

TOEIC速読のコツ6選!練習方法も紹介

出題の傾向に慣れる

2つ目の対策法は「出題の傾向に慣れる」です。TOEICの問題には形式があり、対策を続けていくことで、ある程度の出題傾向などが分かってきます。

例えば160、161、162という設問があるとき、(絶対とはいえませんが)160の設問の答えは文章のはやいところに隠され、次の設問である161の答えはそれ以降に出てくるなど、それなりの出題傾向はあります。

また、出題の傾向に慣れることができれば「ああこの問題はメールの表題に隠されているな」や「請求書の価格のところに答えがありそうだな」といった、見るべきところの検討がついてきます。

ほかにも、パート7は言いかえが多いという傾向を利用して、まず先に設問を見て、問題の言いかえに当たるところを文章から探すという方もいるかもしれません。

たとえば、advantage(利点、優位)は何でしょうという問題だったら、本文を読むときに利点となる項目にチェックを入れながら、選択肢と照らしあわせるということもできます。

このように、くり返し問題を解くことで、頻出される出題の傾向を把握するというのも、パート7でのスコアアップにつながります。

英語力の底上げをする

パート7の難しさに時間が足りないという問題があると紹介しましたが、読むスピードを上げることができれば、その問題はいくぶん解消されます。では、どのように読むスピードをあげるのかというと、文法と単語といった基本的な英語力の底上げです。

この文法や単語力は、たとえるなら筋力にあたります。いかに速く走る方法を考えてもなにより筋力がないと速く走ることはできません。読むスピードも同じく、文法や単語といった基本的な英語力があってこそ読むスピードが速くなるというものです。

またTOEICは問題もすべて英語で書かれているので、問題を読むのにも時間がかかります。最悪の場合、知らない単語が問題に使われていると回答すらできないことになりかねません。

そのため英語力の底上げは、読むスピードを上げることはもちろんのこと、得点の確率をあげるための一番の対策といっても過言ではないと思います。

英語力の底上げに必要なTOEIC単語帳については、以下の記事をご覧ください。

関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説

TOEICパート7の詳細な勉強方法や、おすすめの参考書については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:TOEIC Part7の対策と参考書を3つずつ紹介【初心者もOK】

TOEIC対策スクールの受講も検討する

トライズTOEIC対策スクール

これまでTOEICパート7のスコアを上げるための対策法をご紹介してきました。しかし、最も手っ取り早くスコアアップできる方法をあげるとすれば、スクールでTOEIC対策の指導を受けることが考えられます。

というのも、TOEIC対策を行っているスクールでは、ただ対策法や勉強法を指導するのではなく、いま何ができていて何が必要なのかを測定し、自分に最適な学習法を見つけることができるからです。つまり、独学ではわかりにくい自分の強み弱みを知ることができ、そこを一気に伸ばすことが可能となります。

独学よりも、スクールで学習したほうがTOEICのスコアが格段と伸びるのは間違いありません。TOEIC対策プログラムを提供しているトライズでいえば、2カ月で最大200点のスコアアップを保障しています。

短期間で点数を伸ばしたい方、スコアを上げたいけれどどのような勉強をすればわからないという方、ぜひ一度、英語学習のプロへのご相談を検討されてみてはいかがでしょうか。

TOEIC短期スコアアップなら英語コーチング「トライズ」

社会人の方で仕事が忙しく、自宅で学習時間を確保できる自信がない方は、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールでは、コーチが自宅学習の管理や学習カリキュラムの作成をしてくれるので、忙しい方や限られた時間しかない方でも、TOEICの短期スコアアップができます。

TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。

TOEIC対策スクールのTORAIZトライズ 受講生のTOEICスコア実績無料カウンセリングも行っています。以下より詳細をご確認ください。

TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」

TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。

そんな方におすすめなのがトライズ

トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。

「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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